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ラストメール2~いちじく白書#6 [ドラマ]

本作の偶数をはこれまでカスばかりということで、今回は消化試合と決め込んでいたが、やっぱりその通りで中途半端な内容の物語でした。兎に角、余りにも多くのことを取り入れようとして、風呂敷を広げてしまったために、それを上手く畳むことが出来ないで終わってしまいました。

コメディということで、ドタバタに走るのは頷けるが、中途半端なドタバタ専用キャラが中途半端なことしかしないというのは目も当てられないことになってしまうということがどうして分からないのですかね?兎に角、脚本は赤点、シリーズ構成もなっていないズタボロで、単に時流に乗った言葉「婚活」を中途半端なドタバタ騒動にしただけのカスでした。ただ、終了後の待ち受け画像の方は少しだけ改善がありました。→今回はここだけが良い点と言える。

今回のバーチャルメールの配信は7通だったが、最初は完全に今回の物語から浮いた内容でした。まあ、全10話の中で、クライマックスに向けての伏線ということなのは分かるが、前回の最後の部分といい、今回の頭といい、完全にここに入れる必要のないもので、時間の無駄遣いでしかない。で、これがあるために後のドタバタ・コメディが単なる馬鹿騒ぎにしか見えなくなってしまうだけ。脚本よりもシリーズ構成が出来ていないということですね。

しかも、今回のメールはかなり昔に無くなった地元の武士ということで、そんな昔の侍がメールを使うことに疑問を感じる。それに、それだけ長い間成仏できずに彷徨っていたということにもなるし、ちょっと無理がある。更に脅迫まがいの文面で「たたり」と言う言葉を安易に出していて、やろうとしていることを欲張りすぎている。で、話を上手くまとめきることが出来ない悪循環に...

日那比多町では夜目不足を解消するために、婚活パーティが行われる。その準備に動く静香と一希だったが、一希の携帯に、この地で死んだ武士から末裔に嫁をというメールが届いた。末裔・小西は先祖代々の田んぼを守るために独身を貫いていた。一希と静香は婚活パーティに参加させようとして小西の元を訪れたが、相手にされない。すると、侍から「たたりがあるぞ」とメールが届き、慌てた一希だった。一応、婚活パーティのチラシだけは受け取った小西だった。

婚活パーティの当日、男は10人ほどが集まったが、小西は来なかった。一方、女は3人だけ。(1人は完全にドタバタ専用キャラでした。)パーティが始まり、人気は巴が集める。一応、小西が現れて参加するが、場を白けさせるだけで、帰って行こうとする。が、巴が引き止めた。で、良い関係になっていくが、侍からは、あの女はかつての敵方の末裔なので引き離せ、とメールが届く。一希は依頼の身勝手さに呆れてしまい、2人を応援することにした。

が、巴は婿を取って自分の村に連れてくることが目的であり、それを知ったもう一人の参加している女・みのりがそれを暴露した。すると巴はそれを認め、去っていこうとした。

そんな所に、トラックが横転して薬品が用水路に流れ込んでいるという知らせが届いた。小西の田んぼにも薬品が流れ込むということで慌てる一同。小西は慌てて田んぼに向かったが、そこには巴が土嚢を投げ込む姿があった。で、協力して田んぼを守ろうとした2人だった。

巴は小西のことを諦めて帰ろうとしていた。駅で待っていた巴は一希に「あの人が作ったお米、食べてみたかったなぁ」と漏らしたが、小西の姿はなかった。が、そんな所に小西が手作りのおにぎりを持って現れた。

そんな2人を祝うかのように、侍は何かを得ようとすれば、何か犠牲が伴うものだ、として、受け入れることにすると「御免」と結んで去った。

今回の物語がカスだったのは、ネタとして余りにも風呂敷を広げすぎたことである。先祖/末裔、祟り、婚活、それぞれでもしっかりと練り上げれば、1つでも十分に内容を高められるのに、取り入れすぎたためにそれぞれが中途半端に終わり、上手く消化されなかっただけでした。しかも、依頼主となった侍の身勝手さだけでドタバタ劇を作ろうとしていたが、それ以外にもドタバタ要員がいたために、上手く噛み合わず、ボロボロでした。

それにしても、偶数話がこうもボロボロというのはどうして何でしょうか?これが狙っているのだったら凄いことになるのだが...

今回の唯一の良い点だった終了後の待ち受け画像の方は、これまではいちじくんの一希の画像だけだったが、初めて静香が加わった画像となった。(しかし、一希とのツーショットである。尚、一希はいちじくんのかぶり物をしていない。)どうせなら、静香1人の画像にしてくれたら良いのに...→物語が余りにもボロボロだったため、最後にそのお詫びのつねりと解釈しておきますが、一希と静香のツーショットではここも中途半端である。が、物語の方もそうだったが、「中途半端」を徹底したと解釈してもいいかと...

 

↓ある意味ではコレを超えた本作です。

↓静香関係を

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↓今回の脚本を書いた人は、これでも読んでもっと勉強しないと...

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