メタル侍#10 [ドラマ]
毎回同じ手でやられていた越後屋たちだったが、ついにメタル侍の攻撃を躱す秘密兵器を完成させた、ということで悪者一味もしっかりと勉強しているということが描かれた物語でした。が、それに対抗するメタル侍の技がベタというのは...
また、今回の物語からは、平八親分は頭に三角頭巾をしている幽霊ということになっているが、前回の内容をしっかりと受け継いでいる。しかし、足のある幽霊と真っ昼間から一緒に行動している出っさんって...
出っさんはおみつに自分がメタル侍ということを明かして、相思相愛で良い関係になった、という夢を見たという話を平八にしていた。で、おみつに告白しようということで、おたふくに向かった。が、そこには酒をたっぷりと飲んで、グタグタになっていたおみつがいた。
一方越後屋は、メタル侍の攻撃を躱す秘密兵器を完成させ、お奉行に報告。そして高笑いをしていた。で、早速、メタル侍を倒す秘策を打った。
一旦諦めた出っさんと平八は、町中でおみつが越後屋に掠われていくのを目にした。平八は直ぐに助けに以降と言うが、出っさんはそれはニセモノだと見抜いて相手にしなかった。が、平八が無理矢理追いかけていき、後を追った。が、そのおみつは越後屋の変装だった。出っさんは早速メタル侍になって一味を退治しようとするが、越後屋たちは秘密兵器を使い、メタル侍の攻撃は全く通じず、メタル侍は捕らえられてしまった。
平八はそこんな所から命からがら(幽霊だから「命からがら」と言うのでしょうか?)脱出しおたふくへ。が、越後屋がおみつを掠いに現れた。松五郎に相手をさせて、おみつを抱えて逃げる平八。
そんな頃、お奉行から折檻を受けていたメタル侍の前に、メタルゴッドが現れる。メタル侍は敗北したことから完全に自信を無くしていて、全てを諦めようとしていた。これにメタルゴッドは、おみつが掠われていく様子を告げ、メタルガッツが大事だと伝える。更に、新たな武器は「新曲」と告げた。
いつものように、賄賂の小判を渡し、「お主も悪よのう」「いえいえ、お奉行様には敵いません」から高笑い、そして掠ったおみつを手籠めにしようとするお奉行。おみつはスッチーの服を着ていて縛られて気を失っていた。そこにメタル侍が割り込んで、おみつを助けようとする。
しかし、完全に越後屋たちの前に歯が立たない。「貴様のぐぃたぁは通用しない」と言う一モニ「果たしてどうかな」とメタル侍。早速、秘密兵器の耳栓をするお奉行たち。メタル侍はメタルガッツの詰まった「新曲」を披露する。これには耳栓をしていても聞こえてきた。ということで越後屋たちはメタル侍に倒されていく。
続いてお奉行を睨むメタル侍。いつものように「南町奉行にあらせられるぞ」から小判をばらまいての命乞いをする。メタル侍は葉巻に火を付けてその様子を見ていると、追いつめていく。で、「鋼鉄葉巻押印」でお奉行を退治した。
去っていくメタル侍に、意識を取り戻したおみつは惚れ直し「あなたの胸に着陸しま~す」と言っていた。
おたふくでは、おみつが二日酔いで「頭が痛い」と言っていた。平八は告白するのは今だと言うが、出っさんは新しいバラードを作ってから告白すると言っていた。また、おみつは松五郎の頭の怪我のことを尋ねていて、おたふくでの騒動のことを全く覚えていなかった。
今回の物語は、これまでのパターンを踏襲しながらも、毎回同じ手で殺られていた越後屋たちも考えているということを描いていて、楽しいものになっていました。ただ、その秘密兵器が「耳栓」というのは余りにもストレートですね。が、耳栓をしたことで音が聞こえないだけでなく、越後屋やお奉行の命令も聞こえなくなるという問題点が出ていて、黒ずくめの手下たちが命令に反応しないというのは面白い所でした。しかし、「秘密兵器に頼るものは秘密兵器に負けた」というシニカルなところもあったのは奥深いところでもありましたね。
一方、今回のおみつは最初から最後まで泥酔状態ということで、これという見せ所が無かったが、CA(スチュワーデス)のコスチュームを着て縛られているというコスプレが唯一でした。これは、前回が完全におみつが喰った物語だったことからの反動でしょうか?
今回、出っさんが「バラード」と口にしたが、次回はそのバラードを作ろうとする出っさんの物語ですね。残りもあと3話であるが、たっぷりと楽しませてくれます。現在、唯一の土曜夜のお楽しみであるが、年が変わると土曜夜はこれというものが何もなくなってしまうのでしょうか...???
↓越後屋が開発した「秘密兵器」
TABI TOMO イヤーウィスパー(耳栓) ピンク 3233200 11
- 出版社/メーカー: エース (ACE)
- メディア: ホーム&キッチン
コメント 0