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RASPBERRIES『RASPBERRIES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1972年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。クリーブランド出身で、後にソロ・アーティストとして成功するERIC CARMENが在籍していたバンドとして知られているが、サウンドの方もなかなか'60'sのブリティッシュ・インベージョンの影響を受けたものに独自のスタイルを有しているということで、'70's前半の音楽シーンに大きな影響を与えることになるあのバンドのデビュー作である。彼らは1975年に解散することになるが、デビュー・アルバムは彼らの最大のヒット曲が収録されているアルバムである。(アルバム・セールスやチャート成績は2nd.アルバムが最高であり、ワンアルバムは2番目の成績であった。)尚、本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートで最高位51位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『Go All The Way』『Come Around And See Me』『I Saw The Light』『Rock & Roll Mama』『Waiting』『Don't Want To Say Goodbye』『With You In My Life』『Get It Moving』『I Can Remember』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であり、『Don't Want To Say Goodbye』はBillboardのシングル・チャートて最高位86位を記録していて、デビュー・シングルとしてはそこそこのヒットとなった。続く『Go All The Way』は彼らの最大のヒット曲であり代表曲であるが、Billboardのシングル・チャートで最高位5位を記録する大ヒットとなった。また1972年のBillboard年間シングル・チャートでも33位にランクインしている。

本アルバムからのお薦め曲は、やはり彼らの代表曲である『Go All The Way』が筆頭である。(この曲を聴かないことには彼らを語ることが出来ないのは言うまでもない。)そして記念すべき1st.シングルの『Don't Want To Say Goodbye』、それ以外では『I Saw The Light』『Rock & Roll Mama』『With You In My Life』という所をピックアップしておく。

活動期間はそれほど長くなく、発表したオリジナル・アルバムは4枚しかない彼らであるが、'70's前半のアメリカの音楽シーンに与えた影響(「パワーポップ」と呼ばれているもの)は大きいだけに、しっかりと聴いておきたいバンドの一つである。しかも、その彼らの代表曲が収録されているアルバムでなので、必聴である。また、E・カルメンのファンの方も、バンド時代の彼を知るためにも必聴である。また、近年になって「パワーポップ」がちょっとしたブームになっていて、彼らの名前を耳にすることが増えているだけに、再評価して貰いたいバンドでもある。

 

Raspberries

Raspberries

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RPM
  • 発売日: 2005/01/11
  • メディア: CD


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