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「THE PHILADELPHIA EXPERIMENT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1984年の「フィラデルフィア・エクスペリメント」である。当初はJ・カーペンターが監督をすることで製作が進んでいたが、他の作品の監督をすることになったため、「製作総指揮」として名前がクレジットされている。タイム・トリップして1943年から現代(1984年)にやってきたアメリカ海軍兵を主人公としたSFサスペンスである。

作品データを記しておくと、時間は102分、原作はチャールズ・バーリッツ、製作総指揮はジョン・カーペンター、監督はスチュワート・ラフィル、原案はウォーレス・C・ベネットとドン・ジャコビーの2人、脚本はウィリアム・グレイとマイケル・ジャノーヴァーの2人、撮影はディック・ブッシュ、音楽はケン・ワンバーグである。そして出演は、マイケル・パレ、ナンシー・アレン、ボビー・ディ・シッコ、エリック・クリスマス、ルイーズ・ラサム、キーン・ホリデイ、ジョー・ドーシー、マイケル・カリー、スティーヴン・トボロウスキー、デボラ・トロイヤー、ラルフ・マンザ、たちである。

時は1943年、第二次大戦中である。アメリカ海軍は、フィラデルフィア水域でロングストリート博士が指揮する秘密実験を行なっていた。それは、味方の船を敵レーダーに探知されないようにする実験であった。水兵のデイヴィッドとジムは実験装置のスイッチを入れた。すめと、駆逐艦エルドリッジは、レーダーから消えるだけではなく、実際にその場の海上からも姿を消してしまった。暫くするとエルドリッジは出現したが、艦内では異様なことが起こっていた。というのは、、艦の壁や甲板に身体がめりこんでいる水兵がいたり、乗組員が大やけどを負っていた。また、デイヴィッドとジムは、タイム・トリップをして1984年のネヴァダ州の砂漠に現れた。が、2人はヘリコプターから威嚇射撃を受けて逃げ出し、ある町の食堂に入る。底には、見たこともないテレビがあり、驚く2人だった。が、ジムの手が異常に赤く腫れ上がり、その場にたまたま居合わせたアリソンを人質にして逃亡する2人。その頃、減りが威嚇射撃をした現場では、ロングストリート博士が軍艦のレーダーを発見し、驚いた。博士は41年前の実験を、今度は砂漠のゴーストタウンで行っていたのだった。そして、今度の実験が余りにも大きなエネルギーを発していて、それによって時空に歪みが生じ、巨大な裂け目が現れて異常気象が起こっていた。郡は秘密を守るためにデイヴィッドとジムを追うが、ジムは赤い電磁波に包まれて消滅してしまった。そんな中、アリソンはいつしかデイヴィッドを愛するようになっていて、彼の故郷であるカリフォルニア州サンタポーラに行く。底にはジムが生きていた。デイヴィッドとアリソンは実験場のドライウェルズ基地へ乗り込み、事態を収拾させようとする。その方法はエルドリッジの実験装置のスイッチを切ることであった。で、アリソンに別れを告げて、時空の渦の中に入っていく。そしてエルドリッジ内に現れ、スイッチを切り、再びドライウェルズ基地に帰還してアリソンと再会した。

タイム・トリップをするという物語は、過去に行く場合と未来に行く場合とがあるが、本作は未来に行ったというものである。そのため、1943年の人であるデイヴィッドとジムが未来(1984年)に於いて、色々と戸惑いを見せるという所(浦島太郎状態になる)があるのは良いのだが、細かい部分での時代設定が曖昧になっているため、ちょっと都合が良すぎる部分がある。サスペンスと言うことでは特に悪くもないだけに、その点が物語を盛り上げない要素となってしまっているのが残念である。(J・カーペンターが監督を務めていたら...と思うところである。)

それにしても、本作から9年後の1993年になって本作の続編が製作されることになったことの方に驚きを感じる所である。まあ、娯楽作品と言うことでは、結局は「可もなく不可もなし」といったところですかね...

 

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