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SAMANTHA FOX『I WANNA HAVE SOME FUN』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼女の3枚目のアルバムである。'80's中盤は人気モデルとして活躍していた彼女だけに、その人気から歌の方もそれなりのヒットを記録していた。サウンドの方も'80'sらしいものであり、とても聴きやすいものであった。本アルバムは'80'sらしいダンス・ミュージックを中心にして、テンポ良く楽しませてくれるアルバムとなっている。チャート成績は、本国イギリスでは最高位46位を記録し、アメリカではBillboardで最高位37位、1989年の年間アルバム・チャートでは96位にランクインしている。

収録曲は以下の全12曲である。『I Wanna Have Some Fun』『Love House』『Your House Or My House』『Next To Me』『Ready For This Love』『Confession』『I Only Wanna Be With You』『You Started Something』『One In A Million』『Walking On Air』『Hot For You』『Out Of Your Hands』。

この中からは3曲がシングル・カットされていて、いずれもがそこそこのヒットを記録している。まずは『Love House』がイギリスで最高位32位を記録、本アルバムのアルバム・タイトル・ナンバーでもある『I Wanna Have Some Fun』はイギリスでは最高位63位であったが、アメリカでは大ヒットとなって、Billboardのシングル・チャートで最高位8位、1989年の年間シングル・チャートでは87位にランクインしている。そして『I Only Wanna Be With You』はイギリスでは最高位16位、アメリカでは最高位31位を記録している。

お薦め曲はやはりアルバム・タイトル・ナンバーの『I Wanna Have Some Fun』を筆頭にして、カヴァー曲でもある『I Only Wanna Be With You』と『Love House』のシングル・カットされた曲、そして『Next To Me』をピックアップしておく。

本アルバムはユーロ・ビートと言うことの出来るダンス・ミュージックを主体にしたものであり、ノリは良く、'80'sらしいところに満ちあふれている。が、本アルバムはプロデューサに多くの人を登用しているため、玉石混淆状態になっていて、収録曲の中でも当たり外れが大きくなっていて、アルバムを貫くトータル・コンセプトが欠如しているのが残念な所である。(とは言っても、ダンス・ビートということではそれなりに纏まっていますが...)が、こういう所も'80'sらしいところであり、やっぱり'80'sという時代だからこそ生まれたアルバムという所を感じさせてくれている。

'80'sサウンド、そして'90's前半のユーロ・ビートがお好きな方は聴いておきたい所である。

 

I Wanna Have Some Fun

I Wanna Have Some Fun

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Jive/Novus
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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