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VANDENBERG『VANDENBERG』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。オランダ出身のバンドということでは、本アルバムが発表された1982年には、超ベテラン・バンドのGOLDEN EARRINGが『Twilight Zone』というヒット曲を放っていたこともあって、比較的容易に受け入れられたバンドでもあった。が、バンドの中心メンバーであるADRIAN VANDENBERGは1987年にWHITESNAKEのメンバーになるが、このバンド結成前の1981年にはTHIN LIZZYとWHITESNAKEのギタリストのオーディションに落ちたが、ソングライターとしては評価される存在であった。(結果的になるが、後にWHITESNAKEのメンバーになることを考えたら、修行のためのバンドだったと言うことになる。実際、後にWHITESNAKEから声が掛かったことで、1986年にADRIANはバンドを解散している。)ということで、元々、ある水準以上の腕を持っていたのだから、それなりのヒットを記録するのは当然と言って良いでしょう。本アルバムはアメリカではBillboardのアルバム・チャートで最高位65位を記録するというように、それなりに評価されている。

収録曲は以下の全9曲である。『Your Love Is In Vain』『Back On My Feet』『Wait』『Burning Heart』『Ready For You』『Too Late』『Nothing To Lose』『Lost In A City』『Out In The Streets』。

この中からシングル・カットされたのは『Burning Heart』であって、Billboardで最高位39位を記録するということで、デビューしたばかりのバンドとしてはヒットを記録していることになる。

サウンドは、HR路線を突っ走っているものである。(まあ、THIN LIZZYやWHITESNAKEのギタリストになろうという男であれば、当然ですね。)

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Burning Heart』と、『Your Love Is In Vain』『Wait』『Ready For You』『Out In The Streets』という所をピックアップしておく。

元々、HRの道を進みたかっただけのことはあって、本格的なHR路線を目指したアメリカン・ハード・ロックのサウンドである。アルバム全体を通して、気合いも入っているが、肩に力が入っていることもなく、息の良さを感じさせるアルバムとして纏まっている。

バンド名では今一つという所があるのも事実であり、また、オランダという国もノーマークになりがちであるが、ADRIANの後のことを考えても、持っている能力が高いことは明かであるのは言うまでもない。実際、一部のHRファンの間では注目を集めていましたから... ということで、HRファンであればチェックしておきたいアルバムの1枚である。

 

Vandenberg

Vandenberg

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird
  • 発売日: 2002/02/19
  • メディア: CD


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