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82th. ACADEMY AWARDS [映画(洋画)]

今年のアカデミー賞は日付の関係もあって3月に入ってからということになったが、毎年恒例の映画会のお祭りがやってきました。今年は、去年のように日本映画関係がノミネートされていないということもあって、日本ではあまり盛り上がっていないが、アメリカでは逆に盛り上がっているという温度差が面白い所でもありますが...

司会はスティーヴ・マーチンとアレック・ボールドウィンということで、ちょっと異色のコンビであるが、このコンビの掛け合いは色々と面白いところがありました。

今年は、作品賞のノミネート作品の数が10作品と増えたのが特徴であるが、これって、より多くの映画を知って貰える」と言って絶賛されている。たしかに話題作りになり、その作品の興行に於いては「アカデミー賞ノミネート」という宣伝文句になるため、観客動員増加に繋がるでしょうが、これって映画界の儲け主義に走ることになると同時に、「アカデミー賞(受賞/ノミネート)」という価値を低下させることになるという気がするのですがね~。また、選挙では、見るからに売名行為だけの泡沫候補というのがいるが、泡沫作品が増えるという気もする。まあ、来年以降、将来的にノミネート作品数が元に戻るか、他の部門でもノミネート数が増えるかで、今回の作品賞増加が良かったのか悪かったのかが自ずと分かることになるでしょうが...

また、ノミネート作品や他部門の受賞作品についてはこちらにデータを記しています。(第1回からのデータがあります。「ここをクリック」してご覧下さい。)

では、主要6部門の受賞作を記しておきます。

<作品賞>ハート・ロッカー

<主演男優賞>ジェフ・ブリッジス(Crazy Heart)

<主演女優賞>サンドラ・ブロック(しあわせの隠れ場所)

<助演男優賞>クリストフ・ヴァルツ(イングロリアス・バスターズ)

<助演女優賞>モニーク(プレシャス)

<監督賞>キャスリン・ビグロー(ハート・ロッカー)

「元々対決」と言われた今年のアカデミー賞だが、キャスリン・ビグローの「ハート・ロッカー」が勝ったという結果になった。また、やはり娯楽作品ではない作品が受賞というのは、アカデミー賞の歴史を考えてみると、順当なところでもある。ただ、B・ストライザンドが監督賞のプレゼンターとして発表するときに言っていたが「その時代が来た」と言っていたが、この言葉が今年の全てになったと言って良いですね。ということで、女性監督が初の監督賞を受賞したという新しい時代となったが、それでもアカデミー賞の歴史を考えると、保守的なところも残っているというのは、面白い所でもありました。

また、ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の最悪主演女優賞を受賞したサンドラ・ブロックがアカデミー賞では主演女優賞を獲得というのも、新たな歴史の幕開けですね。(別作品ですけど...)が、特に番狂わせというものも無く、保守的なところもあった受賞結果でしたね。

結局、電子メールで投票を呼びかけたということもハンデにはならず、オバマ大統領誕生もそうであったが、時代は「We Can Change!」ということがハリウッドにもやってきたということですね。

尚、今年は、ショーの方としては「魅せる」という所が少なくなっていて、「発表&授賞式」ということを意識したような構成になっていたのは、景気低迷という所が繁栄されていて、ということなのでしょうか?

 

これから劇場公開になる作品も多く、ソフト化はまだですが、一部は輸入版があるようなので、拾っておきます。

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