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ULTRAVOX!『ULTRAVOX!』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1977年に発表された彼らの1st.アルバムである。(彼らは、デビュー時はドイツのロック・バンドである「NEU!」へのオマージュとして「ULTRAVOX!」として感嘆符を付けていたが、翌1978年には「ULTRAVOX」と名前を変えている。(アルバムとしては3rd.アルバムから)ニューウェーブ創生期を代表するアルバムであるが、特にヒットすることもなく、セールスも伸びることはなかったが、内容的にはパンク色もあるサウンドで、当時の音楽界に於いては斬新なものであった。

収録曲は、オリジナル版では全9曲であったが、2006年に再発された時に4曲のライヴ収録されたボーナス・トラックが追加されて、現在は全13曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Sat'day Night In The City Of The Dead』『Life At Rainbow's End (For All The Tax Exiles On Main Street)』『Slip Away』『I Want To Be A Machine』『Wide Boys』『Dangerous Rhythm』『The Lonely Hunter』『The Wild, The Beautiful And The Damned』『My Sex』『Slip Away(Live)』『Modern Love(Live)』『The Wild, The Beautiful and The Damned(Live)』『My Sex(Live)』。

この中からシングル・カットされたのは『Dangerous Rhythm』であるが、やはりヒットを記録することはなかった。(時代には少し早かったということですかね...)

お薦め曲はライヴ・テイクと聴き比べることが出来る(ようになった)『Slip Away』『The Wild, The Beautiful And The Damned』『My Sex』と、シングル・カットされている『Dangerous Rhythm』をピックアップしておく。

リーダーのJOHN FOXXはULTRAVOX在籍時には商業的な成功は得られず、彼の脱退後にブレイクすることになる。しかし、J. FOXXが後のアーティストたちに与えた影響は大きく、シンセサイザーを使った音楽が注目を集め、テクノや'80's中盤以降に花咲くことになるエレポップのルーツが本アルバムにはある。ということで、音楽史に於いては意味のあるアルバムであり、接しておきたいアルバムの一枚である。(もう少し評価されても良いと思うのですけどね...)

 

Ultravox!

Ultravox!

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ume Imports
  • 発売日: 2006/07/25
  • メディア: CD


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