仮面の忍者 赤影～魔風篇#13[Final]

関テレ･深夜の（再）放送も最終回ということで、遂に完結しました。久しぶりに見たということもあって、色々と忘れている所があって、ラストってこんなものだったのか？という印象の方が強かったですね。（一応、赤影が黄金の仮面を付け、赤影が付けていた仮面を青影に譲り、青影がそれを付けている、というのは覚えていましたけど...）

前回が総集編ということもあって、物語を整理したこともあって、最後の決戦ということになるが、登場した巨大怪獣が勢揃いというのはサービスとしたら良いですね。（が、最近の東映作品は、内容がないだけに、敵味方のキャラを総登場させて誤魔化しているだけであり、本作の怪獣総登場とは全くレベルが違ったゴミですからね...）

しかも、赤影たちも、魔風も、それぞれが相手を騙す作戦に成功していて、黄金の仮面の奪い合いが引き続き行われているというのは良いところでした。→しかも、両者ともが騙されて、というのは面白い所でした。

また、第四部のヒロイン・陽炎姉さんが、これまでは単に捕まって縛られているだけという存在だったが、青影がおかしいことに気づいたという所と、迫り来る怪獣を退治したのは陽炎姉さんの術だったということで、今回は大活躍でした。

それにしても、風魔の頭領である雷丸って、怖い存在でもあるが、茶目っ気たっぷりというキャラでもあって、それが最終回でたっぷりと出ていたのは面白い所でした。

特に、青影の術で巨大化した黄金の仮面の下敷きになった時、赤影に助けを求め、「赤影様」と言っていて、何としても助かりたいという気持ちが出ていましたね。が、助けられると元のようになるというのも茶目っ気のあるボスです。ただ、最期が意外とあっけなかったのがね...

何だかんだで、黄金の仮面を守った赤影たちであるが、赤影が黄金の仮面を手にして、飛騨に戻ったら、新しい族長になり、そして陽炎と結婚するとか、青影が赤影の後継者となって、とかは、劇中では語られていないが、そういうことを匂わせる終わり方であり、影一族にしたら大団円ということになる。また、敵は滅んだということで、勧善懲悪ということでも纏まりある結びだったのは良いですね。（最近の作品では、「謎」を解くことなどが主眼になり、「勧善懲悪」という要素が無くなってしまい、単純に楽しめる作品がない。また、いい加減、謎解きという展開にも飽きてしまった。）

特撮技術は現在には全く敵わないが、手作りの感じが良く出ていて、面白い作品、楽しい作品を作だそうとするスタッフの熱気は現在の作品よりもはるかに伝わってきた。（というより、現在の作品って、サラリーマン化したスタッフによって形だけ仕上げているだけにしか感じられず、熱気が伝わってこない...）また、安易な「リメイク」ということだけは絶対にしないで貰いたいところである。

放送の方は、終了時刻が27時を回っているという深夜であったため、オンタイムでは見ていないが、楽しませてくれました。尚、30分番組（本編は25分）を36分枠にして放送したというところだけは全く理解できませんでしたけど...（オンタイムで見ていたら、CMが3分というのがやたらと長く感じたでしょうね...録画したものを見ていたから、CMは飛ばして見ました。）

尚、後番組は現時点では分かりません。年末年始の特別編成で、年明けの1月第2週からということになるのでしょうが、関テレ（フジ系）ということから「スペクトルマン」あたりでも放送してくれたら嬉しいのですが、そういうことは無いでしょうね...

 

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