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野球狂の詩#19「脅迫スリーラン」 [アニメ]

今回の物語は、シリーズ終盤で優勝争いをしているメッツとアパッチの優勝争うが繰り広げられる中、鉄五郎の孫、岩田清志の子・武司(平成版ではガメッツに入団してメッツにトレードされることになり、鉄五郎と同一チームに入団することになる。)が誘拐されるという物語。孫のことを考えて警察には通報せずに犯人の言いなりになる鉄五郎と清志という展開は、問題があるように感じられるのですがね... →10年前なら放送出来ず、ここ数年は「作品のオリジナルを尊重して…」ということで放送出来るということですかね...???

優勝争いをしていて、球状に向かおうとしていた鉄五郎と清志。そこに1本の電話が掛かってきて、岩田清志の息子、鉄五郎の孫の武司を誘拐した、と告げられた。鉄五郎は武司の命を尊重して、警察には通報せず、犯人の言いなりになることにした。

メッツは首位にいて、優勝間近であったが、それには今シーズン30勝5敗というエース・岩田清志の存在が大きかった。が、その日の岩田清志はボロボロで、初回からアパッチに滅多打ちを喰らっていた。そして完敗してアパッチが追い上げてきた。次の試合もメッツは苦戦し、リリーフで岩田清志を投入するもやはり打たれて敗戦。結局、メッツはアパッチと並ばれ、エースの岩田清志の調子が最悪で、アパッチの逆転優勝いうムードとなる。

そんな中、岩田家の異変に気づいた男がいた。それは清志と共に孤児院で育った鬼島だった。状況から武司が誘拐されたと感じた鬼島は、岩田家を尋ね、電話に盗聴器をこっそりと仕掛け、それによって事情を知った。が、派手に動くと武司が危険と感じ、1人で動くことにした。

最終戦、メッツとアパッチの優勝を賭けた一戦で、犯人の要求に従って登板した清志。試合は0-0のまま9回へ。犯人の要求は4番まで回すこと(当然、そこで打たれて、アパッチ優勝が目的)で、その時に武司の姿を見せる、と言う。それに従った清志だったが、肩を痛めて投げられなくなってしまった。それを見て鉄五郎が急遽リリーフした。犯人は武司を連れてバックスクリーンの中にいた。場内放送で、バックスクリーンから出るように注意されるが、武司の生きている姿は確認出来た。しかし、これは一人で張り込んでいた鬼島の計算違いだった。(鬼島はバックネット裏のスコアボード付近に現れると考えた。)

鉄五郎は打たれるつもりで必死になって投げるが、結果は三振で試合は続いた。そして、主砲国立のサヨナラホームランで、メッツの勝利と優勝が決まった。歓喜のメッツ・ナインだったが、胴上げの輪に鉄五郎と清志の姿はなく、結果的に犯人の要求に従わないことになったため、武司が生きていないのでは?と考えたためだった。が、ベンチの電話が鳴り、武司は無事に帰宅したと連絡が入った。また、犯人は鉄五郎と清志の前に現れて、目的を告げた。アパッチのファンの息子に手術を受けさせるためだったが、試合中に息子はよれよれで必死に投げる鉄五郎の姿を見て、鉄五郎ファンになったのだった。で、これからその手術の応援で、鉄五郎と清志は犯人と共に病院に向かい、警察には一切届けでなかった。

物語としたら、色々と問題があると思われる部分があるだけに、慎重に扱う必要がある。ただ、少なくとも警察に届け出ないと警察は動くことが出来ないだけに、結果的に武司は無事に帰ったため、これは何もなかったことになる。(警察の記録にも残らない。但し、岩田家の記憶には残る。)誘拐目的が金銭目的ではなかったものの、こういうのって、どうなのでしょうかね...

尚、この物語で岩田清志は孤児院で育ったと言うことが明らかになったが、詳しいところまでは述べられていない。平成版ではアメリカに移住したとなっているだけで、やはり詳しくは描かれていない。シーズンに30勝もするという現在では考えられない成績を残した大エースとしてら、ちょっと寂しいところでもありますね。(そもそも、30勝5敗って、最低でも35試合に登板する必要があるが、現在のプロ野球では先発投手は年間では30試合登板をするかしないかであるだけに、時代が完全に違いますね。)

今回の物語中のエラーは、やはりスコアボード関係にありました。アパッチとの最終戦で、試合は0-0で進んでいっているのに、ピッチャーが投げる所(ホームベースからのアングル)では、スコアボードの得点経過が無くなっていて、初回の状態になっているというところです。まあ、スコアボード関係のエラーというのは本作では当たり前になっているだけに...

次回の物語は「スチール100円」です。これはメッツ・ナインではなく、メッツの本拠地・国分寺球場でスリをしている親子の物語です。「100円」という所が時代を感じさせるが、現在なら500円という所ですかね?(小銭で最高額のものを1つしか盗まないということから...)

 

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