SSブログ

WOMACK & WOMACK『LOVE WARS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの1st.アルバムである。彼らは夫婦デュオであり、夫のセシルはウーマック兄弟の一人として知られ、妻・リンダは有名なシンガーであるサム・クックの娘ということで、ある意味では凄いデュオである。それぞれが音楽活動をしていて、ある程度の実績のある2人が組んでデビューしたのだが、結果的には本国アメリカよりもイギリスでの方が好評だったというのが面白い所でした。キャリアがある2人であるだけに、アルバムとしての完成度も高く、良くできたアルバムである。

収録曲は以下の全9曲である。『Love Wars』『Express Myself』『Baby I'm Scared Of You』『T.K.O.』『A.P.B.』『Catch And Don't Look Back』『Woman』『Angie』『Good Times』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Love Wars』はイギリスで最高位14位を記録する大ヒットとなり、続く『Baby I'm Scared Of You』はイギリスで最高位72位を記録した。また、3rd.シングルは『Express Myself』であったが、特にチャートインは記録していない。

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録したアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Love Wars』と『Baby I'm Scared Of You』、そして『T.K.O.』『Woman』『Angie』『Good Times』をピックアップしておく。

デビュー・アルバムとは言っても、元々キャリアのある2人であるだけに、ヒットを記録するのも、また、完成度もあるアルバムになっているのは当然と言えば当然である。が、今一つアメリカではヒットしなかったのが不思議なところである。(キャリアがあるだけに、期待されるレベルが最初から高すぎて、それに達していなかったということですかね...?)が、決して出来が悪いアルバムではなく、たっぷりと聴かせてくれるアルバムとなっている。

特に捨て曲もなく、いずれの曲も2人の持ち味を発揮しているだけに、大きなヒットにならなかったというのが残念な所である。(と言っても、1983年と言うと、マイケルの「THRILLER」を筆頭とした数枚の超ビッグ・ヒット・アルバムが支配した年であり、その陰に隠れてしまった「隠れた名盤」の多い年という特殊な年でもありました。)

彼らの夫婦デュオは、本作から10年にわたって音楽活動をして解散するが、1988年のヒット・アルバムと共に、本デビューアルバムは隠れた名盤であるだけに、再評価されることを期待しつつ、いておきたいアルバムとしてお薦めすることにする。ただ、マイケルのような派手な所は無いが、大人の鑑賞に堪えることの出来る味わいのあるアルバムであり、何度か聴く内にその良さが分かるアルバムである。(大人の鑑賞をしましょう。)

 

Love Wars

Love Wars

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra
  • 発売日: 1990/04/02
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。