ROLLING STONES『BLACK AND BLUE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1976年に発表されたアルバムであり、M・テイラー脱退を受けてR・ウッドが初参加したアルバムである。(ギタリスト探しをすることになったアルバムとしても知られている。)新しいギタリストが誰になるのか?ということもあって、話題を集めたアルバムとなり、イギリスでは最高位2位、アメリカでは1位を獲得している。(2週連続1位の後、1週だけ1位を明け渡し、再び2週連続1位となり、トータルで4週1位を獲得した。)また、1976年のBillboard年間アルバム・チャートでは35位にランクインしている。
収録曲は以下の全8曲である。『Hot Stuff』『Hand Of Fate』『Cherry Oh Baby』『Memory Motel』『Hey Negrita』『Melody』『Fool To Cry』『Crazy Mama』。
この中からシングル・カットされたのは2曲で、『Fool To Cry』はイギリスで最高位6位、アメリカでは最高位10位を記録、『Hot Stuff』はアメリカで最高位49位を記録している。(2曲とも、Billboardの年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)
本アルバムからのお薦め曲は、『Fool To Cry』、『Hot Stuff』のシングル曲と、『Hand Of Fate』『Cherry Oh Baby』『Hey Negrita』をピックアップしておく。特にレゲエの料理方法が上手い『Cherry Oh Baby』はシングル・カットしても良かったと思うのですが...
本アルバムは、チャート成績もセールスも悪くないのに、今一つ評価が良くなく、サウンドが変わったことに賛否が分かれている。そのため、陰に隠れがちのアルバムとなっているが、ファンの間では人気の高いアルバムとして知られている。有名なギタリストがストーンズに加入するのでは?と言われていたこともあって、話題性の点では十二分であったことから、サウンドについての評価が少なくなったこともあるが、ファンはよく分かっているということですね。やはり、じっくりと聴いておきたいアルバムである。
それにしても、『Fool To Cry』の邦題が「愚か者の涙」というのは、なかなか上手い付け方である。'70's中期までは、邦題の付け方も上手かった時期でもありました。
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