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ZZ TOP『TRES HOMBRES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1973年に発表された彼らの3rd.アルバムであり、同時に初めて全米チャートでTOP 10入りを記録し、その名前を知られるようになった記念すべきアルバムである。(彼らはこれまでに5枚のTOP 10入りをするアルバムを発表しているが、当然、本アルバムが最初である。)Billboardでは最高位8位を記録していて、1974年の年間アルバム・チャートでは10位にランクインしている。

収録曲は、オリジナル版では全10曲であったが、2006年にリマスターされた時に3曲のボーナス・トラックが追加されて、全13曲になった。(後ろの3曲がボーナス・トラックである。)収録曲は以下の通りである。『Waitin' For The Bus』『Jesus Just Left Chicago』『Beer Drinkers & Hell Raisers』『Master Of Sparks』『Hot, Blue And Righteous』『Move Me On Down The Line』『Precious And Grace』『La Grange』『Sheik』『Have You Heard?』『Waitin' For The Bus (Live Version Previously Unissued)』『Jesus Just Left Chicago (Live Version Previously Unissued)』『La Grange (Live Version Previously Unissued)』。

この中からシングル・カットされたのは、『La Grange』であり、Billboardのシングル・チャートで最高位41位を記録している。(この位置では、年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『La Grange』と『Jesus Just Left Chicago』『Beer Drinkers & Hell Raisers』『Move Me On Down The Line』『Sheik』をピックアップしておく。

当時の彼らのサウンドはブルース・ロックであって、'70's終盤、更には'80's中期以降のサウンドとは大きく異なっている。しかし、中途半端な状態で音が変わっていくのではなく、やっていたサウンドを完成させてからの変化である。本アルバムは、初期のブルース・ロックを完成させたアルバムであって、完成度も高いアルバムであり、ここから彼らの技が光り輝いていくことになる。(セールスやチャートの動きを見ても明かである。)それだけに、彼らのキャリアの上でも大きなポジションを占める重要なアルバムであるだけに、しっかりと聴いておきたいアルバムである。

 

Tres Hombres

Tres Hombres

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 2006/02/27
  • メディア: CD


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