「NEIGHBORS」 [映画(洋画)]
表題の作品は1981年のアメリカ映画「ネイバーズ」である。「ブルース・ブラザース」の名コンビによるブラック・コメディ作品であり、同時にJ・ベルーシの遺作でもある。ただ、コメディとしては、ちょっと空回りしている所がありますけど...
作品データを記しておくと、時間は96分、原作はトーマス・バーガー、監督はジョン・G・アヴィルドセン、脚本はラリー・ゲルバート、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はビル・コンティである。そして出演は、ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、キャスリン・ウォーカー、キャシー・モリアーティ、ローレン・マリー・テイラー、たちである。
ニューヨーク郊外の一軒家に住むアールは平凡な中年男であるが、都会の雑踏が苦手だった。妻のイーニッドは話し相手がいないことが不満だったが、それなりに満足した暮らしをしていた。そんな時、隣にビックとラモーナという夫婦が引っ越してきた。この夫婦の行動は、常識人のアールには理解出来なかった。ビックは勝手にアールの家の中を歩き回り、ラモーナはアールの寝室に忍び込んだり、シャワーを勝手に使っている。アールがその気になったときには姿を隠してしまう。が、イーニッドにしたら話し相手が出来たことを喜んでいた。そんな時、学校の寮に入っている娘・エレインが帰ってきて、両家はパーティを開くことになる。夜遅くまで馬鹿騒ぎをしていると、ビックの家は火事で丸焼けになってしまう。仕方なく、アールは妻と娘に説得されたことで、ビックとラモーナを泊めることにした。しかし、色々と騒動が起こり、遂にアールはぶちぎれて、反撃に出ることにしたが...
コメディとしてのツボは抑えていて、賑やかに物語が展開するが、演出の点でちょっと空回りしている所がある。「ブルース・ブラザース」のコンビと言うことで、あの息のあった所が今一つ出ていないのが寂しい所。しかもこれがベルーシの遺作になってしまったというのは...
ただ、本作に登場したような隣人だと、つきあいは考えてしまうが、隣人とは仲良くしたいところですね。
↓本作はDVD化されていません。
↓J・ベルーシに関して
サタデー・ナイト・ライブとアメリカン・コメディ―ジョン・ベルーシからジャック・ブラックまで
- 作者: みのわ あつお
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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