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ケータイ刑事銭形泪10話[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形泪」第10話「爆弾魔からの挑戦状 ~手錠は爆弾を結ぶ」の裏ネタ編・増補は3回目(この物語については通算で9回目)となるが、この物語については今回で幕とします。で、今回は柴田さんが劇中出口にした「CIA」についてと「KGB」について、この物語では2つあることで事件の鍵となった「遺書」について、爆弾を作った犯人がこれだったということから「潔癖性」について、そしてクライマックスの所で五代さんから出た言葉の「くじ運」について記します。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/10/19、21、23、26、28、30日付けで記しています。)

CIA」:アメリカ中央情報局のことであり、Central Intelligence Agencyの頭文字を取って「CIA」と呼ばれている。アメリカの対外諜報活動を行う情報機関の1つである。本部はバージニア州ラングレーにある。

アメリカ大統領に直属する組織であり、軍や他の政府の情報機関とは独立した存在である。年間の予算も多く、使途はも議会の承認を得る必要がないことから「見えない政府」と言う声もある。活動は、表向きには世界各国の政治、軍事、経済に関する情報収集を行うこととなっているが、諜報活動も行っていて、時には謀略工作も行っている(とされている。)。特に東西冷戦下では、共産主義国家の転覆を狙って活動していたことが知られている。(有名なのは、1961年のキューバに対して行われたピッグス湾事件、1964年の北ベトナムで起こったトンキン湾事件などがある。)詳細については不明なところが多々あるのが現状である。

現在の形になったのは1947年(トルーマン大統領の時代)であるが、第二次世界大戦中の戦略事務局が中央情報グループ、政策調整局という組織改編を経て誕生した組織である。(1947年に成立した国家安全保障法による。)

また、フィクションの世界でも多く登場している組織でもある。実際、詳細が不明であるため、小説や映画に登場するCIAの姿もフィクションである所もある。特に映画では、「007」シリーズでボンドの親友でもあるフィリックス・ライターが所属している組織ということになっていて、「CIA」の名前を広く世界に知らしめることになった。ちなみに、「007」の原作小説では、フィリックスはCIAにいたが、その後退職してピンカートン探偵社のエージェントに転身している。

「007」シリーズ以外でも、ジャック・ライアン・シリーズである「レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」「トータル・フィアーズ」や「ミッション:インポッシブル」(TVドラマの「スパイ大作戦」も当然である。)、「ボーン・アイデンティティ」「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」のシリーズなども有名なところである。

東西冷戦下の時代では、ソ連のKGBと共に、世界で一二を争う組織として対立し、時には協調するなどしていて、恐れられた組織でもある。

この物語では、CIAの暗号のということで柴田さんが語っていたが、情報機関であれば暗号を使ったことは、その解読を含めてあって当然のことである。

KGB」:ソ連国家保安委員会のことである。ロシア語での頭文字を取って「КГБ」と呼ばれるが、英語ではそれを訳した「Komitet Gosudarstvennoi Bezopasnosti」の頭文字から「KGB」と呼ばれている。(読みは英語式では「ケー・ジー・ビー」、ドイツ式では「カー・ゲー・べー」である。)ソ連の情報機関であり、また秘密警察でもあった。また、軍の監視や国境警備までも行っていて、ソ連を影から支えていた組織でもある。

1954年に内務省から分離して設立された組織である。また、1991年のソ連崩壊によってロシア連邦保安局に吸収され、1993年に廃止されて消滅した。モスクワのルビヤンカ広場(ソ連時代にはジェルジンスキー広場と呼ばれていた。)に本部があることから、「ルビヤンカ」と呼ばれることもあった。現在はロシア連邦保安庁(FSB)の本部となっている。

任務は、資本主義諸国における諜報活動、スパイ、破壊工作、テロなどの破壊活動対策、反ソ連及び民族分子の敵対活動対策、ソ連軍の防諜業務、国境警備、ソ連共産党と政府の指導者の警護、無線防諜業務などである。

CIAと同様に、フィクションの世界でも色々と登場するが、アメリカやイギリスなどの西側諸国の作品では、決まって悪役のバックに付いているというように、悪役で登場することが殆どである。(アメリカ映画でも、ソ連の人物を主人公にした作品はあるが、そこでも大抵は悪の組織ということになっている。)が、東西冷戦で、西側諸国にとったら敵側の親玉であるソ連の諜報機関であり秘密警察であるので、こういう設定は当たり前と言ったところでしょう。「007」では、スペクターという悪の組織があったものの、やはり敵役という位置づけでの登場が多かったですね。(一応、「英ソ協調」ということで融和の方向に進んでいくことになったが、悪役のバックに付いていることが多かったのもまた事実である。)

遺書」:死後のために書き残した手紙や文章の一つである。が、「遺書」と言うと、主に自殺する人が書き残した文書のことであり、財産相続などの遺志を記した「遺言書」とは異なるものである。(一応、「遺言書」も「遺書」の一つということになるが、法律によって定められた形式に整っていなければ、遺言書としての効力は生じない。)

遺書は、書は残される家族や友人たち等に対するメッセージというものであるが、同時に、自殺する理由も書かれているのが普通である。また、手書きが一般的である。(直筆であることが確認されると遺書と認定されることになる。)尚、ワープロによって作成されて遺書も存在するが、ワープロの場合は本人以外でも作成することが可能であるため、本人が書いたものとは認定されない。→この点を利用して、偽装自殺による殺人というのは推理小説や2時間ドラマ(ミステリー)では当たり前のように登場している。「ケータイ刑事」でもこの点ではお馴染みである。

英語では「Will」または「Suicide Note」と言うが、前者は主に「遺言」を指し、後者は自殺者の書き置きの遺書を指すことが多い。

潔癖性」:不潔や不正を極度に嫌う性質のことである。前者の場合は「アライグマ症候群」または「不潔恐怖症」とも言い、自分の手が汚れているのではないかという恐怖感に襲われて、何度も手を洗ったり、消毒液を使ったりして念入りに手を洗わずにいられなくなる病気の一つであり、後者の場合は正義感に燃える(ちゃんのような)若者に多い性質でもある。(ちなみに、前者の「不潔恐怖症」というのは「・2nd.8話」でネタとして使われていて、真犯人が不潔恐怖症でした。)

また、前者の場合は「きれい好き」と言うこともある。が、この物語では、爆弾を作った西島がこれであって、白い服ばかりを着ていたということが語られていたが、それだけで「潔癖性」と言うことが出来るのでしょうか?→確かに、白い服はちょっとした汚れも気になり、汚れが目立ちやすい。それだけに、常に綺麗でいたいということで汚れが直ぐに分かる白い服を着るというのは分かりますが、潔癖性というのは言いすぎで、単なる「きれい好き」ということになる可能性もあると思いますが... また、単に「白」という色が好きなだけなのかも... が、かつてのクイズのコンビを組んでいた柴田さんが言っていたのだから、まあよろしいかと...

尚、英語では、「Clean」と言うが、道徳的な場合の潔癖性の人のこと(先の説明では後者の場合)は「Puritan」と言う。(これは17世紀のイギリスで起こった「ピューリタン革命」(清教徒革命)の「ピューリタン」のことでもある。)

尚、ちゃん(銭形姉妹は全員ですが)は正義の味方であって、不正を憎み、犯人を逮捕するということではピューリタンということになる。尚、清教徒のことは一応「Puritans」と複数形で記すので、ちゃんはピューリタンであるが清教徒ではない(のは言うまでもない)。

くじ運」:クジを引いて、それが当たる運のことである。当たることの多い人は「くじ運が良い」と言い、全く当たらないひとは「くじ運が悪い」と言う。

世の中には、確かにくじ運の良い人がいるものです。商店街の福引きで、複数回ガラガラを回したら、1等と3等を同時に引き当てたという人を筆者は知っています。また、懸賞でやたらと当たる人もいますね。(筆者は、「BS-i」の社名だった時代の3年ほどの間で、20回ほどのプレゼントが当たっただけに、「BS-iに対してはくじ運は良かった」と言えるが、「BS-TBS」に社名が変わってからは9ヶ月で1回だけしかプレゼントが当たらず、「BS-TBSに対してはくじ運は良くない」ようです。→が、全く当たらないという人も大勢いるでしょうから、1回でも当たっているのだから「くじ運は悪い」とは言えないかも...???尚、BS-iで20回当選したものの、他のBSデジタル放送局では1度も当たったことはありません。また、雑誌の懸賞も当たった試しがない...)

尚、クジは確率である(宝くじや懸賞は全て該当するが、競馬やTOTOはこれには当てはまらない。(但し、予想することを完全に行わず、サイコロでも振って投票を決めれば、理論上はクジと同じことになる。))ので、数回、数十回では当たらなくても、何千、何万回も応募していたら、その内には当たることになる。(でも、1000回はずれるというのも大変ですが...)これは大数の法則によって証明されることになる。また、このことから、何処まで(何回まで)ハズレを我慢できるかが当たるポイントだという人もいる。→数回のハズレなら我慢できるが、何十回のハズレになると嫌気が差してしまい、続けて応募しなくなるので、全く当たらない事になる。よって、当たるまで応募し続ければ、(論理的には)必ず当たることになる、という理屈です。(理屈はそうであっても、実際は...???)

 

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