「VEGAS VACATION」 [映画(洋画)]
表題の作品は1997年の映画「ベガス・バケーション」である。原題に「NATIONAL LAMPOON'S」という文字が消えているものの、前作から8年ぶりとなったシリーズ第4作である。(現在「N」の作品を記しているが、ここで記しておかないと本作は忘れてしまいそうなので、「V」まで待たずに記してしまいます。)
お馴染みのグリズワルド家の家族旅行でのドタバタブリを描いたコメディ作品である。8年で莉となる本作は、家族でラスベガスに旅をするというものである。(まあ、お約束と期待通りのドタバタブリを見せてくれます。)
作品データを記しておくと、時間は94分、監督はスティーヴン・ケスラー、脚本はエリザ・ベル、撮影はウィリアム・A・フレイカー、音楽はジョエル・マクニーリイである。そして出演は、チェヴィー・チェイス、ビヴァリー・ダンジェロ、ランディ・クエイド、イーサン・エンブリー、ウェイン・ニュートン、マリソル・ニコルズ、ウォーレス・ショーン、シェー・ドリン、たちである。
家族旅行をすることが楽しみなグリズワルド家のクラークは、ラスベガスに旅行する計画を立てた。が、妻のエレンは乗り気だが、息子のラスティと娘のオードリーは乗り気でなかった。が、何だかんだで家族4人でラスベガスに向かった。フーバー・ダムの見学をしたものの、やはり目当てはラスベガスの豪華なショーとギャンブルであった。ラスベガス旅行ではお約束のレジャーを楽しむ一家だったが、妻・エレンはショーに出演している歌手・ウェイン・ニュートンに口説かれて、プロポーズをされ、娘・オードリーは自分もダンサーとなることを目指すようになり、セクシーな衣裳を身に纏って怪しげなクラブで踊ってお金を稼ぐようになる。そして息子・ラスティは偽造したIDカードでギャンブルに勝って大儲けをしてギャンブルにハマってしまう。そしてクラークはギャンブルに負けて大きな借金を作ってしまった。ということで、一家はバラバラになってしまった。クラークはラスベガスの郊外に住む従兄弟のエディに協力して貰い、お金と家族の絆を取り戻すために奮闘を始めたが...
何だかんだで、主人公の一家のハッピーエンドで終わる展開は楽しくて良いのだが、ちょっとふざけすぎているという感じもしないでもない。特にギャンブルで儲けるというのは、運次第であるはずなのに、本作では犯罪紛いになっているだけに... が、笑い飛ばすためのコメディ作品なので、そこはまあよろしいんじゃないですかね...
第1作のように、もう少しブラックな笑いにすることもできたでだけに、ちょっと残念でした。→ブラックな笑いにしなかったということで「NATIONAL LAMPOON'S」という文字をタイトル(原題)から削除したというところでしょう。
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