ラストメール2~いちじく白書#10[Final] [ドラマ]
完全に予想通りの展開で、形の上では完結したものの、どうでも良いような内容でまとめてしまった物語でした。もう少し捻りがあると思ったが、そういう所が全く、これでは小学生でもアクビをするだけですね。はっきり言って、8話までで十分で、9話と10話の結びの物語は完全にゴミでした。(最後の2話は作り直すべきですね。)
バーチャルメールの配信は4通だったが、どうでも良いようなものであり、またまた失敗企画だったということが出来るものでした。(第1作もラストがダメ、第2作は完全にゴミだったから、「バーチャルメール」は3作連続で失敗でした。)また、終了後のおまけの待ち受け画像は一希と静香のツーショットになっていたというのは、「これで許してくれ」と言っているようでした。→ラストなんだから、複数枚にするぐらいにしたらいいのに...(最低でも、静香のみ画像を入れないと...)
で、2週間間を置いて、1/7からは第1話に戻っての再放送となるが、「再放送ではバーチャルメールの配信はありません」でしょうから、よほど放送するものが無いのですね。が、本作はバーチャルメールが無くても良い物語がいくつかあったことを考えると、その法が良いのかも...(が、それを認めると、「バーチャルメール」を否定することになるだけに、本作の企画は失敗だったと宣言することと同じだから、結果的に「失敗企画」に変わりありません。)と言いつつも、4月になったら、「バーチャルメール」の第4弾を製作するのでしょうね...
母の言葉にショックを受けた一希は、自宅に戻ると、静香が止めるのも聞かずに母・奈美子のサインの入った漬け物石を割った。翌日、いつものように出勤した一希だったが、静香が珍しく遅刻してきた。で、奈美子に頼んで来て貰っていた。一希は「母は自分を産んで直ぐ死んだ」と言ってそれ以上は拒否した。そんな中、町長がやってきて、奈美子と再会する。で、昔が語られる。
美大に通っていた奈美子は教授と不倫をして、自分が育てるとして子を産んだ。(それが一希だった。)じいちゃん(勘吉)も底までは許したが、奈美子がイタリアの工房で働くことになり、一希も連れて行くということは許さなかった。で、奈美子は勘当され、一希はじいちゃんが育てることになり、一人で奈美子はイタリアに行った。その後、じいちゃんも後悔の念があったが、互いに会うこともなく疎遠になっていたのだった。
町長は、一希には母親が必要と言うが、奈美子は、2度も一希を捨てた自分に母親と名乗る資格はないと言い、去っていった。奈美子は去ったが、赤ちゃんの一希のための手編みの靴下と写真を残していき、それを静香が見つけた。
静香はそれを持って一希の家に行き、母と会うことを薦めるが、受け付けない一希。一希に一発ビンタを入れて飛び出した静香は奈美子を捜しに駅に向かった。
一希は静香が於いていった靴下と写真を見て、家を飛び出し、じいちゃんの墓に向かった。すると奈美子が墓参りをしていて、親不孝を詫びていた。それをじっと見ていた一希は奈美子の元に歩んでいき、再会となる。
一希は、自分のことを思ってくれる人がいたことを知り、「母さん」と口にして、奈美子も一希を抱きしめて和解した。
奈美子はイタリアに帰って行き、一希はすっかり変わり、やる気を見せるようになっていた。そんな所にじいちゃんから「いちじくみたいに生きれ」というメールが届いた。で、町長が「いちじく(無花果)」の説明をする。最後にじいちゃんから一希を励ますメールが届き、全てのメールが消えた。
一希はいちじくんとして、町のために頑張るようになるが、自分の生き方を見つけたようで、以前のような姿はなくなり、積極的になっていた。
母子の和解と一希が人が変わったようになるというのは、誰が考えても予定調和でしかない。また、じいちゃんがメールを送っていたのは一希を見守っていたためだったとはいうものの、「それだけ?」ということで、あまりにも内容がなかったのは残念でした。また「いちじく白書」の意味も説明不足で、それだけ?って余りにも酷いですね。
結局、「バーチャルメール」は携帯電話会社を設けさせるだけ(全てのユーザーがパケット定額制を利用していないですから...)で、それを活かしたドラマとはならず、またも「失敗企画」でした。(ただ、部分的には改善ず見られるが、それが空回りしていて、新たな欠点を生み出しているので「改善」とは言うことが出来ない結果になっている。)ただ、本作「ラストメール2」は「ラストメール」よりは劣るものの、「7万人探偵」よりは良かったですけど...
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