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ケータイ刑事銭形泪3話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

BS-TBSの再放送に合わせた「銭形泪・裏ネタ編」の増補も、今回からは第3話「泪と五代の張り込み大作戦! ~一億円消失事件」に移ります。この物語については過去にPART 3まで記している(2008/7/22、24、26付けで記しています。)ので、やはりPART 4からということになります。今回はサブタイトルにある言葉から「張り込み」について、「一億円」について、「消失」について、そしてこの物語の見所の一つであるちゃんと五代さんがやっていた「寸劇」について記します。尚、「張り込み」については「・3話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして追記をしました。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。

張り込み」:いくつかの意味があり、「大金を投ずること」「奢ること」「やり込めること」「見張のために、ある場所に待機すること」「紙片や写真を貼り付けること」というものがある。

この物語をはじめ、一般的には「見張のために、ある場所に待機すること」という意味に解釈されることが多く、様子見、偵察、観察、監視、という言葉が類義語ということになる。(この「張り込み」を英語では「Stakeout」と言う。)

本シリーズをはじめ、刑事ドラマでは「張り込み」というのはお馴染みのものであり、警察が事件の被疑者(捜査段階では、あくまでも「被疑者」であり、「容疑者」ではない。→容疑が固まって逮捕状が発行された時点で「容疑者」となり、逮捕され、その後起訴されると「被告」になる。)の行動を監視することが「張り込み」の目的である。

尚、「探偵」と呼ばれる業務に携わっている人や、興信所の調査員も、依頼内容に応じて「張り込み」を行うことがある。

但し、「張り込み」は、基本的には見張る相手(警察が行う場合は基本的に被疑者となる。)には気づかれないように行うものであり、この物語のように「張り込みをします」と宣言するのは珍しいことである。(→この場合は「護衛」や「保護」するための見張りということになる。)

この物語では、現金とICチップを奪って逃走した犯人(柏木)が戻ってくると判断しての「張り込み」なので、被疑者は柏木として「張り込み」を始めたということになる。(のぶ代に対しては「護衛する」という形になる。)

一億円」:日本の通貨である「円」が1億あることになる金額である。現在の日本の紙幣では、最高額面の紙幣は「1万円紙幣」であるため、現金で「一億円」となると、これが1万枚ということになる。これがどの程度の物理的な量になるかを考えると、1万円札のサイズ(現在発行されている福澤諭吉の新1万円紙幣(=E号券)の場合)は76mm×160mmであり、厚さは0.1mm、1枚の重さは1.02gであるため、積み上げると1mになり、重量は10.2kgとなる。また、体積は12160立方センチ、すなわち12リットルと少しということになる。一段に積み上げるのではなく、持ちやすい大きさにならすとすると、例えば縦に5枚数、横に2枚とすると、38cm×32cm×10cm(厚さ)ということになる。→家庭にあるこれに近いサイズのものというと、HDDレコーダーやビデオデッキといったものが近いことになる。(AV機器は、幅が40cm強、奥行が30cm~35cm程度、高さは10cm弱というものが多い。)但し、重量はAV機器の方は10kgまではなく、5~8kg程度というのが一般的である。(但し、アンプは放熱板があるために、重量がある。)

ちなみに、最初の1万円札である聖徳太子の肖像画の入ったもの(「C号券」と呼ばれるもの)では、サイズが84mm×174mmと一回り大きいため、体積は14616立方センチ、すなわち15リットル弱になる。(HDDレコーダーでは奥行きや厚みのある高級機と言った所になり、ビデオデッキでもEDβの名器ED-V9000といったぐらいですかね。)また、重量も1枚数が1.05gであるため、10.5kgになる。但し、厚さは同じなので、積み上げた場合の高さは変わらない。→これを考えると、1984年に(D号券として)登場した福澤諭吉の1万円札は、サイズが小さくなったということで、紙資源の節約を行ったということにもなるが、見方によっては今までよりも(体積的に)少量の紙が同じ貨幣価値になったということで、インフレが起こっているということにもなる。

[注意]紙幣を積み上げた場合、新札の場合と、市場を流通して回収されたものとでは微妙に異なる。これはしわができることで、積み上げた場合にはピッタリと重ならなくなるためである。一般に、新札の場合はやや薄くなり、使い古された紙幣の場合はやや厚くなる。よって、1万枚を積み重ねると、新札では95cm程度になり、そうでない場合は105cm程度にまでなると言われている。

ということで、HDDレコーダーやビデオデッキなどのAV機器本体1つ分よりもやや重たいということになる。(宝くじの3億円というと、この3倍になるのは言うまでもない。→AVアンプとHDDレコーダー、ビデオデッキの3点セットと言ったところですかね...)

一億円の現金の体積がAV機器1台分とほぼ同じというのは、少ないと感じるか、多いと感じるかは人それぞれである。また、現金強奪事件は日本ではせいぜい数億円という事件しか発生していないが、「一億円」が約10kgという重さを考えたら、1人の強盗が奪って逃げるにはそんな所だろうということに納得してしまいますね...(海外では、複数犯によって、日本円で数十億円に相当する紙幣の強奪事件が発生していますが...)

消失」:消え失せること、消えて無くなること、権利などが自然にその効力を失うことである。英語では「Vanish」または「Disappearance」という。類義語としては「消滅」という言葉がある。また、ここで「消える」というのは、「跡形もなく無くなる」ということであり、お金を使って何かを購入した場合は、お金は消えてしまうがその代価として購入したものが残るため、「消失」とは言わない。

この物語では、一億円が消失するということになったが、その犯行動機が、老人が「安心が欲しかった」「信じられるのは金ぐらい」ということだったが、世知辛い世の中ということを上手く描いていましたね。(ちゃんの逮捕後に見せた切ない表情が、一段とそういう所を表現している...)

寸劇」:ごく短い演劇のことであり、余興として行われたり、歌謡ショーの曲と曲の間に行われたりするものである。また、傾向としてはコントのように笑いを誘うものが多い。(これも歴とした「演劇」の一つということになる。ただ、「演劇」と言うよりは「芝居」と言った方が良いかも知れませんが...)

ちなみに「芝居」とは、語源は神社の境内で行われた猿楽などの芸能を観客が見る時、芝生に座って見ていたことから、その観客や観覧席のことを「芝居」と呼んでいた所から来ている。(「芝」は「芝生」のことである。)やがて、これが人前で行われる能楽や舞踊などを行う場所(すなわち「演芸場」のこと)を指すようになり、更に、そこで行われる芸能のことまで指すようになる。この時、特に演劇のことを指すようになった。

また、「芝居」と言うと、人を騙すために行われる作り事やその騙す行為のことを指す場合もあるが、この物語では、のぶ代がちゃんたちを欺いていたことを考えると、ちゃんと五代さんの行った寸劇は、「芝居」と言った方が言葉の裏にある意味まで考えたら、より面白い言い方になったかもしれませんね。一応、この物語でちゃんと五代さんが行ったものは、「と五代の極貧親子劇場」といった感じの内容だったが、過剰演出がされた笑いを誘うコミカルなものになっていたが、ちょっとしたものということからは「寸劇」という言い方がピッタリくるが、「と五代の極貧親子芝居」と言っても悪くは無いですね。

尚、日本語では「寸劇」のことを「スキット」と言うこともあるが、これは英語では「Skit」と言う単語で呼ばれる「寸劇」をそのまま横文字にしたものである。または英語では「Sketch」と言う言い方もある。(日本語では「絵のスケッチ」と混同されることから、この言葉では呼ばれない。)

 

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