ケータイ刑事銭形命6話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形命」の第6話「愛しすぎた男! ~何もそこまで殺人事件」の「裏ネタ編」の4回目となる今回は、この事件でトリックに使われた「日よけ」について、凶器となった「包丁」について、被害者がこれを着ていたということで「Tシャツ」について、そして被害者がこれをしたような格好で死んでいたことから「万歳」について記します。尚、「包丁」については「舞・12話[裏ネタ編]PART 3」で、「Tシャツ」については「泪・20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして加筆しました。
また、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「日よけ」:太陽光を避けるために用いられる覆いのことである。漢字で記すと「日除け」または「日避け」と記す。英語ではいくつかの言い方があって、物によって「Shade」「Blind」「Sun Visor」と使い分けられている。(日本語でもこれらの英語をそのまま用いて「ブラインド」「サンバイザー」と言いますが...)また、「日傘」も日よけの仲間である。また「遮光カーテン」は太陽光を遮るということでは同じであるが、暗室を作るために用いられる物であるため「日除け」とは言わない。
昔は、布製のもの、簀を使ったもの、木を使ったものなどがあり、現在ではプラスチック製のもの、金属製のもの、紙製(厚紙)のものなどまである。サイズは用途に応じて様々であり、窓一面を覆うようなものから、頭に被るサンバイザーのような小さなものまである。→誰でも必ず使ったことがあるものでしょうね。
尚、俳句の世界では「日よけ」「日除け」「日覆い」などは全て夏の季語である。
「包丁」:現在では、調理器具の一つであって食材を切るのに使用する道具のことが第一意となっているが、元々は中国の名高い料理人のことを指す言葉であった。(庖厨で料理をする人のことであって、「庖丁」と記した。)そこから転じて「料理をすること」という意味が生まれ、更に料理の際に使用する道具である刃物のことを指すようになった。尚、それまでは「庖丁」と記していたが、「庖」という漢字が1946年に告示された当用漢字表の中に無かったことから、「包」という漢字が「庖」に代って使われるようになって「包丁」となった。(戦前の文献では「庖丁」となっている。)刃物である道具としてはも英語では「Kitchen Knife」、ドイツ語では「Küchenmesser」、フランス語では「Couteau de Cuisine」、イタリア語では「Coltello da cucina」、スペイン語では「Cuchillo de Cocina」と言う。
刃物である包丁の種類は多く、食材に応じて様々な形の包丁がある。また、日本の包丁である「和包丁」と西洋で使用される「洋包丁」とがあり、和包丁は昔の刀鍛冶の技術が受け継がれているものでもある。
主な包丁としては、「和包丁」には野菜を切るための「菜切り包丁」(薄刃包丁)、魚用の「出刃包丁」、刺身用の「刺身包丁」などがあり、「洋包丁」では肉類を切る「牛刀」「筋引」、骨付き肉を切る「洋出刃」、肉を骨から切り剥がす「骨スキ」、果物や野菜の皮むき用の「ペティナイフ」、パンを切る「パン切り包丁」等がある。また、現在では「菜切り包丁」と「牛刀」の利点を備えた「万能包丁」(「文化包丁」または「三徳包丁」と呼ぶこともある。)が一般的に普及していて、それ以外では麺を作る時に使用される「麺切包丁」なども知られている。また、切った食材が刃にくっつかないように工夫された包丁として「穴あき包丁」と呼ばれるものがある。(刃については万能包丁と基本的に同じである。)
材質は、和包丁では鋼鉄が多く、洋包丁ではステンレスのものが多いが、最近はセラミックスを使用したものも広く普及するようになった。(鋼鉄製の包丁は手入れが悪いと錆びてしまうだけに、錆びない素材の包丁が一般的に使用されている。)
包丁は使っていると、次第にはこぼれが生じて切れ味が悪くなっていく。が、それで切れなくなったら終わりということではなく、刃を研いでやれば元の切れ味が復活する。ということで、切れ味が鈍くなったと感じる包丁があったら、研いでみましょう。→そう言えば、最近では簡単に包丁を研ぐことができる研ぎ器も、通信販売で盛んに販売されていますね...
尚、「包丁」と言う言葉は俳句の世界では季語になっていないが、元旦は出来るだけ仕事をしないこととされているものの、まな板と包丁の手入れをしない訳にはいかず、元旦に行う手入れを「俎始(まないたはじめ)」または「包丁始(ほうちょうはじめ)」という。この2つの言葉は新年を表す季語となっている。
「Tシャツ」:丸首で襟の付いていないニットのシャツのことを言う。袖を広げた形がアルファベットの「T」の字に見えることからこのように言われるようになった。英語、ドイツ語、フランス語では「T-Shirt」(但し、英独は同じ発音で、仏のみ発音が異なる)、イタリア語では「Maglietta」、スペイン語では「Camiseta」と言う。
元々は下着であったものであるが、1951年のアメリカ映画「欲望という名の電車」でマーロン・ブランドが(劇中で)Tシャツを着こなしていたことから、下着ではなくて普通のシャツとして普及するようになっていき、1960年代にはカジュアルな服装ということで(下着ではなくて)普段着の一つとして一般に定着した。日本でも1970年代に一般的な服装として定着した。
現在では、プリント技術の発展もあって、様々なデザインのプリントが簡単に行えるため、イベントなどのスタッフがユニフォームとして着用したり、販促グッズとして様々なものが製造されたりしていて、生産量も高い。また、近年では家庭でアイロンプリント用の専用紙に印刷したものをTシャツに転写することで、簡単にオリジナル・デザインのTシャツを作ることが出来るようになっている。(デザインが入った市販されているTシャツと比べると、耐久性の点では劣るが、オリジナル・デザインのものが作れるというがポイントである。)→油性マジックで書くということも可能ですが...
アメリカでは、メッセージを発するための手段の一つにもなっていて、自分の主張をTシャツに書いて、それを着るということも一般的なことになっている。(日本ではそこまで行っていませんが...)
「万歳」:古くは「万才」と記したこともあるが、現在は「万歳」と記すのが一般的になっている。いくつかの意味があるが、最も多いのは、めでたいことや祝うべきことに対して、両手を挙げて唱え、喜びを表す行為のこと、またはその時に発せられる言葉である。
それ以外には「長い年月」という意味や、「いつまでも生きること」「いつまでも栄えること」という意味がある。また、祝福の際に両手を挙げることから転じて、「お手上げの状態」という意味もある。
元々は、中国に於いて、「千秋万歳」の後半部分から取った言葉である。(皇帝の寿命が一万年とされていて、いつまでも生きること、栄えること、という意味である。)
英語ではこれに直接該当する言葉はなく、「Hurrah」「Rah! Rah! Rah!」などが同義語としてある。そのため、英語では「Banzai」ということでも通じる。尚、イタリア語では「Viva」と言う言葉が該当する。中国語と韓国語(漢字表記)では「萬歳」と記す。
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