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「U2: RATTLE AND HUM」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年のドキュメンタリー映画「U2/魂の叫び」である。1987年のU2の全米横断ツアー(The Joshua Tree Tour)を追ったドキュメンタリー作品である。ライヴの記録映像としてだけではなく、彼らの音楽的なルーツを辿っている様子をしっかりと捕らえているだけに、コンサートの模様を記録したライヴ映像とは異なるものであり、その価値は高い。また、白黒映像となっている部分も多く、映像のほうもなかなか凝った作りとなっている。

作品データを記しておくと、時間は99分、製作はマイケル・ハムリン、監督はフィル・ジョアノー、撮影はジョーダン・クローネンウェス(カラー担当)とロバート・ブリンクマン(白黒担当)、音楽プロデューサはジミー・アイオヴィンである。そして出演は、ボノ、エッジ、アダム・クレイトン、ラリー・ミューレン・Jr.、U2、B・B・キング、フィル・ジョアノー、たちである。

ドキュメンタリーであるので、ストーリーは無いが、本作は3つのパートに分けることが出来る。1つは彼らの行動を追ったドキュメンタリーとしての部分であり、2つ目は屋外のスタジアムで行ったライヴを収めた所、3つ目は屋内会場でのライヴを収録した所である。

特にドキュメンタリーの所では、E・プレスリーの故郷であるメンフィスでのスタジオ収録の様子やプレスリーの墓参りの様子は彼らのルーツを辿る映像としても貴重なものである。

ライヴの所では、スケールの大きな彼らの持ち味をいかんなく発揮している屋外でのライヴは迫力満点である。一方、屋内会場でのライヴは、限られた制約がある中でも最大限のパフォーマンスを出しているのは言うまでもないが、屋外ライヴとの違いをチェックするというのも一つの楽しみとなる。

また、映像表現と言うことでは、ドキュメンタリーらしく感じさせる手法として、16mmフィルムで撮影していて、それを劇場版の35mmサイズにブロウアップすることを行っているが、劇場版の35mmとは異なったセミ・プロ的な雰囲気があるのが良いところでもある。(8mmフィルムだと、画像の粗さが素人っぽさを前面に出してしまうが、そっちの方が良かったかも知れませんが...)

尚、本作のサントラ盤と言うことの出来るアルバム「RATTLE AND HUM」(1988年リリース)とセットで楽しむことで、U2と深く接することが出来るだけに、本作を視聴したらサントラ盤の方も手に入れて楽しみましょう!!

 

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