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ケータイ刑事銭形命1話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形命」の第1話「サックス刑事登場! ~セブンティーンクイーン殺人事件」の「裏ネタ編」も5回目となるが、この物語については今回で打ち止めです。で、今回は、松山さんがここから帰ってきたということで、「パプアニューギニア」について、そしてこうなったと柴田さんが言っていた「国外追放」について、クイーンが口にした言葉の「ライフワーク」について、ちゃんがこれに行かなきゃいけないと言っていた「」について記します。尚、「パプアニューギニア」については「・39話(3rd.13話)[裏ネタ編]」で記しているが、今回はそれをベースにして加筆しました。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

パプアニューギニア」:南太平洋のニューギニア島の東半分とその周囲のニュー・ブリテン島、ブーグンヴィル島などの島々を国土とする独立国である。正式名称は「パプア・ニューギニア独立国(Independen Stet bilong Papua Niugini)」というが、「パプア・ニューギニア」で通じる。イギリス連邦に加盟している国の一つであり、独立したのは1975年である。(独立前はオーストラリアの信託統治であった。)イギリス連邦に属しているので、国家元首はイギリスのエリザベス女王である。また、ニューギニア島はグリーンランドに次いで世界で2番目に面積の大きな島である。

19世紀には、ニューギニア島の西半分はオランダ領となり、東の北がドイツ領、南がイギリス領となる。1901年にオーストラリアが独立すると、南東部はオーストラリアが受け継いだ。第一次大戦でドイツが敗戦したことで、それ以降の東側は国際連盟でオーストラリアの委任統治領となる。太平洋戦争では日本軍が部分的に占領するが、戦後は国際連合によって、オーストラリアの信託統治領となる。その後、1969年に西側がインドネシア領となり、1975年に東側が独立して現在の形になった。

国土は約46.2万平方キロで日本の約1.2倍、人口は約670万人(2008年)である。首都はポートモレスビー、通貨は「キナ」、公用語は英語、トク・ピシン、ヒリモツ語であるが、800以上の言語が使われている。尚、英語トク・ピシンとヒリモツ語が多く使われていることから、これらの3つの言語は、議会などでは同時通訳されている。このように、言語の数が多いのは、伝統的に少人数の部族に別れていた歴史によるものであり、各部族でそれぞれ異なる言語を使っていたためでもある。また、地形上、他部族との交流も少なかったという歴史的なものがある。そのため「ピジン語」とよばれる混成言語が多く使われることになった。

尚、800以上もの言語があるが、その中には話者数が極端に少ない言語もたくさんある。(1/3は、話者数が1000人以下と言われている。)

住民は、パプア人が全体の2/3を締めているが、多様な民族から成っている。パプア人の他にはメラネシア人、ネグリト人、ミクロネシア人、ポリネシア人などが多い。また宗教は、キリスト教と、各民族独自の宗教が多数信仰されている。

産業は、農業と漁業就労者が最も多く、全体の3/4を締めている。それ以外では鉱業が中心で、金、石油、銅などが主な輸出品である。また、ヤシ栽培に適した土地(畑作には向いていない。)であることから、ヤシから作られるコプラやパームオイルは同国の主要輸出工業製品となっている。

尚、ブーゲンビル島がパプア・ニューギニアからの分離独立を求めて紛争になったが、現在は国連監視下の元、自治政府が認められている。ちなみにブーゲンビル島は、1975年のパプア・ニューギニアが独立した際、ブーゲンビル島は北ソロモン共和国として独立を宣言したが、その翌年にパプア・ニューギニア政府の支配下に入って北ソロモン州となった、1990年にブーゲンビル共和国として独立宣言を行い、これにパプア・ニューギニア政府が経済封鎖を行い、長年の紛争が始まり、国連が入って何とか紛争は収まったものの、その内に三度目の独立宣言もあり得るかもしれません。(ちなみに、ブーゲンビルはパプアニューギニアの主要な銅の産地であるため、独立派は独立しても経済的に自立できると考えている。)

国外追放」:法的には「退去強制」という処分のことである。また、「国外退去」「強制送還」と呼ばれることもある。外国人が何らかの方に違反することを行ったことにより、その国にいることを拒否される処分である。

英語では「Deportation」と言うが、この単語には「流刑者」という意味もある。(いずれにしても、その国に於いては犯罪者という扱いになる。)

尚、入国時に「入国拒否」される場合と、入国が許可されて入国し、その国に滞在中に拘束されて、滞在することを拒否される場合とがある。この処分が出た場合は速やかに国外に出なければならないが、強制的に送る場合もある。

ちなみに、「入国拒否」なる場合は、不正なパスポートを所持していたり、在留許可証を持っていない場合などがあるが、テロ活動を行う者としてブラックリストに名前があったり、薬物犯罪で有罪が確定した者も入国拒否される場合がある。また、密入国をしていて拘束された場合も、形の上では入国拒否されることになるが、密入国した時点から(無許可で)在留していたことになるので、実質的にはどちらにも属さない独自のパターンになる。

松山さんは、少なくともパプアニューギニア警察への出向ということで、ある程度在留していた事になるので、少なくとも前者の入国拒否されたものでは無いことになる。現地人よりも黒くなったことで国外追放されたという噂、と柴田さんが言っていたが、少なくとも何らかの法に触れる行為をしたからこそ国外退去命令が出ることになる。そう思うと、松山さんは一体何をやらかしたのでしょうかねぇ???

ちなみに、「ケータイ刑事」では、高村さんがちゃんと別れた後にシベリア勤務になった時、国外追放されているので、松山さんは2人目の「国外追放」になったことになります。

ライフワーク」:英語では「Lifework」、一生を掛けてする仕事のことを言う。特に、学者が研究に対して打ち込んだり、芸術家が芸術作品を作ることに打ち込む場合について呼ばれることが多い。

「ケータイ刑事」に於いては、脚本家の渡邉睦月さんが「ケータイは私のライフワーク」と言っていたのに、「」と「」では脚本を1本も書いていないのはどうしてなのでしょうか?

この物語では、森高沙織が「セブンティーンクイーンは私のライフワークですから」と言っていたが、人生を掛けて表現したいという気持ちは理解できるのだが、単に「クイーン」という肩書きに拘っているだけの小物というイメージも浮かんでしまうのですが...

」:現在では学校以外で学習をさせる私設の学舎、すなわち「学習塾」のことを指す。(特に、高校受験や大学受験を目指す生徒に勉強を教える「進学塾」「学習塾」のこと。)

元々は、学舎や知識人が、自宅に生徒を集めて教えたもののことを指していて、そこでは専門的なことを教えていた。江戸時代には「私塾」と呼ばれていた。これはあくまでも民間の教育施設であって、学校(江戸時代では寺子屋が現在の学校に相当する。)とは別物である。江戸時代の学者や医者たちは積極的に私塾を開いて後進の指導に力を入れていた。尚、江戸時代には、儒学、医学、蘭学を教える私塾が多く、歴史に名前を残す人たちの多くが私塾を持っていた。(中には、福澤諭吉の福澤塾のように、大学(慶應義塾)に発展したものもある。)

歴史は古く、平安時代に於いて、当時の知識人が自宅に生徒を集めて教えていた所まで起源は遡る。その後には、門の側にある学舎のことや、修学子弟の寄宿舎のことも「塾」と言うようになった。

現在の「塾」は、江戸時代に学舎や知識人が行っていた私塾から発展したものであり、基本的な勉強(江戸時代では、読み書きそろばん、現代では学校の勉強)以外を学習するものである。(現代の「塾」は進学塾という形になっていて、内容的には学校の学習と大きく離れるものではないが、「受験技術」を教えていると解釈出来るため、学校の勉強以外を教えていると言うことが出来る。)また、人材育成のための指導を行う塾として、松下政経塾、一新塾などがあるが、これらもやはり学校の勉強とは異なる専門的なことを教えている。

「塾」はあくまでも民間の教育機関であるため、そこでの学習を修了しても、学位や公的資格などを得ることはない。この点が学校とは根本的に異なっている。(学校では「卒業証書」が授与され、大学を卒業すると「学士」、大学院だと「修士」が得られる。)

英語では「Cram School」と言うが、日本の受験技術を教えているような詰め込み式の塾のことは「Juku School」と言うように区別されている。(日本語の「塾」がそのまま横文字になっている所が尾根白いところであり、シニカルなところでもありますね。)

 

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