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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その135) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「オークション」です。(最近ではネット・オークションなども普及しているが、ここで取り上げるオークションは、昔ながらの形のオークションです。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・12話」、「007」からは「オクトパシー」です。

ケータイ刑事」:「・12話」。「サマーパーティは危険な香り! ~赤坂BLITZ殺人事件」という物語で、この物語は「・1st.9話」以来となった公開収録された物語である。(一応、「舞台劇」と「公開収録」は別扱いとしている。)

警視庁のチャリティ・オークションが開催される。司会進行はちゃんと松山さんのコンビが担当する。(「完全版」では別に出品されたものが実際に落札されているが、「12話」として放送されたものではその部分がカットされているため、オークションは全く行われなかったように見える。)出品されたのは遠山の金さんの末裔の遠山金五郎で、金さんの直筆の半紙(「一犬落着」)だった。で、競売が始まろうとするが、娘の響子が出品することに反対、更には怪盗マリンからの犯行予告が入り、競売はスタートしない。金五郎は犯行予告の挑戦を受けることにした。まずは「一犬落着」の半紙を封筒に入れ、スーツケースに入れて鍵を掛け、その鍵を松山さんに預けた。更に、予告状に記されている通りの乾杯をする。が、その時、照明が消え、金五郎のうめき声がした。灯りが点くと、金五郎が死んでいた。ということで、オークションどころではなくなり、ちゃんは事件の捜査を始める。

まずは「一犬落着」は無事か?ということで、スーツケースを開けて封筒を取り出して調べてみるが、その半紙は消えていた。ということで、金五郎殺しと「一犬落着」の盗難の2つの謎を解く事になるちゃん。が、怪盗マリンは、盗みをしても人を殺すことはしないということから、ちゃんは怪盗マリンの名前を使った事件と考えた。

最終的に、ちゃんは消えた「一犬落着」の在処を探り出し(実は、入れた封筒が二重封筒になっていて、消えたのではなくて入れた反対側を開封したために消えたのだった。)、更に金五郎殺しのトリックと犯人を挙げ、事件を解決した。

007」:「オクトパシー」。1983年のシリーズ第13作で、3代目ボンドの第6作である。これによって3代目ボンドの本数が初代と並んだが、連続6作というのは新記録である。(3代目は次作で7本目が製作されて、歴代で最多本数となった。)また、ボンドガールのモード・アダムスは、メインのボンドガールは初めてであるものの、シリーズ第9作の「黄金銃を持つ男」でスカラマンガの愛人でボンドとも関係するサブのボンドガールを演じているので、二度目のボンドガールと言うことになり、複数回のボンドガールを演じた唯一人ということになり、新記録を作った。

ベルリンで任務遂行中に殺された009が手にしていたニセモノのファベルジュエッグの謎を追うボンドは、本物のファベルジュエッグがザザビーのオークションに出品されると知ると、早速会場へ。

ファベルジュエッグというのは、1897年の皇帝ニコラス二世の戴冠式で使われた馬車をモデルにした金の馬車の模型を台座に乗せた貴重な宝物であり、クレムリン美術品保管庫で保管されていたものである。ソ連のオルロフ将軍は、核兵器を西ドイツ空軍基地で爆発させようと企み、その資金をクレムリン美術品保管庫にあった宝物を秘密裏に売って得ていた。が、保管庫で目録の確認が行われることになり、本物を取り返す必要が生じたオルロフ将軍は、計画の協力者であるアフガンの王族・カマル・カーンに取り戻させようとした。

で、オークションが始まり、カマル・カーンがそれを落札した。(ボンドは途中で入札に割って入り、値をつり上げるのに一役買った。)で、落札したカマル・カーンの元に本物のファベルジュエッグが渡る。が、競り合ったボンドが本物を見せて貰うふりをして、ニセモノ(当然、Qの秘密兵器が仕込んであるものであり、MI-6の特製と言うことになる。)とすり替えた。ニセモノには超小型の発信器や盗聴器が取り付けてあって、これによってカマル・カーンの行動を知り、更には一味の計画の詳細をボンドは知ることになった。

尚、本物とニセモノとが入り交じり、最終的にはニセモノと思った将軍が、本物のファベルジュエッグを銃の台座で叩き壊してしまい、お宝は単なるクズになってしまった。

共通点は、歴史上に名を残す人物にまつわるお宝が出品されたというところである。(但し、「ケータイ刑事」で出品されたお宝は、如何にもニセモノらしい雰囲気を漂わせている胡散臭い怪しげなもの(遠山の金さんが書いた習字の半紙)でしたけど...)また、それを巡って人が死んでいるというのも共通している。(「ケータイ刑事」では持主の遠山金五郎が殺され、「007」では最終的に取り戻すことを命じたオルロフ将軍や落札したカマル・カーンが死亡している。(これによって陰謀は阻止されたことになる。))

一方、相違点は、「ケータイ刑事」では事件が起こったことでオークションは中止になったが、「007」ではオークションが開始され、ボンドも入札に参加して(値をつり上げて)落札された。また、「ケータイ刑事」では事件の際に消えたことから盗まれたと思われたが、実際は無事であったが、「007」ではニセモノと思った将軍によって破壊されてしまい、お宝が失われてしまった。

次回は新年になるということで、一応、特別企画と言うことにしようと思っています。何を取り上げるのかはお楽しみに。

 

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↓今回取り上げた物語の完全版はこちらに収録されています。

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