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ケータイ刑事銭形泪11話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形泪」第11話「花粉症にご用心! ~サラリーマン銀太郎殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目(この物語については通算で7回目)となる今回は、冒頭でちゃんが利用しようとしていた「自販機」について、正直に忘れられていたこれをちゃんは届けたということで「おつり」について、そしてこの物語のトリックに使われた「うがい」についてと「うがい薬」について記します。尚、「うがい薬」については「・11話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/11/2、4、6、9、11日付けで記しています。)

自販機」:「自動販売機」のことであり、その略称として使われている言葉である。(昔々のことであるが、あるワープロ機で「じどうはんばいき」と入力して漢字変換を行ったら「児童販売機」となったことがあったのを思い出しました。→子供を売る機械って?)

貨幣やカードなどを投入口に入れると、販売している物品が自動的に出てくる装置のことである。対面販売ではなく、機械が販売するため、24時間、いつでも販売することが可能である。(但し、販売されている物品の一部は、時間制限を設けていて、夜間は販売しないというものもある。)販売店にすれば、商品を補充するだけで良くなるため、省力化が可能である。

現在、広く普及しているものは、ボタンで商品を選択するというものが当たり前になっているが、ガチャガチャの販売機のようなものも、当然ながらこれに含まれる。実際、世界で最初の児童販売機は、紀元前3世紀の古代エジプトに登場したものであって、神殿に置かれた聖水の自販装置である。(投入された貨幣の重みで内部の受け皿が傾き、その傾きが元に戻るまで弁が開いて水が出る、という仕組みである。)→(完全)機械式の自動販売機ということになる。

しかし、これは特別なものであって、現在のような形に近い自動販売機が登場したのは17世紀になってからである。更に、現在では当たり前となっているボタンによって商品を選択するという形の自動販売機は20世紀になってから登場した。(アメリカで、タバコの自動販売機である。)

また、日本で最初に登場した自動販売機は1888年に登場した「煙草自動販売機」である。(内国勧業博覧会に出展されたもの。)

現在では、鉄道の乗車券、映画の入場券、食堂の食券などのようなチケットの販売を行うものから、切手、飲料(酒類を含む)、タバコ、新聞や雑誌、乾電池、菓子、ガム、カップラーメン、アイスクリームなどの自動販売機などまである。但し、チケットの販売を行う自動販売機は「自動券売機」と呼ばれるのが一般的である。(が、これもっぱな「自動販売機」である。)

日本では、町中の至る所に自動販売機が設置されていて、様々な商品が販売されているが、自動販売機が幅を利かせているのは世界では日本だけである。治安の悪い所では、自動販売機は設置されていても屋内で人の目の届くところだけである。また、販売している商品も、ガムや新聞、診療などの限られたものしかない。治安の悪い国の人に言わせれば、日本の自動販売機は「屋外に置かれた金庫や倉庫」と考えられているぐらいである。(日本の場合、設置されている自販機の約半分が飲料の自販機である。)

その対策として、近年では携帯電話で決済出来るものが登場し、更には電子マネーやポストペイ方式のカードで決済を行う自動販売機も登場している。→「屋外に置かれた金庫」ということでは、内部に蓄えられている現金は少額になるが、「倉庫」と言う点では何ら変わらない。

また、2008年になってようやく規制されるようになったが、タバコの自動販売機に規制がなかったのは日本とドイツだけであった。また、酒の自動販売機があるのは日本だけである。自動販売機では、未成年者でも簡単に購入できてしまうということが問題になる。その対策として日本で導入されたタバコ自販機の成人識別カード「taspo」であるが、これの導入によって、タバコの販売がコンビニに移るようになり、町中のタバコ屋の廃業が増えている。自動販売機は、省力化のために導入されたものであるが、新しいシステムのおかげで、省力化に逆行する形である対面販売に戻っているというのは皮肉な所ですね。

いずれにしても、自動販売機の進化は目覚ましいものであるが、停電となったら販売することが出来ず、ただの箱になってしまいます。(一部では、停電した場合に備えて、バッテリーを内蔵した自販機もあるが、そこまでする必要性が本当にあるのでしょうか???)

尚、英語では「Vending Machine」、ドイツ語では「Automaten Eingeworfen」、フランス語では「 Distributeur Automatique」、イタリア語では「Macchina che Vende」、スペイン語では「Expendedor Automático」と言う。尚、海外旅行する場合は自販機にお金を入れたのに商品が出てこないというトラブルはよくあることなので、「お金を入れたのに商品が出てこない」という苦情は現地語で覚えておくと、役に立つかもしれませんよ。(が、下手に現地語を使うと、その返事にも現地語で返されて、何を行っているのか全く分からないという事になる可能性もありますが...)

おつり」:漢字では「お釣り」と表記する。支払った貨幣の額が代価を上回る場合、その差額(小額の)貨幣を用いて支払者に返却する金銭のことである。また「釣銭」とも言う。

基本的に、これは小額貨幣となる。(少なくとも、最高額面の貨幣(日本では1万円札)がこれに使われる事は理論上はあり得ない。)

店舗では必ず用意しておかなければならないものであり、小額貨幣(一般には硬貨)で用意されるが、中にはバスの料金支払いでは釣銭のやりとりをしていると、運行に支障が出るということもあり、そのようなものでは両替機を用意しておいて、支払い前に釣り銭が不要となるような小額貨幣を用意されるという方法を用いる場合もある。(が、これは特別なものである。)

おつりの計算方法には2通りがある。普通は、支払った貨幣から対価の額を引くという減算によって釣銭の額を計算するが、対価に対して下の位から順番に貨幣を加えていって、最終的に支払われた対価と同額になるように、加算によって求める方法もある。前者だと、直ぐにお釣りがイクラになるのか求められるが、後者だと下の位から順番に処理を行っていくため、時間がかかることになる。しかし、おつりを払う場合、正しいおつりの額が用意されるとは限らない(例えば、硬貨を間違えるということ。)ので、前者の減算で求めると、おつりが過剰になる場合や不足する場合が生じるが、後者の加算で求めると、おつりの誤りが少なくなるというメリットがある。→とは行っても、最近ではキャッシャーが自動的におつりを出してくれるので、いちいち計算をする必要は無いでしょうが...(これでも、キャッシャーの内部で貨幣の誤判別がされると、おつりの額が間違う場合がある。→JRの乘越精算機で、10円玉と100円玉のセットを間違えたことで、おつりが正しく出なかったということが実際に起こっていますし...)

または、電子マネーを使った決済や、プリペイドカード、ポストペイなどによる決済では、その場では釣銭は不要になるというメリットがあり、最近ではこうした決済方法も増加している。また、これだと店舗にある現金も小額になるため、強盗に狙われる可能性が下がると言われている。しかし、メリットばかりが語られていてデメリットがあまり語られないのは問題である。(システムがダウンした場合、停電した場合などをもっと考えるべきである。)

尚、英語では「Change」、ドイツ語では「Rest」または「Wechselgeld」、フランス語では「Monnaie」、イタリア語では「Resto」、スペイン語では「Vuelta」と言う。この言葉も海外旅行する場合は覚えておいた方が良いですね。

うがい」:漢字で記すと「嗽」。ただ、これは難読漢字として知られていて、一般的にはひらがな表記がされる。また英語では「Gargle」という。

水、またはうがく薬を用いて、喉をすすぐ行為のことである。これを行うことで、口腔から喉にいる細菌を除去したり、口腔に残っている食べ物のカス(歯に詰まっているものも含む)を除去される。特に、風邪の予防のためには有効とされている。(尚、インフルエンザの予防のためにも有用とされているが、インフルエンザの様なウイルス感染の場合は意味がない、という専門家の意見もある。)→帰宅したら、まずはうがいをするというのは基本中の基本である。

いつから行われるようになったのかは不明であるが、日本では平安時代には既に行われるようになっていたとされている。で、当時には既に行われていた鵜飼がその語源とされている。(鵜が魚を漁るために飲み込み、それを吐き出させるという様子がうがいに似ているから、とされている。)

欧米でも行われているが、西洋ではうがいははしたない行為とされているので、人前では絶対にしないようにして、場所を考えましょう。(特に、食後の口の軽い洗浄をする場合は、席を立って洗面所に行って行いましょう。)

うがいには、口の洗浄目的のものと、喉の洗浄目的の2つがある。それ以外にも「鼻うがい」と呼ばれる鼻腔内の洗浄を行うものがあるが、これは「うがい」の仲間ではあるが、一応別のもととされている。

前者の場合は、薬を使うということはあまりなく、水(水道水)を使って行うのが一般的である。口の中に水を含み、口を閉じ、頬を膨らませたり、元に戻すということを素早く何度か行うことで口の中を洗浄する。また、歯磨きの時も、歯を磨いた後のすすぎで、これを行う。(これらの場合は、すすいだ後の水は吐き出すのが普通である。)また、食後にはお茶などで簡単にこれを行うことがあるが、その場合は吐き出さずに飲んでしまうのが一般的である。(食後の歯磨きの際は、歯磨きの後ということで、吐き出すのが一般的。)

一方、後者の場合は、薬を用いて行うことも多くなる。口の中に水、または薬を溶いた水(=うがい薬)を含み、上を向いて口を開けたままで、口から息を吐くようにすることで、喉の部分が洗浄される。(終わったら、やはり排水は吐き出す。)

うがい薬」:うがいを行う場合に使用する水薬であり、専門用語では「含嗽剤(がんそうざい)」と呼ぶ。(やはり、これも難読漢字であるため、一般的には「うがい薬」と呼ばれていて、それで通じる。)英語では「Gargle」という。(「うがい」「うがい薬」という名詞と、「うがいをする」という動詞の意味がある。)

うがい薬は、大別すると2種類のものがある。一つは殺菌消毒の目的で使用するものであり、もう一つは炎症などの鎮痛消炎用の目的で使用するものである。前者の主成分はポビドンヨード、塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウムなどである。これらは殺菌作用があるが、同時に口臭除去という効果もある。代表的なうがい薬として知られている「イソジン・うがい薬」はポビドンヨードを含有しており、こちらの仲間である。

一方、後者の主成分はアズレンスルフォン酸ナトリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、塩化リゾチームなどである。

どちらも、これらの薬を使ってうがいを行った場合は、その液は吐き出す。飲んでしまっても命に別状はないものの、何らかの影響が出る場合があるので、注意が必要である。(特に子供にうがい薬を使ってうがいをさせる場合は注意しましょう。)

 

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