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ケータイ刑事銭形泪13話[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形泪」1st.シリーズの最終話となる第13話「助けて、五代さん! ~銭形泪冤罪事件」の裏ネタ編・増補は4回目(この物語については通算で9回目)となるが、この物語はここまでということにします。(何だかんだで「銭形泪」の裏ネタ編は307回目となりましたが、2nd.も前半については増補していく予定です。)で、今回は「緊急配備」について、「マーク」について、「観察力」について、「凡ミス」について、「国家権力」について記します。尚、「国家権力」については「・25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/11/29、12/1、4、9、11日付けで記しています。)

緊急配備」:警察が事件発生時に発令するものであり、犯人の早期検挙と迅速に捜査の資料となる情報を得るために発令されるものである。特に、事件現場付近の近くの道路では検問が行われたりするが、これも緊急配備の1つである。また、時には大がかりな体制となることもある。

緊急配備には大別すると3つのものがある。「特別緊急配備」「広域緊急配備」「広域協定配備」があるが、これらの区別は発令の仕方によって区別される。「特別緊急配備」は一般の緊急配備であり、事件が発生した現場を中心として、その地区を所轄とする警察署が行うものである。「広域緊急配備」は他の都道府県警察に依頼をして、または他の都道府県警察から依頼されて行うものであり、都道府県をまたがって行われるものである。(特に、近年では交通網の発達によって、犯人の逃亡もスピードアップしていることもあって、隣の都道府県の警察に依頼する/依頼されて、ということは珍しくない。)「広域協定配備」は、他の都道府県との広域協定に基づいて行われるものであり、大都市部ではしばしば行われることでもある。

一応、3つに区別される緊急配備であるが、その目的に差があるものではなく、犯人の早期検挙と迅速に捜査の資料となる情報を得るという目的は変わらない。尚、対象範囲が広い方がそれに投入する人員数が多くなるのは言うまでもない。また、また、むやみに対象地域を広げたからと言って、得られる情報が増えるとは限らず、無駄骨だったということも増える。(この辺りは、事件の内容から判断することになり、初動捜査に於ける重要な判断となる。)

また、緊急配備は、事件が発生した所轄署のみ、その隣接地域の複数の所轄署、都道府県単位の全警察署で行うものがあり、これは事件の性格によって使い分けられる。また、鉄道や高速道路といった交通網を中心に行う場合もある。

マーク」:英語では「Mark」、記号、印、符号、のこと、若しくは印を付けることを言う。また、目を付けて、継続的に注目することも言う。(尾行を行う場合も、尾行する相手をマークする、ということになる。)

この物語では、キムチ丼の蓋に付けられたマーク、ということで登場しているが、この場合の「マーク」は区別をするための印、ということになる。(一応、ちゃんと五代さんは荒畑の護衛をすることになり、荒畑の外出について行って警戒していたが、これも「荒畑をマークした」ことになります。更に、途中でちゃんが、海王星団のスナイパーらしき人物に気がつき、後をつけたというのも、やはり「マークした」ということになる。)→複数の意味のある言葉だと、それを掛詞として描くことの多い「ケータイ刑事」シリーズであるが、この物語では特にそう言うことがなかったということで、ちょっと珍しいことになった物語でした。

この物語での「マーク」は、識別するためのものであり、「目印」ということになる。目印として使われるマークは、他のものと区別出来ればよいということで、形や色の違うものを使って識別可能とすることが一般的である。(例えば、同じ大きさ、形の色違いのシールを使って区別したり、同じ色でも形が異なる(三角、四角(正方形/長方形)、円形、星形、etc.)シールで区別する。)また、この物語では「キムチ丼」の頭文字の「キ」の字が記されていたが、その物の名前の文字(頭文字、省略形、フルネームの場合がある)を情報として記しておくというのも一般的である。(店員であれば色や形だけで文字情報が無くても、それぞれが何を意味しているのかは覚えているでしょうから問題無いが、客はその説明をされるか、何度か利用しないと理解できないため、文字情報を使って区別するというのは効率的な識別方法である。)

ただ、マークはあくまでも他のものと区別することが出来ればよいだけでなので、文字情報を付けてあったとしても、多くの情報が記されることは少ない。→この物語のように頭文字のみというのは一般的に行われることである。

また、識別のための印ということでは、商品に付けられているバーコードもこれに含まれることになる。ただ、バーコードは規則に従って数字や文字をデザインしたものであるため、実は情報量は決して少ないものではない。(特に、近年ではQRコードに代表される二次元のバーコードも登場している。)

また、JISマークをはじめ、規格に適合した商品に付けられる各種マークは、規格を満たしていないもの(=そのマークが付いていない)と区別する印として定着している。(一時期、規格に適合していないものでも規格適合のマークが付けられるという偽装問題が社会問題になったことがありましたね...)

また、世の中にある各社の商標、会社のマークなども同じ目的のものである。古くからあるものとしては家紋や一族の紋章などもマークということになる。しかしこれらのものは、かなり凝ったデザインとなっているのが一般的であるため、単に他との区別するために使われる(目印としての)マークとは別物という考えも出来る。(が、広義では同じである。)

観察力」:「観察」とは、対象物を知るために、その対象物を注意深くじっくりと見ることを言う。時間的に変化していく部分を発見したり、変化しないものでもその特徴を素早く掴むことが重要となる。小学校の理科でも、色んな教材を観察することで、その対象物の特徴を掴む勉強がされている。

「観察力」とは、上記のような「観察」を対象物に対して行い、そのものの特徴や変化を見抜く能力のことを言う。(瞬時に特徴を掴んだり、違いを発見するということが求められる。)

研究機関では、研究対象物を観察することが重要で、医学、化学では観察を行うのは基礎中の基礎である。(当然、観察力が必要になる。)そして、じっくりと観察を行ったところから分析や解析を行う。柴田さんの鑑識課では、対象物を観察し、分析して重要な証拠となるものを発見したり、犯人を特定するのに必要となるため、重要な能力と言うことになる。

また、自然の鳥を観察する「バードウォッチング」も、一般の人は趣味で鳥の姿を見て自然と交わって堪能して楽しむものであるが、研究機関が行う「バードウォッチング」では鳥の生態などを調べて鳥に関する様々なことを研究することになる。(鳥だけでなく、野生動物、海の生物についても同様であるのは言うまでもない。)

また、身近なところでは、2つの絵の間違いを捜す「まちがいさがし」も、2つの絵を観察することによって問題を解くものであり、観察力を鍛えるのには役立つものの一つである。

尚、英語では「Observation」と言うが、この単語は「観察力」だけでなく「観察」という意味もある。(但し、「観察」は他にも言い方がある。(例えば「Close-up」「Watch」などがある。))

凡ミス」:「平凡なミス」の短縮形であるが、現在では「凡ミス」が名詞となっている。単純な失敗、小さな失敗、つまらない失敗、のことである。

言うまでもないが「ミス」は失敗という意味であり、「Mistake」の省略形である。(「ミス」というと、「女主人」を意味する「Mistress」を語源として、未婚女性の敬称として使用される「Miss(ミス)」と言う言葉があるが、それと混同することはないですよね...???→「Mistake」の省略で「失敗」を意味する「ミス」も英単語は「miss」であって同じ綴りである。)

小さな失敗は誰でもするものであるが、それが命取りになったというこの物語は、なかなか上手く描かれた物語でもありましたね。

国家権力」:国家は一定の領域(所謂「領土」と呼ばれる領域のこと)と人民(国民)を統治しているが、その統治を行う際、排他的な統治権を有する政治団体や政治的共同体、国家組織が持っている力のことである。これは他者を制裁を伴って従わせることが出来る強制的なものであり、正統的に認められている権力でもある。これらは普通は組織化された国家組織が有しているものであり、その組織が法律を盾にして(正統的に)実行される。警察による「逮捕」というのも国家権力によって行われるものである。

これらには、政治的な権威、暴力的装置、そして意思決定と伝達するための機関がある。(政治的な権威は主に政府、暴力的装置は一般的には司法のことであるが、軍隊や警察のように暴力的手段を持つ組織が含まれる場合もある。そして意思決定と伝達は国会や各地方自治体が該当する。→国家権力には3つの権力があり、これが一ヶ所に集中している場合は絶対君主制の国となり、独裁国家が該当する。民主的な国では、これらは「三権分立」として独立した組織が持っていることになる。)

英語では「The Power Of The State」または「National Power」と呼ばれる。

また、国家権力は国が持っているものであるが、国の意思決定は時には法律などを無視して強権的に使われることがある。(独裁国家ではこの傾向が強い。)このことから、十分な説明を行うことなしに国家が定めた法律を逸脱したり、無視したりして強制的に(力で)従わせようとする行きすぎたものに対して、それを揶揄する言葉として「国家権力」と言う場合がある。(この場合は、実際に国が行うことでなくても使われることもあって、問題はなく、例えば子供たちの間でガキ大将が力で支配するというのは、その例の1つと言うことが出来る。→ガキ大将は、子供の世界ではある意味では君主(暴君)のようなものですし...)

 

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