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「QUEEN CHRISTINA」 [映画(洋画)]

表題の作品は1933年のアメリカ映画「クリスチナ女王」である。スウェーデンからハリウッドに移り、「映画の女王」と呼ばれたG・ガルボ主演作。しかも母国の女王を演じると言うことで、彼女のための作品であり、彼女の美貌を見るための作品である。(但し、悲恋の物語である。)

作品データを記しておくと、時間は98分、白黒作品である。原作はサルカ・ヴィアテルとマーガレット・P・レヴィノ、監督はルーベン・マムーリアン、脚本はH・M・ハーウッド、サルカ・ヴィアテルの2人、撮影はウィリアム・H・ダニエルズ、音楽はハーバート・ストサートである。そして出演は、グレタ・ガルボ、ジョン・ギルバート、イアン・キース、ルイス・ストーン、C・オーブリー・スミス、グスタフ・フォン・セイファーティッツ、レジナルド・オーウェン、エリザベス・ヤング、ジョージ・レナヴェント、デイヴィッド・トーレンス、ファーディナンド・ムニアー、たちである。

17世紀初頭、スウェーデンでは皇帝グスタフ・アドルフの元で長い間戦火にの元にあり、輝かしい武勲を揚げていた。しかし、皇帝が1631年に戦場で倒れ、6歳のクリスチナが王位を継いだ。彼女は男勝りな性格で、男装しては城を抜け出すという自由奔放であり、国政の方はオクセンスティールナ伯爵を執権として彼を補佐として統治していた。そんなクリスチナ女王も成人し、結婚問題が持ち上がる。周囲からは何人かが候補として挙げられるが、女王はそんな気はなかった。で、いつものように男装して城を抜け出したが、吹雪となり、ある宿に泊まることになる。そこにはスペインの使節団が来ていて、彼女は使節のアントニオと恋に落ちる。アントニオはスペイン王からクリスチナ女王に結婚を申し込みに来た男であったが、目の前にいるのが女王とは思わない。そんな中、2人の恋の炎は大きくなっていく。が、臣下の者たちは、君社が外国人と結婚することを許さなかった。で、女王は王位を捨てて恋に生きようとする。王位を捨てたクリスチナはスペイン使節団の後を追い、アントニオと再会するが、アントニオは決闘で傷を受けていて、彼女の腕の中で息を引き取った。クリスチナはアントニオを故郷に送り届けて埋葬を行うと、復讐のために、仕組んだ大臣一味に立ち向かっていった...

兎に角、G・ガルボが美しく、凛々しく、彼女のための作品であるのだが、物語の作りの方はしっかりとしている。しかし、スウェーデンの史劇ということでは予備知識が殆ど無いだけに、歴史を知ろうというつもりであれば、予習をしておいてから見るべきである。とは行っても、本作は史劇の名を借りたG・ガルボを見るための作品ですけど...

尚、グレタ・ガルボ出演作品を見るのならば、本作は絶対に見ないとならない作品であります。

 

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