ケータイ刑事銭形泪6話[裏ネタ編]PART 7

「銭形泪」第6話「牛、熊、鮭、強いのは誰だ? ～動物奇想天外殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目（この物語については通算で7回目）の裏ネタ編となる今回は、この物語で事件を解く鍵となった牛沢の隣の板がこれだったことから「チワワ」について、この事件はこれを利用していたことから「休日出勤」について、容疑者の一人の職業がこれだったことから「フリーライター」について、五代さんの口から出た言葉から「イビキ」について、「発情期」について記します。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。（この物語についての「裏ネタ編」は、2008/8/26、28、9/1、4、6付けで記しています。）

「チワワ」：犬の一種であり、愛玩用の小形犬である。（一応、世界で最も小さい犬とされている。）大きさは、高さは20cm程度、体重も1kg程度までである。また、英語では「Chihuahua」という。

メキシコのチワワ州が原産の犬であり、名前は原産地の地名から来ている。（メキシコ・チワワ州は、アメリカと国境を接している北西部に位置する海のない内陸の州である。また、メキシコで最大の面積を持つ州である。(北海道の3倍よりもやや狭いぐらいであり、イギリスの国土とほぼ同じぐらいの面積がある。)しかし、州の大半はチワワ砂漠である。また、州都はチワワ市であり、人口は約70万人、メキシコ革命の際にパンチョ･ビリャの拠点となった都市である。現在は工鉱業都市として発展している。）→日本では、チワワ州の名前は殆ど知られていないため、「チワワ」というと犬の一品種という認識であるが、メキシコでは犬ではなくて州であり、都市であり、砂漠の名前でもあり、犬よりも地名として知られている。→ある意味では日本の「秋田犬」と同じですね。（秋田犬も原産地は秋田県であり、地名を取って「秋田犬」と名付けられた犬である。また普通に「秋田」と言うと、地名の方を指しますから...）

犬のチワワの原産地はメキシコであり、現在のチワワはアステカ文明の時代から飼育されていた犬のテチチの直系の子孫だと考えられている。この地にいた犬が19世紀になって、愛玩用としてアメリカで品種改良が行われて小型犬として誕生した種であり、20世紀初頭にアメリカンケネルクラブに登録された。で、小形であるということから世話がしやすいということで、主に女性に人気を集めることになり、愛玩用の犬として広がっていくことになる。（男性は愛玩用の犬を求めず、番犬として利用できる犬の方が人気を集めていた。）

日本に入ってきたのはかなり遅くなって、1970年代になってからである。小形というところが、狭い日本の住宅事情にもマッチしたこと、更に飼育がしやすいということで、女性を中心に愛玩犬として人気を集めることになる。現在ではダックスフンドに次いで登録数が第2位になっている人気の品種となっている。また、日本では消費者金融会社のCMに登場したことが人気に拍車を掛けることになり、CMと登場した犬が人気を集めることになった。また、それ以外でも愛玩犬として人気が高いことから、いくつかのキャラクターの元にもなり、それぞれが人気を集めている。（尚、「キン肉マンⅡ世」では「チワワマン」というキャラクターもいる。）

2008年には、アメリカ映画「ビバリーヒルズ･チワワ」（原題：BEVERLY HILLS CHIHUAHUA）という作品が制作されている。（セレブ犬のチワワが繰り広げる冒険コメディ作品である。）ディズニー映画である。（ディズニー作品って、動物を使った作品って結構多いですね...→映画界では、「動物と子どもには勝てない」と言う言葉があります。ただ、近年では、例えどんな映画であっても、動物愛護団体が五月蠅くなっていることもまた事実ですし...）

作品データを記しておくと、時間は92分、原案はジェフ・ブシェル、監督はラージャ・ゴスネル、脚本はアナリサ・ラビアンコ、ジェフ・ブシェルの2人、撮影はフィル・メヒュー、音楽はヘイター・ペレイラ、出演はパイパー・ペラーボ、マノロ・カルドナ、ジェイミー・リー・カーティス、ホセ・マリア・ヤスピク、声の出演はドリュー・バリモア、ジョージ・ロペス、アンディ・ガルシア、プラシド・ドミンゴ、チーチ・マリン、ポール・ロドリゲス、エドワード・ジェームズ・オルモス、ロレッタ・デヴァイン、マイケル・ウリー、たちである。

「休日出勤」：業務を休む日である「休日」に出勤して業務を行うことである。尚、日本に於いては、法的には労働基準法で「休日」や「休日出勤」をする場合の規定が定められている。

「休日」は週に1日以上の「丸1日の休みの日（＝0時から始まる継続して24時間以上の休み）」を与えることになっているが、交代制の職場に於いては0時からということが無理な場合があり、その場合には終業時刻から継続して24時間の休み、ということも認められている。

また、4週に4日以上の休日を与える場合は、これを適用せず、休日の設定を動かすことも可能となっている。（例えば、「8日勤務、2日休日、8日勤務、2日休日、8日勤務」はOKである。（「9日勤務、2日勤務」のローテではNG））このため、休日は一般的な休日である土曜・日曜と一致させる必要はない。（販売業では土日営業というのは当たり前のようになっていますね。で、平日の何処かを定休日としている。）

尚、休日出勤をする場合は、使用者と労働者の代表者（主に労働組合がこの役割を担っている）との間で協定を結び、行政官庁に届け出ることによって可能となる。また、その際の賃金は（最低でも）3割5分増しの割増賃金とすることが定められている。

「フリーライター」：出版社や新聞社などに所属していない、または専属契約をしていないで、自由契約という形で記事や原稿を書くことを職業としている人である。日本では個人事業主となる。（一般の自営業と同じ扱いとなる。）

この言葉は英語の「Free Writer」から来ているが、これは和製英語であり、英語では通じない。英語では「Freelance Writer」と言う。英語で「Free」というと「無料」と言うことになるので、変な誤解をされるでしょうね...（「Freelance」が専属契約をしていない仕事携帯のことを意味していて、日本語でも「フリーランス」と言っている。尚、「Freelance」の「Free」の意味は「政治的立場が自由」という意味である。）また、特定の事件の取材を行い、それを記事にすることから「フリーのルポライター」「フリーのジャーナリスト」などと言う場合もある。→言葉上の問題であって、どう言おうが基本的には同じである。

「イビキ」：漢字で記すと「鼾」。睡眠中、呼吸に伴って鼻や口から発せられる音のことである。雑音の一つとされている。尚、これは意識して出しているものではない。

発生メカニズムは、睡眠中に軟口蓋の筋肉が緩み、これによって上気道が塞がれることになり、結果的に上気道が狭くなる。この状態で呼吸をすると、呼吸によって吸い込まれた空気、または排出される空気が上気道を通過する際に塞いだ物を振動させることになり、音が出ることになる。→人間の身体の構造から来るものであって、イビキをかくことは病気ではなく、当たり前のことである。

一般的には、太った人の方が痩せている人よりもイビキをかきやすいとされているが、これは太った人の方が咽頭が狭くなりやすいためである。また、鼻が詰まった状態、若しくは鼻の病気のために口呼吸になると、軟口蓋が振動しやすくなるため、イビキが大きくなる。

それ以外としては、深酒で泥酔状態になっていると、または脳出血があった場合には全体的に筋肉が緩んでいるため、より大きいイビキをかくことになる。これは軟口蓋が麻痺した状態になるためであり、振動しやすくなるためである。

イビキは自分では気づくことがなく、他人に対しては迷惑な騒音となるため、これが原因となってトラブルに発展することがあることから、これに悩んでいる人が多い。しかも原理的に発生してしまうものであるので、悩みと言うことでは深刻なものになることが多い。

一応、鼻閉があれば、これを治すことでイビキは小さくなるが、完全になくなるものではない。一応、扁桃を除去して扁桃の前後の空間を縫い合わせるという手術を行うことで、イビキをかきにくくなる、ということが分かっているので、どうしてもと言う人は、専門医に相談するのが宜しいかと...（術後、数日間は逆にイビキが大きくなるが、それから日にちが経過していくと、軟口蓋が振動しにくくなるため、イビキが小さくなり、上手く行くとイビキを全くかかなくなることもある。）

尚、英語では「Snore」という。ちなみに、漫画ではイビキの音を「ZZZ」または「Z-Z-Z」と記されるが、これはイビキの音が「Z」の発音（[Z]）に近いことから用いられるものであり、アルファベットを使用する国々では共通しており、日本などのアルファベットを使わない国でも当たり前のように使用されているのが現状である。→世界標準と言っても良いですね。

「発情期」：動物には1年に1～2回程度ある生殖欲が強く起こるの時期のことである。「さかり（盛）」と言うこともある。尚、年に数回程度ある動物や、一年中発情期という動物もいる。（年中発情期という動物は、鼠と人間と言われている。）

多くの動物は、この期間になると、メスがフェロモンを出したり、特異な行動（特定部位の変化や膨張という体型的な変化も含む。行動としては特別な鳴き声や繁殖ダンスなどが知られている。）をするようになり、オスはそれに惹かれて交尾をすると言うことが知られている。また、霊長類の場合はそれ以外の状況によっても興奮して交尾を行うことが知られている。一応、殆どの動物は繁殖期に入らないと発情しないとされていることから、発情期と繁殖期は一致していると考えても良い。但し、霊長類の中でも人間だけがこの例外であって、年中発情期であるが、年中繁殖期という訳ではない。

これは子孫を作るという動物の本能によって行われる行動であり、形は違っているものの全ての動物に見られる事である。（これが中ったら、子孫が出来ず、絶滅しています。）

英語では「The Mating Season」と言うが、「Heat」と「Rut」という言葉にも「発情期」と言う意味がある。（「Heat」は雌の動物のさかり、「Rut」はオスの動物のさかり、ということを指す場合が多い。）また、「（動物が）盛りが付く」ということを「act up」と言う。

 

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