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ケータイ刑事銭形泪8話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形泪」第8話「怪奇!よみがえったツタンカーメンのご近所さん! ~ミイラ男の呪い殺人事件」の裏ネタ編・増補の第3回目(この物語についての通算では8回目となる)となるが、今回でこの物語については終了とします。で、今回はちゃんが事件を解くヒントになった「コブ」について、「カビ」について、そして鑑識メモで柴田さんがこれになろうとしていた「探検家」についてとそこで口にしていた「ミラー」について記します。尚、「カビ」については「・7話[裏ネタ編]PART 4」で「かび」として記したものをベースにして、また「ミラー」については「・20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 9」で「鏡」として記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/9/18、20、23、25、10/1付けで記しています。)

コブ」:漢字で記すと「瘤」と記す。皮膚が盛り上がって固まりを作った状態のこと、またはその盛り上がった部分のことを指している。いくつかの原因によってこれが出来ることがあるが、その代表的なものは打撲や殴打によって皮膚が盛り上がるということであり、この物語の五代さんの頭をぶつけたことによって生じる物というのはこの典型的なものである。尚、打撲(殴打)によって出来たコブというのは、皮下血腫が出来たことによって生じたものである。また、打撲によって出来たものは「たんこぶ」と言うこともある。

打撲傷以外では、腫瘍、炎症、皮下出血などによって出来る。尚、「コブ」は基本的に皮膚が盛り上がった物であるため、頭部など、人の外皮の一部に出来ることが一般的であるが、口内炎などでは口の中に出来る場合もある。(口の中の皮膚が盛り上がっていれば、それは一応「コブ」と言うことになる。)

英語では、筋肉の塊というコブは「Knot」、打撲によって出来たコブ(たんこぶ)は「Bump」、ラクダの背中にあるコブは「Hump」、腫瘍などによって出来たコブは「Lump」と言うように種類によって別々の言葉がある。

尚、「コブ」というと誰もが動物の「ラクダ」のことを思い浮かべるでしょう。そのラクダのコブの中身は脂肪であり、エネルギーを蓄えてある貯蔵庫という役割をしている。また、皮下脂肪が分厚いことになり、これは断熱材として働くため、砂漠などの猛暑の中で太陽光線を受けて体温が上昇することを防ぐ役割も果たしている。

ちなみに、生まれたばかりのラクダにはコブは無いが、コブが出来た場合に備えて、皮膚がたるんだ状態になっている。これは将来、脂肪が溜まった状態に備えてのことである。→動物の体というのも実に上手くできているものである。

人の「コブ」ということでは、日本の昔話にある「こぶとり爺さん」が有名である。(地方によった致傷内容が違っている。一応、統一したものとして知られているものは「宇治拾遺物語」(13世紀前半、すなわち鎌倉時代に成立したものである。)である。ちなみに、その物語に登場するコブは、耳下腺の多形成腺腫であり、良性腫瘍である。(悪性腫瘍であれば、そこまで大きくなる前に、体の他の部位に転移していて、あそこまで大きくなる前に死亡しているでしょう...)

また、それ以外にも「コブ」という言葉は使われていて、「紐や糸に作った大きな結び目」のこと、「邪魔になるもの」「障害物」「厄介者」というような意味もある。

カビ」:漢字で記すと「黴」と記す。定義としては、菌類の中で、本体である菌糸の集まりが著しく目立ち、繁殖器官の子実体が微小であるか、これを欠いたものをいう。(簡単に言うと「きのこを作らない菌類の総称」である。)主に糸状の菌(菌糸)のことであり、胞子によって増殖していきコロニーを形成して成長していく。特に湿った環境は繁殖に適したものであり、梅雨時などのじめじめした時期は最も繁殖する。→そのため、「かび」「黴」「カビ」をはじめとした「青カビ」「毛黴」「コウジカビ」「カビの宿」などは全て夏の季語である。

尚、アメリカ英語では「Mold」、イギリス英語では「Mould」と言うように、米英で綴りが異なるタンゴの一つでもある。

カビにはいくつかの種類があり、水カビなどの鞭毛菌類、毛黴などの接合菌類、青カビなどの子嚢菌類、ミズムシキンなどの不完全菌類などがある。また、殆どの物は淡水/海水の中、空中、地中、動植物の体上など、至る所に生じる。但し、栄養分は寄生する形で得るものと腐生させることで得るものとがある。特に、寄生するタイプの菌類は殆どが病原菌類であり、モチビョウキン。ウドンコ病菌、ミズムシキン、タムシキンなどが知られている。(有機物を分解させることで栄養分を得るものである。)一方、腐生させることで栄養を得るものは、有機物が無くても成長していくものである。

有機物を分解して栄養を得るというカビは、コウジカビのように、タンパク質をアミノ酸に、デンプンをブドウ糖に分解するということで、酒、味噌、醤油などの発酵食品の製造に用いられたり、チーズを発酵させるのに利用されるものがある。また、抗生物質となるペニシリンを分泌するものもあり、これらは人間にとって有用なカビである。その一方で、マイコトキシンと呼ばれるカビが生み出す毒物を生成するようなカビもある。(毒性の高いものからあまり高くないものまで様々である。特に毒性の強いものは疾病の原因となる。(毒性の弱い物であれば、腹痛、嘔吐、下痢程度で済む。)

カビは湿度を好むので、カビを防ぐには乾燥を保ことが重要である。(梅雨時の万年床にカビが生えるのは、湿気が保たれているためである。)

探検家」:英語では「Explorer」、未知のものを現地で調べたり、未知の領域に危険を冒して踏み込んで調査を行う人のことである。(早い話、探検をする人である。)

探検の目的は様々なものがあるが、何かの発見をした人は「探検家」として構成になって評価されるのが一般的である。(当時は探検目的ではなく、他の目的(例えば、侵略戦争による行軍など)であっても、そこで何らかの発見をしていると、後世では探検家と呼ばれることになる人が多い。)→大航海時代に発見された新航路は、現在では新航路のことが大きく評価されていることもあって探検と言うことになっているが、そもそもは植民地を拡大する侵略目的で旅立っていったということで、当時は別の目的であった。(大抵のものはこういうものですね...)

また、未知の領域を調査するということでは、深海調査を行う調査員や、宇宙空間に行く宇宙飛行士なども「探検家」ということになる。(一応、広義の探検家と言うことになる。)また、現在では既知の領域になっている極地探検などを行う「冒険家」も広義の探検家として扱われることがある。(但し、現代では「探検家」とは別のものとして「冒険家」として扱われるのが一般的である。)

歴史的に名前を残している探検家としては、紀元前の航海者・ハンノ(西アフリカの象牙海岸に行った)、漢の張騫(軍事同盟締結のために中央アジアに行った)たちが知られている。その後も、インドに経典を取りに行った玄奘三蔵、グリーンランドに行ったエイリーク、中国を訪れたマルコ・ポーロ、たちが知られている。

大航海時代には数多くの探検家が知られていて、喜望峰を発見したバルトロメウ・ディアス、アメリカ大陸を発見したクリストファー・コロンブス、喜望峰経由でインドに到着したヴァスコ・ダ・ガマ、南米・ブラジルに到着したペドロ・アルヴァレス・カブラル、世界一周を達成したフェルディナンド・マゼランやフランシス・ドレーク、パナマ地峡を通って太平洋に到達したバスコ・ヌーニェス・デ・バルボア、アステカ帝国を征服したエルナン・コルテス、インカ帝国を征服したフランシスコ・ピサロたちがいる。(この中には、侵略者とされていて、一部の国では探検家としては認めていない人物もいる。)

日本人では蝦夷と樺太を探検した間宮林蔵、千島列島を探検した笹森儀助、南極探検をした白瀬矗、といった人物が知られている。

この物語(鑑識メモ)では、柴田さんは「ミイラ探検家」を名乗っていたが、未知のミイラを捜し求めながら調査を行うということをするのであれば「探検家」と言う言葉で問題は無いが、ミイラが発見された既知の場所でミイラの調査を行うのであれば「探検家」と言う言葉ではおかしいことになる。が、柴田さんのことだから、未知の領域に行くのでしょうね。が、柴田さんだったらミイラ取りがミイラになる、という気がするのですが...

ミラー」:日本語では「鏡」、英語では「Mirror」、ドイツ語では「Spiegel」、フランス語では「Miroir」、イタリア語では「Specchio」、スペイン語では「Espejo」、という言葉が語られるものであり、可視光線を反射させる特製のある物である。この性質を利用して、自分の姿を見るのに利用したり、直接見ることが難しい物体の像を写して見るのに利用する道具として利用されている。

尚、鏡に映った像は「鏡像」と言うが、正面から見ると左右が逆になっているように見える。(但し、幾何学的には左右ではなくて前後が逆転していることになる。)

人類の歴史では古代からある道具であるが、現在の「鏡」と古代の「鏡」は、使い方としては特に大きな変化は無いが、構造は全く違っている。古代の「鏡」は金属や黒曜石などを磨いて作られたものである。(多くは青銅が使われていて、「青銅鏡」と言われている。)これは青銅などの金属板の表面を磨いて光沢を持たせたものであり、像の色は使用している金属板に左右されるものであった。また、手入れを怠ると、表面が曇ったり、サビが出来るため、鏡としては使えなくなってしまった。

一方、現在広く使用されている「鏡」は、金属板ではなくてガラス板に硝酸銀を塗って銀膜を作り、その上に保護層を設けたものである。(この鏡の原形は14世紀になって登場したが、硝酸銀を使ったものは1835年にドイツで生まれている。)これによって、鏡に映る像の色は基本的に自然な色となったものが得られる用になった。

現在は、銀以外の金属も利用されていて、アルミニウムをガラス基板の表面に蒸着させたものがある。また、ガラス板ではなく、プラスチックやフィルムなどを基板として作られた鏡もある。(表面にアルミや銀を蒸着されることで作られる。)

また、大きく異なっているのは、古代の「鏡」は宗教的な道具としても重要なものであり、呪術の力を持っているとされたり、神が宿っているとして特別扱いされていた。そのため、古代の「鏡」には宗教的な意味を持つ様々な装飾が施されているものが多い。現在の「鏡」はそのような意味は無くなっていて、姿見としての用途が一般的となっている。姿見としての「鏡」は、中世に鏡台として利用された所から始まっていて、その後発展してきた歴史がある。(古代では、水面が姿見としての「鏡」となっていた。)

また、姿見用途以外の用途としては、車のバックミラー、町中の交差点などの反射鏡として、安全確認のための道具として広く利用されている。

それにしても「ミイラ」と「ミラー」って、(音は)ちょっと離れすぎているように思うのですがね...

 

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