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ケータイ刑事銭形命3話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形命」の第3話「猛スピードで移動する死体! ~競輪選手殺人事件」の「裏ネタ編」の3回目となる今回は、この物語の真犯人が現在の職業としていた「自転車便」について、過去がこれだったということから「賞金王」についてと「チャンピオン」について、彼の自転車がこれだったことから「特注品」について記します。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

自転車便」:自転車を使って貨物や信書の送配業務を行っている事業のことである。(バイク便や宅配便の自転車版といった所である。)「メッセンジャー」と呼ばれることもある。但し、自転車を移動手段に使うことから、サービスエリアは主に大都市内特定地域に限られている。

車を使ったものではないので、道路の渋滞の影響を受けないことが特徴であり、車だと一方通行の道路では遠回りになることなどもあるが、影響もない。このメリットを活かした事業展開が行われている。また、排気ガスが無いということも評価されている。

しかし、自転車で移動するため、遠距離への送配は行っておらず、配送先は近距離に限られている。(折りたたみ可能な自転車を使って、地下鉄などの鉄道と併用して配送業務を行っている事業者もあるが、それでも近距離の範囲内である。)また、貨物と言っても大きなもの(重量物)ではなく、小物に限られる。(写真、フィルム、本、書類などが主な取り扱い貨物である。)

現在営業している自転車便は、基本的に当日配達を行うというをしているため、翌日は板津を基本としている宅配便よりも早く配達されることになる。よって「当日配達」を売りにして、宅配便よりも「速達」ということで事業が成り立っている。しかし、「当日配達」ということではバイク便と競合することになる。(バイク便よりは料金が安く設定されている。)しかし、近距離であると、バイクでは交通規制(一方通行など)によって遠回りを強いられることもあったり、自転車だと細い路地のような抜け道を通ることも可能であり、時にはバイク便よりも早く配達される場合もある。

自転車便が登場したのは1980年代の欧州の都市である。(元々欧州では、自転車が都市部に於ける交通手段として広く利用されていたという下地があった。)やがてアメリカの大都市にも登場することになる。尚、日本では2000年ごろから登場した。(バイク便の方は1990年代に登場している。)

この物語では、現像所から出版社までの写真の配達であったが、このような利用の仕方は、自転車便ではごく当たり前である。但し、最近では写真も電子化されての利用が多く、電子化されたものをインターネット回線を使って送る、というが当たり前になっている。これを考えると、物語では写真の内容に関しては全く触れられていないが、ポスターの様なある程度大きなものなのではないかと予想出来る。(または、ネット回線ではセキュリティの心配があるということで、写真週刊誌の特ダネ写真なのかも...???→現像所と出版社は守秘義務契約をしていれば、この可能性も捨てきれません...)

賞金王」:プロ・スポーツの世界に於いて、獲得賞金の総額で(年間)ランキングを争う競技の最多賞金獲得者のことである。尚、女子プロ選手の場合は「賞金女王」と呼ばれる。

この物語で語られた競輪もそうであるが、ゴルフ、競艇、競馬、オートレース、ボウリングなども同様のシステムで年間の成績のランキングを決定していて、それぞれに賞金王がいることになる。(いつも話題になるのはゴルフですけど...)→公営ギャンブルとなっている競技は、基本的に全てである。(当然、それぞれの競技に賞金王(女王)が生まれることになる。)

賞金王の座を競う競技は、基本的に個人競技である。(その競技でも、チームを組んで団体戦となる試合も一応存在する。)競技の試合(大会)には成績に応じて賞金が出ることになっていて、成績に応じてそれぞれの選手に賞金が入り、それぞれの試合に於ける獲得賞金額を1シーズン通して加算していくことになる。よって、理論上でのことであるが、その年に1時も優勝しなくても、コンスタントに上位に入る成績を続けていれば、賞金王を獲得出来る可能性がある。(例えば、全ての試合いつも2位だった場合など。)

また、大会によっては賞金額が異なるため、同じ優勝回数であっても賞金額の大きな大会で優勝した方が、賞金王に大きく近づく。(→ゴルフなどでは「メジャー」と呼ばれる大きな大会と、通常の大会では賞金額に大きな差がある。)よって、賞金王は、その年の大会で最も多くの優勝回数者でない場合もある。

チャンピオン」:優勝者、選手権保持者のことである。英語では「Champion」、日本語では「王者」「チャンプ」と呼ばれる場合もある。選手権大会(Championships)、選手権試合(Title Match)などの勝利者のことであり、チャンピオンはそのタイトルを保持することになる。(分かりやすいのはボクシングですね。)

尚、試合の勝者のことは「勝利者」(Winner)と言うが、チャンピオンも当然のことながら勝利者である。しかし、全ての試合(大会)での勝利者は「Winner」であるが、チャンピオンは選手権試合のような特別な試合での勝利者のことであり、「勝利者」の中のごく一部しかチャンピオンにはなれない。また、タイトル保持者であるチャンピオンの行う試合の全てが選手権試合ではないので、例えタイトルを保持しているチャンピオンであっても、タイトルの掛かっていない試合に勝利しても「Winner」でしかない。(一応、その選手を呼ぶ場合には「チャンピオン」と言うことはありますが...)

特注品」:「特注」とは、「特別注文」の省略した言い方である。普通の注文は、既製品の中から行うが、特別注文はそうではなく、既製品とは異なる仕様で特に注文することである。そのため、「カスタム・オーダー」「オーダーメイド」などということもある。英語では「Special Order」という。(日本語は、この英単語の直訳ですね...)尚「オーダーメイド」は和製英語である。(一応「Made to Order」という言い方ならばあるが、「Order-made」とは言わない。)

「特注品」は「特別注文」を行った品物のことであり、「カスタム品」という言い方をする場合もある。この代表的なものとしては、洋服がある。特に「テーラー」と呼ばれる洋服屋は、「仕立て屋」というのが正しい日本語であって、注文者の採寸を行い、それに合わせて洋服を仕立てる。(洋服の場合、サイズが「○号」というものがあり、シャツでは「S、M、L」などのサイズがあるが、これらはサイズを固定(一応、メーカーによって微妙な差はある。)した既製品である。)

工業製品の場合、大量生産する場合は既製品の方が効率が良く、しかも安価に製造することが出来るが、特注品は少量生産(基本的には1個となるが、複数となる場合も一応ある。(希ですが...))となるため、生産効率が悪くなる。そのため、既製品よりも割高になる。しかし、細かい所まで注文者の意図したように製造されるため、注文者が本当に欲しいものとなる。

特にプロ・スポーツの選手の場合は、競技で使用する道具については、特注を行うのが一般的である。よって、土屋は元競輪の賞金王でもあるだけに、特注品の自転車を持っていても何ら不思議ではない。(むしろ、当然である、ということになる。)

 

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↓こういう自転車を使っているのを目にしたことがあります。

↓一応拾っておきます。

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