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ケータイ刑事銭形泪9話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形泪」第9話「BS初!! ドラマ公開収録 ~超能力殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目(この物語については通算で7回目)となる今回で、この物語については終わりです。今回は劇中で出た言葉から「以心伝心」についてと、「劇薬」について、そしてアリバイ証明になった「領収書」について、そしてゲストが坂井真紀さんだったことから、この物語の後に製作された「佐藤四姉妹」についても記すことにします。尚、「領収書」については「・19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして加筆しました。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/10/2、7、9、14、16付けで記しています。)

以心伝心」:言葉で言わなくても、心と心とで互いの気持ちが通じ合うことをいう。元々は仏教語であって、「心を以て心を伝う」という禅宗の言葉(「伝灯録」にある言葉である。意味は、言葉で表現できない真理を師から弟子に伝えること、である。)である。そのため「以心伝心」を「いしんでんしん」と読まずに「こころをもってこころをつたう」と言うように漢文のようにふりがなを付けて読む場合もある。(古語ではよくあったが、現代ではこの読み方は殆どされないですが...)

電話や電報が登場したことで、「以心電信」と表現する者が現れたが、このような四字熟語は無く、これはあくまでも言葉をもじったものに過ぎない。→心を込めて電話の対応をする、という意味に死体のでしょうが...

尚、英語では「Tacit Understanding」と言うが、「Telepathy」という単語にも「以心伝心」と言う意味がある。

劇薬」:激しい薬理作用があったり、体内蓄積作用が特に強い医薬品のことである。使用方法を誤ると命の危険があるような危険な薬である。(一応、「毒薬」よりはよりは弱い薬ということになっている。(「毒薬」は微量でも激しい作用を表す薬のことであり、管理の方も他の薬と分離して、鍵の掛かる場所に貯蔵することが義務づけられている。))

細かい規定は薬事法で規定されている。つまり、法律で指定されている医薬品と言うことになる。(例えば、ロートエキス、硫酸アトロピン錠、アヘン末、アセチルコリン、アミノピリン、アンチピリン、エフェドリン、エメチン、コカイン、カフェイン、コデイン、ジウレチン、フェノバルビタール、ミグレニンなどがある。)尚、法律では「薬事法」で定められているのが「劇薬」と「毒薬」であり、「毒物及び劇物取締法」で定められている「毒物」「劇物」「特定毒物」とは別である。

尚、劇薬の中には「麻薬」とされているものも含まれているが、「劇薬」はあくまでも医薬品であるため、麻薬取締法によって規制されることはない。(しかし、管理や処方に関しては細かく規定されているため、単なる風邪薬のように簡単に処方することは出来ず、管理の方も厳しく行われる事になる。)

「劇薬」には白地に赤い文字の「劇」とそれを囲む赤い円という「劇薬」を表すマークを記載することが義務づけられているので、見たら直ぐに分かるようになっている。また、管理は普通の薬とは区別して、貯蔵および陳列しなければならないことになっている。(「毒薬」のように施錠できる場所に、という所までは定められていないが、分けて管理される。)

尚、「毒薬」と「劇薬」はあくまでも医薬品であり、使用方法を誤ると命の危険がある薬であるが、正しい使用方法であれば命を落とすことはない。よって、ドラマでは「毒薬」を飲むと直ぐに死ぬ、というのが当たり前になっているが、現実の世界ではこれは誤ったことである。(「毒物」を飲むと直ぐに死ぬ、というのであれば正しいことになる。)

また、良くある誤りとしては、「激薬」と書いてある場合があるが、この表記は誤ったものである。(「劇痛」は「激痛」とも表記するが、「劇薬」は「激薬」とは表記しない。)

尚、英語では「Powerful Drug」と言うが、「Strong Medicine」と言う場合も希にある。(ちなみに「毒薬」は「Poison」または「Deadly Poison」と言う。)

領収書」:代金受取人が金銭を受け取ったことを証明するために、代金支払者に対して発行する書類のことである。「レシート」という場合もある。(「領収書」と「レシート」は、基本的には同じものであるが、日本では前者は宛名がある(「上様」と記してあることも多々ありますが...)ものを指し、後者は宛名がないもの(例えばスーパーなどのキャッシャーで発行されるもの。但し、最近ではコンビニなどのキャッシャーが発行するものには宛名が入っていなくても「領収書」という文字が入っている場合がある。)を指す。(一応、「領収書」と「レシート」は別物として扱われている。しかし、「レシート」でも領収書の要件を満たしていれば、立派な「領収書」となる。)

領収書を発行する場合、金額が3万円以上となる場合は、収入印紙を貼って、それに消印をすることで、印紙税を納めなければならないとされている。(但し、営業に関係しない領収書(個人が営業以外で物を売った場合など)や、宗教法人、財団法人などの公益法人が発行する領収書には収入印紙は不要(=印紙税の納付義務はない)である。)

また、金額を記入する場合(手書きの場合)、後からの数字の加筆を行って金額を改ざんすること防ぐために、数字の先頭には通貨記号を、末尾にはハイフンを記すことになっている。(これによって、桁数を増やすということを不正でいる。)しかし、算用数字を用いて記すと、「1」を「4」や「7」に、「3」を「8」に改ざんすることが容易であるため、算用数字を用いずに漢数字を用いて記すこともある。(特に金額が大きい場合は、容易に改ざんが出来る「一、二、三、十」は「壱、弐、参、拾」という大字を使用する。(それ以外には「五」が「伍」、「万」が「萬」という大字を使用することがある。))→手書きではなく、チェックライターを用いて金額を記入すれば良いのですが...

領収書は必要経費の処理を行う場合、必ず必要になるものである。そのため、最も身近な公的書類と言うことも出来る。(領収書がないと経費として認められないことになる。但し、公共交通機関(電車など)の運賃については領収書の発行は特別の場合を除いて行われない。→領収書の発行を頼めば、発行して貰える。)

領収書には日付、相手先(宛名)、内容、金額、受取人の名器が必要であり、更に受取人がその内容を認める印が必要となる。現金決済を行う店やサービスでは必ず領収書を発行できる準備がされていて、発行を求めると領収書を発行してくれる。

領収書には、その内容の明記が必要であるため、銀行通帳のように、単に支払い(引き落とし)の金額の記入だけであれば、領収書としては認められないことになる。この場合は領収書の発行を求めればよいが、但し、既に日付と金額は記されているため、取り引き内容のみを記したものであっても構わない。

尚、英語では「Receipt」、ドイツ語では「Quittung」、フランス語では「Reçu」、イタリア語では「Ricevuta」、スペイン語では「Recibo」と言う。

佐藤四姉妹」:2005年5月にBS-i(当時、現在のBS-TBS)で放送された1話5分、全20話のショート・ドラマである。また、全ての物語がワンシーン・ワンカットの物語である。30分枠で、一度に5話ずつ、全4回の放送が行われた。(後に、2時間枠で全20話の一挙放送も行われた。)最近は全く放送されないが、久しぶりに再放送して貰いたい作品でもありますね。

また、DVDでも発売になっているが、全20話100分が半分の10話/50分ずつに分けられていて、「白版」と「赤版」という2巻になっている。(放送の第1回と第2回の10話ず「白版」に、第3回と第4回の10話が「赤版」に収録されている。また、それぞれに約44分のメイキングも収録されている。)が、こういうものは1巻にまとめてリリースして貰いたい所である。(メイキングまで含めても188分であり、2層にすれば全く問題無く1枚に全部収まります。→そもそも「白版/赤版」は共に94分の1層であるだけに...)

主人公は佐藤家の四姉妹(タイトル通りである。)であり、それぞれが主役の物語が5話ずつある。(放送では、4人が主役の物語が1本ずつと、初回は長女、2回目は次女、3回目は三女、4回目は四女が主役の物語がもう1本という形であった。)しかし、四姉妹が共演する物語は1本もない。

全20話の内、2話だけが監督と脚本が別の人であったが、残る18本は監督と脚本は同じ人である。既に演出家として活躍している人もいるが、どちらかというと次の世代を担うような人たちが中心になっていて、実験作という位置づけの物語が多い内容である。(役者として活動している人が監督と脚本務めた作品があって、「ケータイ刑事」ではお馴染みの佐藤二朗さんや林和義さんも監督&脚本として参加した作品もある。また、大掘こういちさんは監督&脚本を務めていないが、2本に出演している。「ケータイ刑事」にゲスト出演したことのある人が、全20話の内、その半分ぐらいに出演している。)

物語の方は、コミカルなもの、シニカルなもの、シュールなもの、シリアスなもの、というようにバラエティに富んだ内容であり、たっぷりと楽しめる作品となった。(1話5分ということが、見やすいということに繋がり、実験的な試みとしても面白いものになっていました。)

一方、演じたのは、BS-i作品ではお馴染みの顔ぶれであり、佐藤四姉妹を演じた4人は全員が「恋する日曜日」でも主役を務めている。その4人は、長女:佐藤真紀が坂井真紀さん、次女:佐藤ともえが篠原ともえさん、三女:佐藤芽以が(ちゃんこと)黒川芽以さん、四女:佐藤奈々が秋山奈々さんである。((「銭形泪」の)この物語は2004/2/29の放送であったので、「佐藤四姉妹」の方が後ということになるが、結果的に、佐藤四姉妹の三女が長女を逮捕していた、ということになった。)

ちなみに、この「佐藤四姉妹」の他に、「怪談新耳袋」「スパイ道」「先生道」という作品が1話5分の作品(「ショートフィルム道」の作品として製作放送されている。最近では「ショートフィルム道」という形では製作されていないが、ネット配信された「恋する星座」や「bump.y」も「1話5分」であるため、「ショートフィルム道」の流を受けている作品ということになる。→「ショートフィルム道」と銘打っていた頃のような実験的な所が無くなり、平凡に纏まってしまっているのが残念な所である。)

 

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  • メディア: -

規制医薬品名便覧―指定医薬品・要指示医薬品・毒薬・劇薬 (1976年)

  • 作者: 薬業時報社
  • 出版社/メーカー: 薬業時報社
  • 発売日: 1976
  • メディア: -

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