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AMERICA『HOMECOMING』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1972年に発表された彼らの2nd.アルバムである。殆ど売れなかったデビュー・アルバムに全米No.1ヒットとなった『A Horse With No Name』を追加して再発したら全米No.1ヒットとなった彼らの待望の2nd.アルバムということで、期待されたアルバムである。本アルバムからはそれなりのヒット曲も生まれ、アルバムの方も全米TOP 10ヒットを記録して、フォークロックというものの存在を定着させることになったアルバムである。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位9位を記録して、1973年の年間アルバム・チャートでは40位にランクインしている。また、イギリスでも最高位21位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Ventura Highway』『To Each His Own』『Don't Cross The River』『Moon Song』『Only In Your Heart』『Till The Sun Comes Up Again』『Cornwall Blank』『Head And Heart』『California Revisited』『Saturn Nights』。

この中からシングル・カットされたのは3曲で、『Ventura Highway』はBillboardで最高位8位、Cashboxでも最高位8位を、RECORD WORLDでは最高位7位記録し、『Don't Cross The River』はBillboardで最高位35位、Cashboxで最高位20位、RECORD WORLDでは最高位26位を記録、『Only In Your Heart』はBillboardとRECORD WORLDで最高位62位、Cashboxでは最高位58位を記録している。('70's前半はBillboard以外にも有力なチャートが複数あって、チャート・マニアにとっては面白い時期でした。)

お薦め曲はシングル・ヒットの『Ventura Highway』と『Don't Cross The River』、そして『Moon Song』『Cornwall Blank』『California Revisited』と言うところをピックアップしておく。

本アルバムは前作の延長線上にあるものであるが、前作よりはロック色が強くなっていることでフォーク・ロックのアルバムとされている。とは言っても聴きやすいメロディラインと爽やかなコーラスという彼らの持ち味が良く出ているというのは前作と同じであり、ロックと言うことを意識させずに気軽に聴くことの出来るものである。また、爽やかな気持ちにさせてくれる清涼剤でもあって、アルバムの最初から最後まで、とても聴きやすいものである。ということで、気軽に接することので切るアルバムであり、聴いておきたいアルバムである。

ただ、サウンドの点では不満点はないのだが、本アルバムの不満点は収録時間の短いということがある。(約33分である。)カントリー系やフォーク系のアルバムでは30分強が標準的な収録時間であったことを考えると、決して短くは無いのだが、ロック系統のアルバムとしたら短く感じてしまう。まして、CDの時代になると収録時間も伸びたことで、33分では短く感じてしまう。(4~5曲のボーナス・トラックを追加してくれたらいいのですがね...)とは言っても、収録時間はアルバムの楽曲のクオリティには無関係ですけれども...

 

Homecoming

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros.
  • 発売日: 1995/05/09
  • メディア: CD

ホームカミング[紙ジャケットCD]

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/07/11
  • メディア: CD
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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2001/10/02
  • メディア: DVD Audio

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