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ケータイ刑事銭形泪38話(2nd.25話・アナザーストーリー3話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形泪[裏ネタ編]」は、通算では第38話となる2nd.25話(アナザーストーリーの第3話)の「未確認生物メッシー現る ~マルコポーロを迎撃せよ!」に突入です、初回となる今回はサブタイトルにある言葉から「未確認生物」についてと「マルコ・ポーロ」について、そして「メッシー」の元ネタとなる「ネッシー」「クッシー」「イッシー」について、そして劇中で少しだけ触れられていた「東方見聞録」について記します。尚、「未確認生物」については「未確認生物(U.M.A.)」として、「ネッシー」については「ネス湖のネッシー」として「・6話[裏ネタ編]」で記しているが、それをベースにして加筆しました。

尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)は「ここをクリック」してご覧下さい。

未確認生物」:「未確認動物」と言うこともある。英語では「Cryptid」と言う。尚、日本では「未確認飛行物体」に類似した言い方として「Unidentified Mysterious Animal」として、この頭文字から「UMA(ユーマ)」と言うこともある。(これは日本だけで呼ばれている言い方であって、世界的には通じない。尚、これについては「海・1st.6話」で高村さんは「うま」と呼んでいた、これは謝った読み方であって、「ゆーま」と読むのが正しい。)

生物学的に存在が確認されておらず、目撃例や伝聞による情報のみがある生物のことである。当然のことながら、伝説として語り継がれている空想上の動物や妖怪の類は含まれない。尚、「生物学的に確認する」というのは、目撃(目撃写真やビデオ、足跡などの物的なものを含む)だけがあっても「確認」とはならず、学問的に、どういう分類がされるのか、進化の過程はどういうものなのか、類似した生物との関係は、等が明らかになって生物学的に分類された事で「確認された」ことになる。(当然、生物学的に確認されると、その時点で「未確認生物」ではなくなるが、それまでは「未確認生物」である。)

現在、「未確認生物」として知られているものとしては、アメリカ・ロッキー山脈の「ビッグフット」、イギリス・ネス湖のネッシー(近年では否定する意見が多くなっているが、完全に「否定」という結論は出ていない。)、ヒマラヤ山脈のイエティ(雪男)、中国のテンシー(チャイニーズ・ネッシー)などが知られている。また、日本では、北海道・屈斜路湖のクッシー、鹿児島県・池田湖のイッシー、ツチノコなどが「未確認生物」として知られている。

また、以前は「未確認生物」とされていて、生物学的に確認されたものとしては、ジャイアント・パンダ、ローランド・ゴリラなどがある。これらの動物は19世紀以降に確認されたものであり、それ以前は「未確認生物(動物)」であった。

尚、未確認生物は、目撃談として語られているものであるため、伝聞されている間に尾ひれが付くことがある。また、面白おかしく脚色されていることもある。で、「謎の生物」ということでミステリーやオカルトの世界と融合しやすく、柴田太郎さんのようなマニアも生まれている。→100%信じるというのには色々と無理があります。(ただ、何処まで信じるかは、思想の自由もあるので、人それぞれですけど...)

マルコ・ポーロ」:MARCO POLO、13世紀から14世紀に生きたイタリア・ヴェネチアの旅行家である。生まれは1254年で、商人の子として生まれる。1271年に父と叔父と共に、陸路をアジアに向かい、中央アジアを経て元の(夏の都である)上都に入り、皇帝フビライに謁見し、その後、17年間に渡って元に仕える。その間に中国各地を旅行して見聞を広めた。1292年にイル・ハンに嫁ぐタタール族王女に付き添って、無事に送り届ける役割を命じられ、泉州を航路で旅立つ。マレー半島、スマトラ、インドの海岸沿いに航行し、ペルシャに到着する。任務を終えたマルコ・ポーロは、その後は陸路で故郷・ヴェネチアに向かい、1295年の冬に、24年ぶりに帰国した。

その後、ジェノヴァとの戦いで捕虜となって投獄され、この時に口述したものがルスティケッロが記した「東方見聞録」である。→マルコ・ポーロが記したというのは正確ではなく、彼が口述したものをルスティケリが記して編纂したものである。また、晩年には「自分が本当に見たことの半分も書いていない」と言ったとされている。

ネッシー」:「Nessie」。イギリス・スコットランド北部のハイランド地方にあるイギリス最大の淡水湖のネス湖で多数の目撃例が報告されている未確認生物である。「ネス湖の怪獣」と呼ばれているが、その存在は確認されていない。20世紀の最大の謎の一つとして世界的に知られている未確認生物であり、その代表的なものである。そのため、他の場所でこれに似た未確認生物は「○○ネッシー」と呼ばれることが多い。(「チャイニーズ・ネッシー」はその代表である。)

尚、生息しているとされているネス湖は狭長な形をした淡水湖であり、長さは約35km、幅が約2kmという非常に細長い湖であり、面積は約1800平方キロである。最大深度は230m、氷食を受けた地溝湖である。北東にはネス川が流れ出ていて、その河口にある都市・インヴァネス(ハイランド地方の唯一の市で、人口は約5万人)が最寄りの都市である。

19世紀から目撃例が報告されているが、20世紀になってから、とりわけ1933年以降に目撃例が多くなり、写真や映像も公表された。その正体についても色色々と語られていて、目撃証言や写真から推察して、恐竜時代に生息していた大型水棲爬虫類の首長竜の生き残り説が古くから語られてきた。また、同じ生き残り説でも、竜脚類の生き残り説もあり、更には哺乳類説、両棲類説、魚類説、海牛類説などもある。

但し、目撃証言や写真の多くは自然現象の誤認であり、他の既知の動物であったり、船舶や流木、波またはその影であることが証明されている。若しくは、完全に捏造と判断されているものもある。ということで、存在に関しての決定的な証拠はない。また、「首長竜の生き残り説」はネス湖は氷河の侵蝕によって誕生した湖であるため、恐竜が生きていた時代には氷の地であり、科学的に生き残りということはあり得ないとして否定されている。

また、1993年になって、長い間、ネッシーの存在の根拠となっていた1934年に撮影された写真(既に、大型生物ではなく、小さなものということは証明されていた。)がトリック写真であったと、撮影者が(死の前に)告白したことから、ネッシーの存在を否定する意見が更に強くなった。(この写真は、その時には既に、科学的な検証で、他のものと思われるという考えが主流になっていた。)

それ以外の写真や映像も、21世紀になってからの再調査による解析では、それに写っている物はボートの航跡、群れをなした水鳥、ボート、流木、小さな影であることが確認された。ということで、現在では「存在しない」と言う考えが主流になっている。

クッシー」:北海道屈斜路湖に棲息するとされている未確認生物であり、日本の未確認生物としては最も有名である。名前はネス湖のネッシーに因んで、屈斜路湖の怪物と言うことで「クッシー」と命名された。1972年に最初の目撃例があり、1974年にはクッシーと思われる写真が撮影されている。その後、70年代には多数の目撃証言があるが、1997年6月の目撃証言以降は全く目撃例が報告されていない。

コブのようなものが目撃避けていて、その大きさは10~15m程度であり、首長竜の生き残り説、イトウ説、アメマス説などがあるが、招待は謎のままである。ただ、北海道では首長竜の化石が多数見つかっていることから、首長竜の生き残り説が強く支持されているが、カルデラ湖である屈斜路湖には餌となる魚が存在しないとして、存在自体を否定する意見もある。

屈斜路湖は北海道弟子屈町にあり、日本最大のカルデラ湖である。面積は約80平方キロ、湖岸の長さは約57km、湖面の標高は121m、最大水深は117m、平均深度は28mである。また、湖の中にある中島は周囲12km、面積5.7平方キロという大きな島であって、日本にある湖中島では最大の島である。(また、中島は二重式火山でもある。)

イッシー」:鹿児島県指宿市にある池田湖に棲息するとされている未確認生物である。1961年に初めて目撃されたとされているが、有名になったのは1978年のことである。9月に20人以上が目撃されたとし、更に写真が撮影されて、一気に未確認生物がいるとして話題になった。

イッシーの招待は不明であるが、池田湖にはオオウナギが棲息していることから、その巨大なものというのが定説になっている。またはハクレンの群の魚影の誤認ではないかという説も有力である。イッシーは体長は約10m~20mという大型の水棲生物とされていて、目撃証言の多くは「黒いコブのようなものが移動していた」というものが多い。

尚、池田湖は保母円形のカルデラ湖であって、周囲は約15km、直径は約3.5kmの淡水湖である。九州最大の湖であり、湖面の標高は66m、深さは233mである。また、湖底には固定火山があることでも知られている。

東方見聞録」:イタリアの旅行家・マルコ・ポーロが東洋(元の国)を旅した旅行記である。1298年から1299年に獄中にいたマルコ・ポーロが口述し、それを同じ獄中にいたルスティケッロが筆記したものである。内容は、元の国についてが詳しく記されているのをはじめ、13世紀末の東洋についての様子が詳しく記されている。

日本では、「東方見聞録」という名前で知られているが、この写本のタイトルは「Il Milione」である。(日本語に訳すと「百万」である。)また、別名としては「世界の記述」(La Description du Monde)という名前が知られている。

尚、ルスティケッロはピサ出身の小説家であり詩人でもある。アーサー王伝説の「アーサー王の円卓騎士物語」の翻訳者として知られている。

「東方見聞録」は4冊の本から構成されていて、1冊目はヴェネチアを出発して元に到着するまでの中央アジアで遭遇したことが記されている。2冊目は元についての内容であり、元の皇帝であるクビライについてや宮廷のことなど、元についてが記されている。3冊目は当時の東アジアの国々についてのことが記されていて、日本が「ジパング(Zipangu)」として記されている。日本以外では、インド、スリランカなどについても言及されている。さして4冊目は、モンゴルの戦争に関してとロシアなどの極東(極北)地域についてが記されている。

当時のヨーロッパでは、アジア(東アジア)を訪れた人は殆どいなかったものの、内容については懐疑的だった。そのため、マルコ・ポーロは嘘つき呼ばわりされることになる。が、彼の死後も写本されていき、ヨーロッパの人々のアジアに対する関心を呼び起こすことになる。また、アジアには財宝がたくさんある、という認識が広がり、人々の関心はアジアに向けられることになる。そして実際にアジアへの旅に出る動きがでてきて、これが新航路の発見や新大陸発見に繋がることになった。

尚、マルコ・ポーロは日本のことを「ジパング」として語っているが、彼は日本を訪れることはしていない。あくまでも元にいた時、または周辺国を旅した時に聴いたうわさ話である。そのため、とんでもない話も記されている。(例えば、莫大な金を産出する、宮殿や民家は黄金でできている、財宝に溢れている、人々は偶像崇拝者であって、礼儀は正しいものの人肉を食べる習慣がある。など)

 

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