「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その136) [ケータイ刑事]
2010年になりました。本年もよろしくお願いします。
正月だからと言って特別なことはせず、金曜日の1本目はこれを記しているので、「ケータイ刑事」と「007」との比較研究をいつものように記します。
今回は元旦になったということで、特別企画と言うことにします。(週一のこの連載も3度目の正月を迎えました。)で、改めて、歴代の主役にスポットを当てることにします。
現時点で「ケータイ刑事」は7代目まで、「007」は6代目までということで、遂に後からスタートした「ケータイ刑事」の方が人数的には多くなりました。しかし、根本的に「ケータイ刑事」と「007」とのキャラクターが異なっている所がある。(男女の違い、日本人/イギリス人というような見た目で分かる違いがあるが、これは除きます。)それは、「ケータイ刑事」の歴代の7人というのは別人(別キャラ)であるが、「007」のボンドは同一人物(同一キャラ)と言うところである。この部分があるからこそ、「ケータイ刑事」では姉妹の共演(映画「M1/M2」や、文化祭、ファン感謝祭で実現している。)が可能であるが、「007」では共演と言うことはあり得ないのである。
で、「ケータイ刑事」の方はこれまでに7人がいるが、それぞれに独自の個性があって、いずれもが個性豊かなキャラクターである。(全て別人ということなので、キャラの違いがあるのは当然と言えば当然である。)しかし、基本的な所は同じ設定ある。(IQ180、青葉台学園に通っているなど。)
一方、同一人物という設定の歴代ボンドであるが、実は歴代ボンドで少しずつキャラクターが違っているのである。(基本的な部分は同じであるのは言うまでもない。)
が、演じている役者が別人であるということを考えたら、歴代ケータイ刑事はキャラクターも別なので、個性があってそれぞれに特徴があるのは当然のことであるが、同じキャラクターであってもやはり演じている役者が異なるとキャラクターの違いが生じるのは当然のことである。よって、当たり前のことであるが、今回は「ケータイ刑事」と「007」には歴代主人公が、別キャラ(=「ケータイ刑事」)/同一キャラ(=「007」)という違いがあるにも関わらず、歴代のキャラが「全て個性的なキャラクターであって違いがある」という共通点がある、ということが出来る。(一応、共通点と相違点を毎回記しているので、今回は当たり前の事であるが、一応記しておきました。)
尚、両者の6代目までについては、この連載の初期に、比較する形で記しているので、今回はそれは省略することにします。ただ、「ケータイ刑事」の7代目については記していないので、今回記しておきます。(と言っても、「007」では対応する7代目はまだ存在していないので、「7代目ケータイ刑事」の特徴についてということだけになりますが...)
7代目ケータイ刑事:銭形命(めい)。分家の三女である。(三女であるため、リボンの色は赤である。)絶対音感の持主であり、サックスが得意である。(歴代のケータイ刑事はどちらかというと理系の血筋が強かっただけに、芸術系の才能を持っているという所が歴代と最も違っている。ただ、絶対音感を持っているという所は物語の方では十分に活かされなかったのがちょっと残念でした。)それでいて、足は銭形家の中では一番速いらしいということで、運動神経の方も高い。(特に分家姉妹は運動神経も高いようである。)また、分家姉妹(三女まで)では唯一の左利きである。(歴代でも左利きは2人目である。)
上記の「銭形命」の特徴を、歴代ボンドに当てはめてみると、運動神経が高いという所は歴代全てのボンドに共通しているが、音楽が得意という所はボンドには無いので、この点は銭形命の独自の特徴と言うことになる。(歴代ボンドは、音楽に関する造詣は深いが、あくまでも音楽は聴く方であって、自分では演奏しない。)そもそも「007」は音楽を演奏するということは劇中に殆ど無い。音楽を演奏するシーンがあっても、任務で演奏会に行き、聴衆の一人になっているという程度である。音楽に関連が深いのは4代目ボンドのデビュー作「リビング・デイライツ」のボンドガール・カーラがチェリストという程度であり、ボンドだけでなく、登場人物の方も音楽関係者というのは少ない。→これを考えると、銭形命に近い「007」シリーズに登場したキャラクターは「リビング・デイライツ」のボンドガールのカーラということが出来る。また、7代目ボンドが登場しても、楽器を演奏するのが得意という設定が加わる可能性は低いと思われるが、そうなると7代目ケータイ刑事はかなり個性的なキャラクターということになりますね。(歴代6人のケータイ刑事は、何かと同じ代のボンドとの共通点がありますから...)
そういう7代目ケータイ刑事・銭形命であるが、残念だったのはシリーズ最短・タイの1クールしか無かったと言うことである。(しかし、同じく1クールだった「銭形舞」は映画「M1」に登場しているため、「銭形命」は現時点では最も登場する物語が少ないと言うことになる。)→「007」で最も登場が少ない2代目ボンドがスマートで長身であるが、7代目ケータイ刑事の長身(歴代では最も背が高い)な所、そして「007」シリーズで唯一の純愛を貫いて、その相手(ボンドガールのテレサ)と結婚までした2代目ボンドが、シリーズで唯一の芸術系センスの持主である7代目ケータイ刑事と何かと共通する所がありそうです。(これについては、もう少し検証する事にして、また後日記そうと思います。)
次回は、ここのところ「ケータイ刑事」からは「銭形命」を取り上げているが、再びそれに戻って、「ある物」をテーマにして記します。何が登場するかはお楽しみに。
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