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ケータイ刑事銭形泪37話(2nd.24話・アナザーストーリー2話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

通算では37話となる「銭形泪・2nd.24話」(アナザーストーリー第2話)の「第三帝国からの挑戦状 ~アドルフ・ヒトラーを迎撃せよ!」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、冒頭でちゃんが覚えようとしていた歴史の出来事が1939年だったことから「1939年」について、柴田さんの暗記法で何度も名前が出た「一休さん」について、そしてちゃんが覚えようとしていた歴史の出来事である「第二次大戦」について、「独ソ不可侵条約」について、「ノモンハン事件」について記します。尚、「1939年」については「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]」で記しているが、それをベースにして追記しました。

尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半は「ここをクリック」、後半は「ここをクリック」してご覧下さい。

1939年」:日曜日から始まる平年である。元号を使っている国では何年になるかというと、日本では昭和14年であり、皇紀2599年でもあった。中華民国暦では28年、満州国では康徳6年、朝鮮では檀紀4272年である。また、干支は「己卯」である。

世界史の中でも焦臭い事件が次々と起こった年であり、何と言ってもヨーロッパでは「第二次大戦勃発」というものが最も大きなことになる。それ以外でも戦左雨に繋がる事件が多発していて、独伊軍事同盟の締結、有力国の国際連盟脱退が相次ぎ、ソ連はフィンランドに侵攻し国際連盟を除名になっている。まさに、戦争に突入という暗黒の一年でした。

日本史でも、米、石油、木炭などの生活必需品が相次いで統制品になって配給制になり、金製品の政府による強制買い上げが行われ、軍部の力が益々強くなり、戦争への準備が着々と進められていった年である。また、大相撲の世界では双葉山が安藝ノ海に敗れて69連勝でストップしたのもこの年である。

この年の内閣は、年明けは第一次近衛内閣であったが、1/5に平沼内閣が成立、8/30には阿部内閣が成立ということで、内閣が年に2回も変わっている。

事件としては後述するノモンハン事件が5月に起こり、日本の大陸(満州)への進出がソ連との国際的な対立を一段と深めていくことになった年でもある。

ちょっと変わった所では、暗黒街の帝王と呼ばれ、アルカトラズ刑務所に収監されていたアル・カポネが釈放されたものこの年である。

「ケータイ刑事」の世界では、「青葉台学園初等部」が創立した年ということなっている。

この年に生まれた有名人をピックアップしておと、俳優では千葉真一、佐久間良子、中村玉緒、大方斐紗子、八代万智子、岸田森、黒部進、水森亜土、夏八木勲、テレンス・スタンプ、ジョージ・レイゼンビー、イアン・マッケランがいる。マンガ家ではちばてつや、水島新司、矢口高雄、水野英子。音楽関係者では、かまやつひろし、寺内タケシ、 ニール・セダカ、イレアナ・コトルバシュ、たちがいる。(その他、色んな分野で活躍している人/活躍した人がいるが、省略します。)尚、この年に生まれた人は今年(2009年)には70歳、すなわち「古希」を迎えている。

また、この年に亡くなった有名人としては、ローマ教皇のピウス11世、小説家の岡本かの子、岡本綺堂、ヨーゼフ・ロート、泉鏡花、作曲家のジョン・ファウルズ、エンリケ・フェルナンデス・アルボス、学者のスタニスワフ・レシニェフスキ、デイヴィッド・ペック・トッド、精神分析学の創始者のジークムント・フロイト、画家のルイス・ウェイン、アーサー・ラッカム、岡田三郎助、村上華岳、俳優の ダグラス・フェアバンクス、という人たちがいる。

一休さん」:室町時代の臨済宗の禅僧・一休宗純のことであり、彼の愛称としてこの名前で知られている。生まれは明徳5年(1394年)京都の生まれで、亡くなったのは文明13年(1481年)である。88歳というのは、当時としてはかなりの長寿であった。(現在でも日本人の平均以上という長寿ですが...)幼名は千菊丸である。6歳で京都・安国寺の像外集鑑に入門、受戒して、周建と名付けられる。17歳で謙翁宗為の弟子となって、戒名を宗純と改める。師の謙翁は応永21年(1414年)に没し、この時、自殺未遂をしている。応永22年(1415年)に京都・大徳寺の高僧・華叟宗曇の弟子となる。文明6年(1474年)には後土御門天皇の勅命によって大徳寺の第47代の住持に任ぜられて、応仁の乱で荒廃した寺の再興に尽力した。

様々な説話を残していることから、江戸時代になって説話が作られ、とんちで有名となった人物である。その後、昭和初期には絵本や紙芝居の題材となり、広く知られている。また、1975年から1982年にはアニメも製作されている。特に、「屏風絵の虎退治」「このはし渡るべからず」は余りにも有名である。

アニメの「一休さん」は彼の少年時代を舞台にした物語であり、安国寺にいた時の物語である。全296話という長寿番組になった。また、AパートとBパートの間のアイキャッチでの「慌てない慌てない。一休み、一休み」と、本編終了後の「はぁ~い。面白かったぁ?じゃぁ~ねぇ~」というのはお馴染みの台詞である。また、とんちを使って考え始めるときのポーズや、考えている最中の木魚の音、閃いたときのチーンという音などは、後に大きな影響を与えることになり、バラエティ番組などでは当たり前のように取り入れられている。

また、このアニメの影響もあって、小坊主のことを「一休さん」ということもある。

第二次大戦」:英語では「World War Ⅱ」または「The Second World War」と言い、日本語では「第二次世界大戦」というのが正式名称である。1939年から1945年にかけて、連合国と枢軸国との間で行われた世界規模の戦争であり、ヨーロッパ、北アフリカ、中国、東南アジア、東アジア、太平洋が戦場となった。規模の点では、兵力、戦費、戦場、損害などのあらゆる面で於いて人類史上最大の戦争である。

連合国に加わったのは、ソ連、アメリカ、イギリス、中華民国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、オランダ、フランス、南アフリカなどで、枢軸国に加わったのはドイツ、日本、イタリア、フィンランド、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、クロアチア、スロバキア、タイ、イラン、ヴィシーフランスなどである。

発端はヨーロッパであって、1939/8/23に独ソ不可侵条約が締結され、9/1にドイツ軍がポーランドに宣戦布告して侵攻し、これが勃発日とされている。そして9/3に英仏がドイツに宣戦布告を行った。最初はドイツの東進とソ連の西進で東ヨーロッパが舞台となるが、1940年になるとドイツが西進を開始してヨーロッパ全土が戦場になり、北アフリカまで戦火が拡大していくことになる。

一方、アジアでは、1937年以来、日中間で戦争状態になっていたこともあって、日本はヨーロッパでの戦争への不介入方針を掲げるも、1940年9月に日独伊三国軍事同盟を締結し、1941/12/8に日本海軍がハワイ・真珠湾の奇襲によって日米が参戦、更に中華民国が宣戦布告して太平洋戦争が始まり、更に独伊がアメリカに宣戦布告して世界規模に拡大した。

当初は枢軸国側が有利に進み、占領地を拡大していくが、1942年6月のミッドウェー海戦で日本海軍がアメリカ海軍に敗北した頃から形成は逆転するようになり、1943年2月のスターリングラードでのドイツ第6軍が敗北したことで連合国側が優勢となり、1943年7月にイタリアが連合国に降伏、ドイツと日本に対する攻撃が激しくなり、1945/5/8にドイツが連合国に降伏、8/14に日本がポツダム宣言を受諾して降伏(発表は8/15)、9/2に連合国軍戦艦ミズーリ号艦上での降伏文書調印によって終結した。(この日が終結日である。)

尚、日本では「太平洋戦争」または「大東亜戦争」と言うが、これは第二次世界大戦の局面の一つであり、アジア太平洋地域を舞台とした戦争のことを指している。尚、「大東亜戦争」には1937年からの支那事変からを含める/含めないという解釈があり、含めた場合は「太平洋戦争」よりも期間が長くなり、「太平洋戦争」とは同義にはならない。

独ソ不可侵条約」:1939/8/23に、ドイツとソ連との間で締結された不可侵条約である。別名「ヒトラー=スターリン条約」とも言われている。(署名をしたのは両国の外務大臣であるモロトフとフォン・リッベントロップである。)当時のドイツはヒトラーが、祖堅はスターリンが指導者であり、この両者は犬猿の仲と言われていただけに、手を結ぶことになったこの条約は世界を驚かせた。

この条約は、不可侵というだけでなく、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ルーマニア(いずれも当時は独立国であった)を両国の勢力範囲に収めた秘密議定書を含んでいて、フィンランド以外の国はこの後にドイツ、またはソ連に侵攻されて、占領されたり、領土を譲ることになった。特にポーランドは両国に分割占領された。

条約の有効期間は10年間として、一方が有効期間終了の1年前に破棄通告をしなければ5年間の自動延長となる、という条項があったが、1941/6/22に開始されたドイツのバルバロッサ作戦でソ連に侵攻したことで、この条約は破棄された。

この条約によって、ドイツは東西の2正面で開戦という最悪の事態を避けられるようになり、英仏との戦いに有利な状況を作り上げることとなった。そのため、この条約は第二次世界大戦勃発を早めたとされている。また、ソ連はこれによって英仏と独の両方から敵視されて戦争に巻き込まれる可能性が高いとされていたが、この条約によって三国を敵にする自体から逃れることが出来た、とされている。

日本に対する影響は、モンゴル人民共和国との国境紛争、ノモンハン事件の最中であり、ソ連と敵対関係にあった真っ直中であり、ドイツのこの条約締結は、ドイツとの間で結んでいた日独防共協定に違反する行為とみなし、平沼内閣は日独同盟の締結交渉中止を閣議決定し、総辞職することにつがった。

ノモンハン事件」:1939年5月から9月にかけて、満州国とモンゴル人民共和国の間の国境線を巡って発生した日ソ両軍の国境紛争事件である。当事国は満州国とモンゴルであるが、それぞれの後ろ盾となった日本とソ連が実質的な戦いを繰り広げている。

尚、日本とソ連は、これを国境紛争と見なしているため、「ノモンハン事件」(日本)、「ハルハ河の事件」(ソ連)と呼んでいるが、モンゴルではこれを戦争と見なしていて「ハルハ河戦争(ハルヒン・ゴル戦争)」と呼んでいる。

 

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