ケータイ刑事銭形命1話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形命」の[裏ネタ編]を記していくことにします。(「愛」「泪」と同様に1つの物語について複数回にして、補追版を作らないようにしたいと思っていますが... 尚、「泪」の補追版も平行して進めていきます。)それにしても、MBSはいっこうに「銭形命」を放送するような気配が無いですね...
で、「銭形命」の第1話は「サックス刑事登場! ~セブンティーンクイーン殺人事件」です。初回となる今回はサブタイトルにある言葉から「サックス」について、「セブンティーン」について、そして冒頭の命ちゃんと松山さんのファースト・コンタクトの所で松山さんが口にした「ソウル」について、そしてこの物語に登場した「日焼けマシーン」について記します。
尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「サックス」:サキソフォン(「Saxophone」)のことであり、その省略した言い方である。(が、一般的には「サックス(Sax)」と言う言い方が定着している。)尚、日本語では「サキソフォン」「サキソフォーン」「サクスホン」「サクソフォーン」などと表記される場合もあるが、同じものである。また、英語とフランス語では「Saxophone」(但し、発音は異なる)、ドイツ語では「Saxophon」、イタリア語では「Sassofono」と言う。
金属製(真鍮)の木管楽器の一つであり、シングル・リードの楽器である。クラシック音楽だけでなく、ジャズでも広く使われている楽器である。また、ロックやポップスの世界でも使用されている。(ロックの世界では1970年代のブラス・ロックの当たりから目立つようになり、'80's前半のダウンアンダー・ロックのブームの時にはサックスが特徴となっていました。)
この楽器は1846年にベルギーの管楽器製作者のアドルフ・サックス(ADOLPHE SAX)が発明したものである。(1846年に特許が取得されている。)彼の名前に因んで「Saxophone」と名付けられたが、現在は彼の名前がそのまま楽器の名称として使われることが中心になっている。開発当時は、木管楽器と金管楽器の双方の特徴を持つ楽器となることを目標としていたものであり、その通りの楽器となって、表現力に富んだ音を発する楽器である。また、1872年に発表されたフランスのビゼーによる『アルルの女』(ビゼーの代表曲というと『カルメン』であるが、これは1873年に発表された曲である。)はサックスを広く知らしめることになった有名な曲である。→「名曲探偵アマデウス」で知り挙げてくれることを期待しています。
また、サックスにはソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4つの種類があるが、クラシック音楽ではアルトが標準的に使われるものである。(当然、その4つのサックスによる四重奏もある。)一方、ジャズなどの世界では、アルトとテナーが同程度で使用されている。
比較的新しい楽器であるが、ジャズの世界では広く採用されており、ジャズ奏者の中には幼名なサックス奏者が数多く生まれている。また、1960年代から1970年代には名盤と言われるサックスを中心にした曲を納めたアルバムが多数生まれていて、それが1970年代後半のフュージョン・ブームに繋がり、一般的な楽器として定着することになった。
ただ、サックス奏者は男が多く、女性サックス奏者は余りいないのだが、命ちゃん(=岡本あずさ)はなかなか渋い楽器を選んだものですね。1990年代にアイドル的なサックス奏者として知られるキャンディ・ダルファー(CANDY DULFER)のような存在になって貰いたい所でもあります。
「セブンティーン」:数字の「17」のことである。または集英社が発行している10代の女性をターゲットにしたファッション雑誌の名前でもある。(ここの所、丹羽Pと雑誌「セブンティーン」との癒着が甚だしくなり、セブンティーン専属モデルの中にはかなりの数の多聞チルドレンがいますね...現在のセブンティーン専属モデルで多聞チルドレンと呼ばれているのは、6代目の大政絢、7代目の岡本あずさという銭形ーズの2人に、岡本杏理、桐谷美玲、草刈麻有、水沢エレナがいる。)
雑誌「セブンティーン」は、1968年に「週刊セブンティーン」として創刊された雑誌である。当時は総合少女週刊誌「マーガレット」のお姉さん的な雑誌という位置づけであり、同時に、アメリカで1944年に創刊された「Seventeen」の日本版というスタンスでもあった。(内容はファッション、少女漫画、芸能等を扱ったものであった。)1987年に雑誌名をアルファベット表記となる「SEVENTEEN」と改めてリニューアルし、1988年1号からはファッション誌へと衣替えをして、同時に月に2回の発行となった。その後、2008年に創刊40周年となり、表記を現在の「Seventeen」として、月に1回発行の月刊誌へとなった。(週刊から月2、月1へというのは、売れている雑誌ではあるが、雑誌全体が苦戦していることの証でもありますし...)
また、「17」ということでは、1971年には「17才」という曲を南沙織が歌い、ヒットさせている。(南沙織のデビュー・シングルでもある。)後に(1989年)森高千里がカヴァーして、やはりヒットを記録したことから、現在では数多くのシンガーがカヴァーするスタンダード・ナンバーとなった。
「ケータイ刑事」では、舞と零を除く5人(愛、泪、雷、海、命)は17才という設定になっていることから、これらとも掛けられているのは言うまでもないですね。
「ソウル」:この物語の「ソウル」は英語の「Soul」のことであり、精神、魂、のことである。(韓国の首都であるソウル市は英語では「Seoul」と綴るため、日本語で「ソウル」と表記された場合は前後の文脈から判断しないといけないが、英語では一目で区別出来る。)
また、黒人音楽に「ソウル・ミュージック」というものがあるが、これのことも「ソウル」と言うことがある。これは基本的にアフリカ系アメリカ人のゴスペルとブルースから発展して確立したジャンル・ミュージックであって、1950年代から60年代にかけて確立したものである。
命ちゃんがサックスの練習をしていたが、音楽にはよく言われるのは「魂」があるか、ということである。これを考えると松山さんは結構厳しいことを言っていますね。
「日焼けマシーン」:人工的に日焼けをするための装置のことであり、日焼けサロンには必ずあるものである。装置は紫外線を出すものであって、それを肌に直接当てることで日焼けを行うというものである。英語では「Sunbed」と言う。
また、この物語に登場した用に、全身日焼けをするための装置と、体の一部分だけの日焼けをするものとに大別出来る。
「日焼け」は、日光の直射を浴びて皮膚が黒みを追うことを言う。が、これは太陽光に含まれている紫外線によって起こるものである。(医学的に捉えると、紫外線によって皮膚組織の細胞が傷められ、炎症を起こすことによって起こるものであり、「火傷」の一種ということが出来る。但し、ここで言う「火傷」は現象を捉えて言っていることであり、生命が危険になるというレベルの火傷ではない。但し、日焼けでも過度のものになると、脱水症状を起こしたりして、生命活動に支障が出る場合もある。)
軽い日焼けは、時間が経てば元に戻るので、肌を焼いた状態を保とうとすれば、適当な日焼けを行う必要がある。夏場であれば太陽光も強いが、冬場であれば気温も低く、全身を太陽光で日焼けをしようというのには無理がある。そのため、手軽に日焼けすることが出来る日焼けマシーンは冬場には(松山さんのような人には)欠かせないものになる。
で、日焼けは紫外線によって起こるので、紫外線を放射するランプが光源となる。しかし、全ての紫外線で日焼けすると言っても、紫外線の中(波長によって分類される)には発癌性が高い物質を作るものもあり、有害な紫外線も含まれている。が、ランプの後にその有害な紫外線をカットするフィルターが設置されているため、そのリスクは低くなっている。(ゼロにはなっていない。→WHOでは、日焼けマシーンによる発癌性の危険は、アスベスト、たばこと同等の、最も可能性が高いレベルに分類されている。)
↓参考まで
サックス上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集
- 作者: 藤田 絢三
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2008/12/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
サックス&ブラス・マガジン めちゃ吹け☆アルト・サックス・コレクション ~ぐんぐん吹ける! 憧れのJ-POPヒット・ソング14曲(CD2枚付き)
- 作者: 木村 佳代子
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2008/03/24
- メディア: 楽譜
ベスト・オブ・キャンディ・ダルファー ~キャンデイ・ファンキー・セレクション ~
- アーティスト: キャンディ・ダルファー
- 出版社/メーカー: RCAアリオラジャパン
- 発売日: 1998/06/03
- メディア: CD
SEVENTEEN(セブンティーン) 2010年 02月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/12/26
- メディア: 雑誌
↓家庭用ではこういうものがあります。
NEOTAN-C120 ネオタンC120 NEOTAN-C120
- 出版社/メーカー: ソーラートーン・ジャパン
- メディア: ホーム&キッチン
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