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「喜劇・旅行」(その6) [映画(邦画)]

今回は1970年製作のシリーズ6作について記します。

シリーズ第6作満願旅行
作品データを記しておくと、1970年の松竹作品で、時間は94分、原作と脚本は舟橋和郎、監督は瀬川昌治、撮影は丸山恵司、美術は熊谷正雄、音楽はいずみたくである。そして出演は、フランキー堺、団令子、香山美子、森田健作、ピンキーとキラーズ、松岡きっこ、ミヤコ蝶々、森川信、伴淳三郎、石井均、世志凡太、月の家円鏡、立原博、長沢純、桜京美、三浦布美子、江戸家猫八、たちである。

村上洋介は寝台特急・はやぶさ号の専務車掌であり、女性には高い理想を持っている30代の独身男である。そして母のお政と共に鹿児島に住んでいた。同じくはやぶさ号の食堂ガール・庄司八重子は洋介にぞっこんであるが、洋介は彼女にはまるで興味がなかった。そんなある日、洋介は同郷の秋山すみ江という女性と見合いをした。すみ江にあった瞬間に洋介は一目惚れし、すみ江も洋介に気があったようだった。しかし、その席に八重子が現れ、更に旦那に捨てられて暴れたユカもやってきて、見合いの席は大混乱。すみ江は起こって帰ってしまった。が、洋介のすみ江に対する思いはエスカレートしていく、と同時に八重子の洋介に対する思いもエスカレートして、弟と一緒に洋介の家の離れに引っ越してきて女房気取りの振る舞いを始めた。そんな中、すみ江が別の見合いで鹿児島に来ると知った洋介は、すみ江に会って説得し、霧島温泉で再会を約束した。で、洋介はいつものようにはやぶさ号への乗務をする。が、同じ列車に乗っていた八重子が急性盲腸炎で倒れ、豊橋に臨時停車して急拠入院する。翌日、乗務で鹿児島にいた洋介の元には「八重子危篤」の報が届いた。すみ江との約束の霧島温泉か、八重子のいる豊橋に行くのか迷った洋介だったが、八重子を選び豊橋に駆けつけた。で、ベッドの八重子を励ますつもりで、結婚の約束を口にしてしまった。が、医者の話では、八重子は数日で退院できると知って慌て始めた。しかし、もはや後の祭りとなり、八重子との結婚話が進められていくことになった。これは全て八重子の弟・隆一の考えた策略だと分かるが、洋介は八重子と結婚した。

これまでのシリーズ作品に見られた展開の焼き直しという展開の物語であるが、テンポ良く物語が進んで行くことで、あまり気にならなくなる。(逆に、本シリーズの得意のパターンということで、安心して見ていられる。)まあ、これがシリーズ作品の持っているところであって、シリーズ作品の1本として楽しむという作品ですね。

 

↓DVD化されておらず、ビデオです。

満願旅行 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: VHS


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