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ケータイ刑事銭形泪14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.」第1話(通算では第14話)「消えた凶器を探せ! ~お花見殺人事件」の裏ネタ編・増補は今回が2回目(この物語については通算で8回目)であるが、今回はちゃんと高村さんのファースト・コンタクトでのやりとりに登場した言葉から、ちゃんが口にした「悪用」について、高村さんが口にした「犯罪者」について、「いろは」について、「レディ」について記します。尚、「レディ」については「・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 1」で簡単に記したものをベースに追記しました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/12/16、18、23、25、27、30日付けで記しています。)

悪用」:悪いことに利用すること、悪い目的に使用することである。特に地位を利用して悪いことをする場合に使われる。また、地位を利用した「悪用」の場合は、職権乱用と言われることもある。(ただ、「乱用」または「濫用」は「みだりに用いること」であって、悪いこと以外に用いる場合にも使われる言葉である(ただ、基本的によいことで使われるというのは少ないですが...)ため、「悪用」の同義語ではなく、類義語である。)

また、英語では「Abuse」または「Ill-use」と言うが、「Abuse」には「悪用」と「乱用」の両方の意味があり、「Ill-use」には「悪用」と「虐待」「酷使」と言う意味がある。また、法律などを濫用するということでは「Stretch」と言う言葉が使われる。

この物語では、ちゃんが高村さんが手にしている警察手帳を玩具の警察手帳と(勝手に)決めつけたことから始まり、玩具を本物のように見せかけようとした、ということで「公文書偽造」と口にした。確かに玩具であればこれは成り立つ所である。

が、「ケータイ刑事」シリーズに於いては、「公文書偽造で逮捕する」という台詞は、シリーズの第1話でのお約束の台詞の1つである。(「・1話」から始まり、「・1話」までもしっかりと受け継がれている。)尚、今回の物語は「銭形泪」としては第14話であるが、「セカンド・シリーズ」ということでは第1話となるため、シリーズのお約束である「第1話」のお約束が登場することになる。(この後、「」「」「」でも「2nd.1話」(「」は「3rd.1話」も含む。)を含めて登場するお約束であって、しっかりと受け継がれていくことになる。)

しかし、そのお約束の台詞であるが、「」「」「・1st.」では、銭形が警察手帳を見せて、それを五代さんが「公文書偽造で逮捕する」と口にして手錠を掛ける、というパターンであったのだが、銭形が「公文書偽造で逮捕します」と言って手錠を掛けたという逆パターンとなったのは今回のちゃんが初めてである。(この後、「・2nd.」と「・2nd.」で、銭形がこの台詞を口にしているが、「・2nd.」では五代さんとちゃんの2人共に言っていて、お互いに手錠を掛ける所までは行かなかった。(「・2nd.」では台詞を言って手錠まで掛けました。)ということで、「・2nd.」と「・2nd.」だけが相棒(しかもどちらも高村さんでした。)に対して台詞を言って手錠を掛けている。→「」まででこのシーケンスは12回あるが、その内の2回だけという珍しいものの初登場ということになった物語でした。→12回の内2回しかないというと、やはり「珍しい」ということになりますよね。(1回だけだと「イレギュラー」ということで片付けられてしまいますが...)

犯罪者」:法治国家に於いて、法によって禁じられていて、刑罰が科される行為を行った人のことを言う。(要するに、罪を犯した者のことである。)刑罰が科せられる行為(=罪)には様々なものがあるが、「犯罪者」と言うのはその罪の種類は問わない。(よって、泥棒でも、痴漢でも、殺人者、詐欺師でも、はたまた車のスピード違反で逮捕されても、「犯罪者」ということになる。)

但し、実際に法律に反する行為を行っていても、検挙されない間(逮捕されていない状態)ではその違反者は「犯罪者」ということにはならない。正しくは、逮捕されて、その後起訴されて有罪が確定した時点で「犯罪者」となるのだが、世間の認識では、逮捕された時点で「犯罪者」とされるのが一般的である。(この時点では「犯罪者」ではなくて「容疑者」であり、起訴された時点で「被告」になる。)尚、逮捕される前に指名手配された時点では「容疑者」となるが、世間の認識では指名手配された時点で「犯罪者」と見なされている。→逮捕されても起訴されない場合がある。この場合は「無罪」であるということになるので、「犯罪者」ではなく、「前科」としても残らない。(「前科」は、裁判で有罪判決が確定したものについて数える。但し、裁判で無くても、交通違反などの罰金を納めたものは「前科」として数えられる。)

よって、裁判で無罪になって、その判決が確定した場合(一審二審は有罪であっても最終審で無罪となって、それが確定した場合から、一審、または二審で無罪が確定した場合も含む)は、その人は「犯罪者」ではない。(が、裁判の被告となった時点で、世間では「犯罪者」と見られてしまうという風潮があるのが日本である。)

→日本では、起訴される事件の殆どが、公判が維持できるだけの証拠があるものばかりであり、証拠不十分と判断されそうな事件は起訴しないということが多いため、起訴されて判決が出る場合は有罪判決が出るのが一般的に多くなる。そのため、裁判になった時点で「被告=犯罪者」というイメージがある。しかしアメリカなどでは、何かあると裁判で争うというのが一般的であるという「訴訟社会」であるため、「被告=犯罪者」というイメージが無い。(→裁判所が仲裁者ということになって、裁判の途中で和解する、ということも多い。それだけ弁護士も忙しいということです。)

英語では「Criminal」または「Offender」「Wrongdoer」と言う言い方がある。

いろは」:日本語ので使用されるかな文字の並べ方の1つである「いろは歌」(「いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑひもせす(ん)」)のことである。または、そのいろは歌の最初の3文字ということで、いろは歌は手習いで最所に習うものであるために、物事の初歩のことを指すようになった。

現在では、かな文字の並べ方は「五十音順」が用いられるため、「いろは歌」の方は使われないが、戦前まで(大日本帝国憲法の時代)は五十音順よりも「いろは」順の方が使用されていた。その名残ともいうのが、日本の法律の文言に見られる。(号の下位単位として「イ」「ロ」「ハ」…が使用されていて、これは現在の日本国憲法にも引き継がれている。)但し、現在では、公用文の作成は「五十音順」を用いるように定められているため、憲法の条文では「いろは」順が残っているが、新たに作られるものは五十音順を用いることになる。

が、戦前からある法律に従っているものでは、戦前の法律が改正されても、以前の言い方が現在でも使用されている。例えば、特許の世界では、先行技術文献として先行特許が提示された場合、それに対する異議申し立てを行う場合、先行特許のことを「イ号特許」「ロ号特許」…、というように「いろは」順に呼ばれている。(戦前からの名残である。)

「いろは」順の使用というのは、奈良時代の書物で既に見られたものであって、それがずっと受け継がれてきたものである。明治になってもそれは変わらなかったため、大日本帝国憲法にも「いろは」順で下位単位として採用された。また、地名に「いろは」順で呼ばれる所があるが、これも明治時代が「いろは」順が使用されていたためである。戦後になってようやく「五十音順」に切り替えられたが、「いろは」の1200年以上の歴史があり、半世紀の「五十音順」とは比べものにならない歴史がある。

その例の1つが、この物語で高村さんが言った「いろは」である。昔は、手習いを始めると、最初に文字が教えられ、「いろは歌」が教えられる。よって、いろはうたの最初の3文字である「いろは」は誰でもが最初に学ぶことである。ということで、「物事の初歩」ということを意味するようになった。(現代では五十音順ということで「あいうえお」ということになるが、「あいうえお」などには「物事の初歩」という意味は無い。)これは、英語に於いて「ABC」が物事の初歩という意味を持っているのと同じである。

また「いの一番」と言う言い方があるが、これは「いろは歌」で最初の文字である「い」が1番であることから「最初」「真っ先」と言う意味であるが、「あの一番」という言い方は無い。(ここで言う「あ」は五十音の最初の文字の「あ」のことである。)

ちなみに、「いろは」のことを漢字で記すと「以呂波」というものと、「伊呂波」というものがある。前者(「以呂波」)はひらがなの文字の元になった元の漢字をそのまま並べたものであり、後者(「伊呂波」)は「い」だけをカタカナの「イ」の元になった漢字に置き換えたものである。(カタカナで「イロハ」の元になった3文字を並べると「以呂八」になる。)が、漢字表記の場合は「以呂波」よりも「伊呂波」の方が一般的である。

レディ」:カタカナで「レディ」と記したものの英語は「Lady」と「Ready」があるが、高村さんは泪ちゃんのことを言っているので、「Lady」の方であって、「Ready」ではない。(「Ready」は「準備が整った」の意味である。)よって、以下は「Lady」の方についてのみ記す。

「Lady」とは、元々は「貴婦人」や「淑女」のことを指す言葉であった。(「気品のある女性(婦人)」と言う意味であり、上流社会の女性であることが前提であった。)が、現代では言葉の範囲が広くなり、一般に「女性」のこと全般を指すようになった。

また、日本語では「レディー」という表記も一般的に行われる。また、以前は「レイディ」という表記が行われることもあったが、現在ではこの表記は希である。

アメリカをはじめ、大統領がいる国に於いては、大統領が男性であると大統領夫人のことを「ファースト・レディ」と言うが、この「レディ」は元々「貴婦人」のことである。

類義語としては、「マダム」という言い方があるが、これは既婚女性のことを指すフランス語である。また、この言葉には酒場や売春宿の女主人と言う意味もある。また、「お嬢さん/お嬢様」と言う言葉は、主家の未婚の娘に対して使われる言葉であって、「未婚女性」というのが基本である。(「レディ」は既婚/未婚ということはは関係なく使われる言葉である。)

 

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