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古代少女ドグちゃん#8 [ドラマ]

今回の物語は、ちょっとシュールな物語になっていました。また、第1話の妖怪鯉びとの使い回しという造形は、鯉びとの兄・鯉しくて、ということで片付けていたが、こういう所もアイデア次第ということですね。それにしても、前回とは全く世界観が違う(と言うより、前回が余りにも異質すぎたと言った方が正解ですね。)ものの、結構身近な問題を取り上げていただけに、これはこれでよろしいかと...(前回と比べると、風刺度ということではちょっと物足りなさを感じましたけど...)

ドグちゃんの食事・木の枝が不味いということで、探しに活かされる誠。(この辺りは「僕」らしいところですね。)公園で捜していると、同級生・紀美香から相談を持ちかけられた。最近。母・美枝子の様子がおかしいということで、オシャレして何処かに出掛けているらしい。で、美枝子を一緒に尾行するように頼まれる。

一方、ドグちゃんは誠を探しにやってきて、誠と紀美香の様子を目にして「なんかムカつく」、ドキゴローは誠に対するドグちゃんのヤキモチを感じ、「恋」と言う言葉を口にすると、ドグちゃんは「恋って、子孫繁栄のための初期段階のこと」と、この割り切り方が凄いですね...

和服を着て出掛けた美枝子の尾行をする誠と紀美香。美枝子は料亭・鯉菜に入って行った。紀美香に「中を見てきて」と頼まれる誠は、その様子を見ていた。で、美枝子はウオヤという男と会っていた。そしてウオヤが美枝子を膝に乗せて、鯉の刺身を食べさせて貰うと、様子が変わった。

母のことが気になる紀美香は、美枝子が何をしているのかを見ていないのに、母に嫌悪感を抱くようになる。が、母は他界している誠は「どんなお母さんでもいるだけで幸せだろう」と言ったのは意味深ですね。

一方、ドグちゃんは誠に対する恋心を抱き始めたようで、「やっかいな気持ちにさせた罰として、コテンパンにしてやる!」と言って、誠を追った。

鯉の刺身を口にした美枝子はすっかり人が変わり、「ウオヤさんのためなら悪魔になれる」と口にした所でウオヤは正体を現した。そのは妖怪・鯉しくてだった。そして鯉しくてによって理性を失ってしまった美枝子。そんな母のことが気になる紀美香と誠の元にドグちゃんがやってきた。が、紀美香はドグちゃんを一蹴。そんな所に、ウエディングドレス姿になった美枝子が「第二の人生を始めるけじめを付けに行く」と言って誠に挨拶すると、家に帰っていった。しかし、この時、紀美香には全く気づかなかったことで、紀美香はショックを受けるも、後を追った。誠も後を追おうとするが、ドグちゃんに止められてしまう。そこにウオヤが介入し、ドグちゃんに恋を教えると言って洗脳しようとする。誠がウオヤを突き飛ばして、ドグちゃんを助けるが、ドグちゃんの様子はちょっとおかしかった。

家に戻った紀美香が目にしたのは、離婚届に判を応用に、父に強要する美枝子の姿だった。離婚場絶対に嫌と言って抵抗する父だったが、美枝子は力で判を押させようとする。(この時、昔のアイドル時代で、野球のユニフォーム姿の石野真子さんの写真がちらっと出たが、原案の井口昇監督の世代であれば、かつてはファンだったのでしょうね。)

紀美香も止めようとするが、止まらない。そんな所に誠に連れられたドグちゃんが登場。(それにしても「夫婦なんて、子孫を残すためだけの存在なんだから」と言うドグちゃん。今回はドグちゃんのブラック度が一番高かったですね。)美枝子に向かって行くが、美枝子に歯が立たず、「今までの妖怪で一番強い」と口にして失神してしまった。

更に、そこに妖怪・鯉しくてが登場。美枝子に離婚届を求める。ドキゴローが妖怪検索をして、鯉しくては鯉びとの兄で、離婚届をエネルギーにしている妖怪だった。そんな所に、離婚届を用意した(別の)主婦がやってきて、鯉しくてにそれを食べさせた。「夫婦の溝は美味い」と言った鯉しくてに誠と紀美香は激しい怒りを感じ、紀美香は側にあった布団叩きで立ち向かい、その隙に誠は気絶しているドグちゃんを連れて別の部屋に逃げた。ドグちゃんの目を覚まさせようとする誠を見た紀美香は、誠がドグちゃんのことが大好きだと感じ、家族写真を手にすると、再び布団叩きで立ち向かっていった。

鯉しくてと美枝子に対して、紀美香はこれまで言えなかったことを口にする。それに心が揺れる美枝子。また、意識を取り戻したドグちゃんも「参上!」そして紀美香の持っていた家族写真を破り、それをエネルギーとして吸収して、鯉しくてに立ち向かい、「ドキドキウェーブ」で鯉しくてを退治した。

すると美枝子は正気に戻り、父も今まで口に出来なかったことを詫び、家族愛によって家族の絆を取り戻した。

それを目にした誠も安心して、帰って行った。後日、ドグちゃんにこき使われて背負って学校まで連れて行かされている誠は、ゴミ捨てに出た美枝子の姿を目にしたが、つまらなそうな顔をしていた。これに誠は「幸せなんて案外退屈なものかな」と言うが、ドグちゃんは「誠に退屈なんて与えない」と言って玩具にしていた。

全体を通してシュールなブラック・ネタが繰り広げられていくが、ドグちゃんが誠に対して抱いた恋心と、紀美香に対するヤキモチと言う様に、妖怪ハンターとしてではないドグちゃんの姿は今までにないと頃でしたね。が、ドグちゃんの誠に対する気持ちって、やはり上から目線であり、これがどうなっていくのかが今後のポイントですね。

結局は「家族の絆」「家族愛」が一番強かった、ということで、物語としたら収まるところに収まったというものだったが、まさか石野真子さんのアイドル時代の写真まで登場するとは思いませんでした。

次回は妖怪肉食姉妹の登場で、ゲストが大沢逸美。やはり、井口監督の世代であれば、かつてファンだったと考えられるだけに、今回の石野真子と同様に、かつてのドラマでの姿(暴走族の頭を演じたり、不良少女などを演じていましたが...)を意識しているのでしょうね。

また、本作の高知と北海道の放送は来年になってからということだが、2/20からは東京で劇場公開も決定しいう。が、その劇場版って、TVシリーズが未放映の東京でというのなら、新撮ではなくてテレビ版を再編集したものになるのかも知れませんね...???

また、本作は全12話ということで、MBSは年内12/23深夜で終了です。

 

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↓一応、こういうものを...(アイドル時代のものです。)

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