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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その133) [ケータイ刑事]

今回は久しぶりにキャラクターの類似点ということで述べることにします。テーマは「アスリートのチャンピオン」です。取り上げるのは、「ケータイ刑事」からは「・3話」、「007」からは「ユア・アイズ・オンリー」です。

ケータイ刑事」:「・3話」。「猛スピードで移動する死体! ~競輪選手殺人事件」という物語。タイトルから分かるように、この物語に登場するアスリートは競輪選手である。しかも1人ではなくて2人である。しかし、1人は現役チャンピオンの西川隆であるが、彼は殺されるだけの登場でした。もう1人は元チャンピオンの土屋洋太郎である。土屋は現役時代、賞金王と呼ばれて稼ぎまくっていたが、引退した現在は自転車便の配達で何とか食いつないでいた。そんな中、現役チャンピオンの西川が死体で発見された。目撃情報で、前日に西川と口論をしていた土屋が容疑者として浮かび、ちゃんと松山さんが捜査のために土屋の元を訪れた。が、土屋には犯行時刻には配達に行っていたというアリバイがあった。しかし、土屋は西川から借金をしていて、西川が死んだと聴かされると、もうしつこい催促に悩まされずに済む、と言っていた。

ちゃんは土屋が犯人と感じ、アリバイ崩しに挑む。松山さんの珍推理があったが、この珍推理がヒントになって、ちゃんはアリバイを崩した。土屋は西川を配達先の近くに呼び出しておき、配達に自転車で出るが、用意していた軽トラックに自転車を積んで西川を呼び出した場所に行き、そこで殺害すると、トラックに積んで死体も一緒に運んだ。で、配達先の近所で、西川の死体を残して、自転車を降ろし、それで配達し、事務所に戻った。営業終了後、トラックの元に戻り、西川の死体を運んだのだった。この時、西川は公表されていない捜査上の秘密(被害者の頬にあった格子の痕)を口にしていまい、ボロを出した。また、ちゃんは、土屋が借りた軽トラックの借用書を証拠として確保していた。

土屋が西川から借りたのは10万円で、そんな金のために殺しはしない。殺した動機は、西川は競輪選手にとって一番大切なもの(スピード)を忘れてしまい、現在はチャンピオンの座にあぐらをかいて賞金を稼ぐことしか考えなくなったから殺したのだった。ということで、土屋は逮捕された。

007」:「ユア・アイズ・オンリー」。1981年のシリーズ第12作で、3代目ボンドの5作目となった作品である。本作によって初代ボンドの連続5作に並んだ3代目ボンドは、この後、7作連続、通算7作出演という最多記録を樹立することになる。また、本作は「原点回帰」ということから、登場する秘密兵器の方が控えめになり、生身のアクションが増えた作品になった。

この物語に登場するアスリートはバイアスロンの選手であり、東ドイツのチャンピオンであるエリック・クリーグラーである。彼はKBGの工作員であり、殺し屋でもあった。バイアスロンのチャンピオンということで、スキーの腕と射撃の腕は超一流である。

KGBはクリスタトスがATACシステムを手に入れようとして動いていて、エリックの任務はそのクリスタトスの手助けであった。で、ボンドがイタリア・アルプスのコルティナ・ダンペッツォで、クリスタトスに援助を受けているフィギュアスケートで金メダルを狙っている少女・ビビをとスキー場に言った時、そこで行われていたバイアスロンの競技に出場していた。ビビはエリックのファンであり、エリックに声援を送っているのをボンドは諦めムードで見ていた。が、協議に参加していたエリックは、ボンドの姿を目にしたことから、競技終了後は殺し屋に戻ってボンドをスキーで追いかける。雪山を逃げるボンドを追いかけて、更にスパイク・タイヤを装備して、マシンガンも備えたバイクに乗り換えて、エリックはボンドを追う。スキーで逃げるボンドは、ボブスレーのコースに進入して逃げるが、バイクに乗ったエリックは追いかけてくる。コースの急カーブを利用して、ボンドはコースから脱出し、なんとかエリックを振り払って逃げ延びた。

その後は、クリスタトスの用心棒として、クリスタトスに同行する。そしてクリスタトスがATACシステムを入手し、それをセント・シリルの修道院でKGBに引き渡すことになり、その場に行く。ボンドはコロンボたちと、修道院の襲撃計画を立て、潜入する。断崖絶壁の頂上にある修道院に入るには1台の吊り籠しかなく、ボンドが絶壁を上り、そして吊り籠を占拠して仲間を修道院に導いた。

で、最終決戦でエリックはボンドを始末しようとする。が、燭台を利用したボンドはエリックを窓から突き落として始末された。(クリスタトスはATACを持って逃げようとするが、コロンボの投げたナイフで仕留められ、ATACはボンドが回収した。が、そこにKGBのゴーゴル将軍が取り引きのためにヘリコプターでやってきた。ボンドはATACを崖下に投げ捨てて破壊された。結局イギリスもソ連もATACを持たないことがデカントだと言い、ゴーゴル将軍は笑いながらその場を後にした。)

共通点は、アスリートのチャンピオンであるが、その競技が今一つマイナーなものであるという所が共通している。(競輪とバイアスロン。共に一部では人気があるものの、マイナーという印象は拭えない。)が、その競技のチャンピオンということから、確かな腕前を持っていて、その特技を生かした活躍(?)を見せているというのも共通している。尚、2人登場した「ケータイ刑事」の競輪チャンピオンであるが、殺された西川とエリックは「殺された」という所が共通しているし、犯人の土屋とエリックは「人を殺した」という所と、最終的には主人公である銭形/ボンドによってとどめを刺されたという所が共通している。(エリックはボンドを殺すことには失敗したが、雑魚を殺している。)

違いは、「ケータイ刑事」からは西川に関してが余りにも登場した内容が少ない事から、犯人の土屋に限定するが、土屋とエリックでは、土屋は主人公である銭形に証拠を突きつけられて逮捕されることになったが死んではおらず、エリックは主人公のボンドによって命を落としたと言うところである。

また、土屋は賞金王として現役時代は稼いでいたが、選手として活躍した場所については劇中で語られていないため、日本国内だけだったのか海外まで進出したのかは不明である。よって、国際大会に出場しているエリックに対して、選手として国際大会に出場しているという点については、同じことになるのか違うことになるのかは不明である。(賞金を稼ぐためのレースを中心に出場していたことを考えると、海外の競輪大会では外人の有力選手が多くいるため、賞金額が大きくても上位入賞が難しいと考えられるため、賞金を稼ぐことに専念するには日本国内の競輪にのみに出場していた方が上位入賞を数多く出来ることになるため、おそらくは日本国内のレースにしか出場していないのではないか、と思われますが...)

次回も「ケータイ刑事」からは「銭形命」を取り上げて、「007」シリーズとの類似点について述べていきます。何を取り上げるのかはお楽しみに。

 

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