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ALCATRAZZ『NO PAROLE FROM ROCK 'N' ROLL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの1st.アルバムである。と言っても、リーダーのグラハム・ボネットをはじめ、キャリアのあるメンバーが集まったハード・ロック・バンドであるだけに、最初から完成度の高いロック・チューンを聴かせてくれているのは言うまでもない。また、Y・マルムスティーンがメンバーであったことも今では伝説になっているのはご存知の通りである。尚、本アルバムは、アメリカではまだハードロックに対しての評価が低い時期でもあって、Billboardのアルバム・チャートでは最高位128位を記録しただけであったが、日本ではG・ボネットの知名度もあって、そこそこのヒットを記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Island In The Sun』『General Hospital』『Jet To Jet』『Hiroshima Mon Amour』『Kree Nakoorie』『Incubus』『Too Young To Die, Too Drunk To Live』『Big Foot』『Starcarr Lane』『Suffer Me』。

この中からシングル・カットされたのは『Island In The Sun』と『Jet To Jet』である。また『Hiroshima Mon Amour』はPVが作られて、日本ではこの曲も有名である。

お薦め曲は、定番ではあるが『Island In The Sun』『Jet To Jet』『Hiroshima Mon Amour』と、6分を超える大作で聴き応えのある『Kree Nakoorie』、そしてイングウェイのギターをたっぷりと堪能出来る『Incubus』、アルバムの締めとなる『Suffer Me』をチョイスしておきます。

G・ボネットはこれまでにRAINBOWやMSGのメンバーとして活動していた時期と、ソロとして活動していた時期がある。が、彼のキャリアで出入りが激しいのはトラブルメーカーでもあったためでもある。(しかし、彼のボーカルは声量もあって、本物である。)日本では、その容貌と言動が似ているということから「HR界の横山やすし」と言われたこともありました。結局、ALCATRAZZとしても活動期間は1983年から1987年という短い時期である(2007年から再びG・ボネットはこのバンドを組んでいるが、'80'sのメンバーは彼のみである。)のだが、やる時はやる、ということで、本アルバムの完成度は高く、G・ボネットが活き活きしているのが伝わってて、やんちゃ坊主も伸び伸びとしている。それだけに、彼の力量がたっぷりと発揮されているので、聴き応えのあるアルバムになっている。

本アルバムのリリースされた頃から、アメリカでも次第にHRが浸透していくことになり、彼のような強烈な個性の持主は再び不遇な時代に突入していくことになるが、短い期間であるもののG・ボネットが活き活きとしているアルバムでもあるだけに、HRファンは必聴の一枚である。

 

ノー・パロール・フロム・ロックン・ロール (紙ジャケット仕様)

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No Parole from Rock 'n' Roll

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  • 出版社/メーカー: Polydor
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