SSブログ

「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その145) [ケータイ刑事]

今回から(連続)12クール目に突入ということになるこの連載であるが、連載回数を「ケータイ刑事」の物語に当てはめると、6代目の「銭形海」の話数に突入と言うことになる。まだまだネタはあるだけに、更に続けていきます。

今回は、それを記念して、今まで基本的に「ケータイ刑事 THE MOVIE」は除外していたが、映画の方を扱うことにします。(いずれは映画についても更に記す予定です。)

で、今回のテーマは「自動車(大衆車)」です。(普通の車ではなくて「大衆車」とする所がミソです。)また、見掛を考えたら「ボロ車」と言っても良いですね。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「M2」(「ケータイ刑事 THE MOVIE 2 石川五右衛門一族の陰謀 ~決闘、ゴルゴダの森」→それにしてもやっぱりタイトルが長い...以下は「M2」と記すことにします。)、「007」からは「ユア・アイズ・オンリー」です。

ケータイ刑事」:「M2」。2007年の劇場公開作品であって、シリーズでは2本目の劇場版である。(現時点では劇場版としては最新作ということになる。)本家の四女・ちゃんと、分家の長女・ちゃんの共演という物語であり、また、松山さんが「ケータイ刑事」シリーズに初登場した物語でもある。

「ケータイ刑事」では主役となる銭形の設定年令が18才未満であるため、車の運転免許を取ることが出来ない年令である。そのため、自動車の登場ということが少ない。また、登場しても、銭形は助手席であって運転しない(出来ない。)「ケータイ刑事」では、「ゴールデンアイ」に登場したボンドカーでもあるBMW Z3ロードスターが登場したことがある(「・2nd.10話」)が、相棒の高村さんが運転していて、ちゃんは助手席でした。よって、ここでも車を運転するのは相棒であり、銭形は助手席と言うことになる。(ちゃんは中学生なので、免許は当然持っていないですから。また、お客さんでもないので、後部座席には乗らず、助手席に乗ったと考えるのが当然である。)

この物語に登場した車は、松山さんの愛車である日産ダットサンである。(形名までははっきりとしないが、ダットサン・ブルーバードの2代目の410型系のいずれかと思われる。→デザインからの判断です。)ダットサン・ブルーバードは1959年に初代が登場し、モデルチェンジを繰り返して2001年まで42年間製造された車である。(但し、1983年に登場した7代目からは「日産ブルーバード」となって「ダットサン」の名前は使用されなくなった。最終的に6代目である「ダットサン・ブルーバード」は1993年まで製造されていた。)大衆車として広く普及した車である。

この物語に登場したものはデザインから2代目のシリーズだと思われるが、そうなると1963年から1967年に量産されていた車と言うことになる。(映画は2007年だったので、少なくとも40年前の車と言うことになる。)一応、松山さんは「車検から戻って来たばかりだ」と言っていたので、整備を繰り返してずっと現役として使っていたということになる。ひょっとしたら、松山さんが刑事になって、中古車として最初に買った車であって、ずっと乗り続けているのかもしれませんね???(ただ、ナンバープレートが「練馬500 ほ 48-38」ということなので、乗り続けているとしても登録変更を行っていることになります。ちなみに、色は白である。)

警視庁でちゃんと松山さんがコンビを組むことになって、ゴルゴダの森に向かうが、この時に2人は松山さんの車(ダットサン・ブルーバード)に乗って出ていった。(しかし、劇中では移動中の様子は全く描かれていない。)が、松山さんの車はオーバーヒートを起こすという故障となり、松山さんは車から降りてボンネットを荒れてエンジンの様子を見ていた。ちゃんは「本当に車検から戻って来たばかりなんですか?」と突っ込んでいたが、松山さんは「よくあることだ」と言って笑っていた。(お約束としては、ボンネットが閉じてしまって、松山さんが挟まれる、というのがありました。(最初は顔毎挟まれ、2回目は手を挟まれていた。))

その場所はゴルゴダの森の近くでもあったことで、「歩いていくぞ」と言って、松山さんは歩き出し、ちゃんも松山さんの後を徒歩でついていった。→一応、目的地の近くまでは移動できたので、エンコしたボロ車とはいうものの、それなりに役に立った。

007」:「ユア・アイズ・オンリー」。1981年のシリーズ第12作で、3代目ボンドの第5作である。ヨーロッパを舞台とした物語であり、海(海中も含む)、リゾート地、雪山、岩場まで、色々な場所が舞台となっている作品である。

この物語に登場した車は、ボンドカーとしてはロータス・エスプリ・ターボ(当然のことながら、いくつかの秘密兵器を搭載している。)があるが、今回のテーマに合致する車ではありません。この物語で取り上げる車はシトロエン 2CVである。この車は1948年に最初のモデルが登場し、1990年まで生産され続けた車である。当然のことながら、改良が繰り返され、また派生した射手も多い。(市販されないプロトタイプは1939年に作られている。)国民車ということで広く普及した小型大衆車であり、名車と呼ばれている一つである。

スペインで暗殺者ゴンザレスを追ったボンドは、ゴンザレスの別荘から脱出したが、乗ってきたロータス・エスプリ・ターボを敵に発見され、自爆したため、車が無くなってしまう。一方、途中で出会ったメリナ(=ボンドガール)と共に逃げる。で、メリナは「こっちよ」と言って自分が乗ってきた黄色いシトロエン2CVの所にボンドを連れて行き、メリナの運転でゴンザレスの手下の追ってから逃げる。が、2CVは小型車であり、スピードが出るような車ではない。直ぐに追っ手の車(プジョーのセダン)に追いつかれ、田園地帯の山道を、ショートカットしながら必死に逃げる羽目になる。途中でボンドが運転を代わり、必死に逃げるが、車の能力の差は大きく、直ぐに追いつかれてしまう。転がったり、くねくねした道をショートカットしながら、追っ手の2台の内1台を木上に突っ込ませることに成功したが、もう1台が追ってくる。

田舎町まで何とか逃げてきたが、対向車としてバスがやってきた。脇道にハンドルを切るボンドだったが、余りにも急激にハンドルを切ったため、車は横転してしまい、脇道に転がっていって横転してしまった。が、幸いなことに、すれ違ったバスがその場に停車したことで、結果的に道を塞ぐことになり、ボンドの追っ手の車も立ち往生となってしまった。その間にボンドは、地元の人たちの力を借りて、横転した車を起こし、再出発しようとする。が、エンストを起こして動かない。で、人々に押して貰い、何とかエンジンも掛かり、再び逃げるボンドとメリナ。

追っ手の車は銃を発砲して、バスに道を開けさせて、ボンドたちを追う。再びカーチェイスとなるが、最終的にはボンドのテクニックが追っ手の車をクラッシュさせて、無事に逃げ切った。

大衆車であり、スピードも出ないボロ車であるが、堅牢な作りであって、横転しても壊れないという丈夫なところ、軽自動車であるために軽い(重量は500kg程度)ために横転しても人力が元に戻すことが出来ること、悪路走行に強い設計がされていること、というように、この車の特徴をいかんなく発揮して、見事に逃げ切ったということで、大活躍をした。(少なくとも、ロータス・エスプリ・ターボよりは大活躍した。ただし、追っ手が放った銃弾を受けて、横転したり、追っ手の車と何度もぶつかっているために、最終的にはボロボロになってしまいました。(それでも動きます。))

兎に角、秘密装備を色々と持っているロータス・エスプリ・ターボが全く役に立たずに自爆してしまい、秘密装備も何もないボロ車の2CVが大活躍をしたというのは、実に痛快な所でもありました。

共通点は、登場した車が大衆車であり、しかも共に42年間の長期にわたって製造された車だということである。(偶然にしろ、数字的な共通点があるというのは驚くべき所である。)また、共にエンジン・トラブルを起こして動かなくなってしまった所も共通している。そして、見掛はボロ車であるが、目的を果たした(「ケータイ刑事」ではゴルゴダの森への移動、「007」では追っ手から逃れること)ことで立派に働いたという所である。

違いは、「ケータイ刑事」では目的地が近かったことで、その場に放棄して徒歩で先に向かった(JAFに連絡したのかは不明である。)が、「007」では追っ手を振りきって、そのまま脱出に成功した、ということである。(後に松山さんは警視庁に戻っているが、その時に再び乗ったのかは不明である。)

次回は、「ケータイ刑事」の方で取り上げる物語はTVシリーズに戻して、シチュエーションということで記す予定でいます。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~ [DVD]

これにもセットとなって付いています。

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD
ユア・アイズ・オンリー [Blu-ray]

ユア・アイズ・オンリー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray
ユア・アイズ・オンリー (アルティメット・エディション) [DVD]

ユア・アイズ・オンリー (アルティメット・エディション) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

「THE PHILADELPHIA EX..THE WHO『MY GENERATIO.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。