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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その149) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「滑り降りてきて…」ということで、シチュエーションです。(何を滑り降りてきたのかはここでは問うことはしません。)取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・1st.5話」、「007」からは「オクトパシー」です。(今回は、共に3代目の物語ということになりました。)

ケータイ刑事」:「・1st.5話」。「浦島太郎一族の悲劇 ~目撃者は亀!殺人事件」という物語であるが、今回のシチュエーションは物語の冒頭部である。(事件とは直接関係のない所であるが、この物語では「亀」が登場したが、何故か「鶴亀算」が出てくるということで、楽しませてくれたところでもありました。)また、この物語ではちゃんの髪型がポニーテールになっていて、ストレートに降ろしたのとは違う髪型を見せ、これが好評だったことで、2nd.シリーズではちゃんの髪型が変わることになった物語でもある。

昇進試験の勉強を公園でやっている五代さん。丁度、タコの形をした滑り台の下にいて、手には「有名中学入試想定問題集」を持っていた。((警視庁の)昇進試験とは全く関係がないと誰でも思うのですが...)で、そこにある問題を口にする。「鶴と亀が10匹いて、足の数は合わせて34本。亀は何匹いるか?」これに五代さんは「何でこんなの分かるのか?」とぼやいていた。また、公園で遊んでいる近所の小学生たちはそんな五代さんの姿を見て笑っていた。五代さんは子供たちを追い払った。すると(タコの形をした)滑り台からちゃんが滑り降りてきた。で、五代さんを突き飛ばすと、「7匹」と答えを言った。

ちゃんは「鶴亀算ですよ、知らないんですか?」と五代さんをバカにしたように言うと、「小学生でも分かる簡単な問題です。」「この本で勉強したって、試験受かりませんよ」と、立て続けに五代さんを口撃する。五代さんは「幅広い知識が...」なんてことを言っていたが、ちゃんは「方向が間違っています!」とバッサリと切り捨てていた。

五代さんはちゃんに「お前、ウサギだね」と言うと、両手でウサギの耳を作るポーズをするちゃんは「そんなに可愛いですか?」と言うが、五代さんは「ウサギとカメのウサギ」だと言って、「地道に頑張っているカメ様ならぬ五代様が最後に勝つ」と強がりを言う。ちゃんは「そんなつもりで言ったんじゃぁ...ただ、五代さんのためだけを思って」と言って、得意の嘘泣き作戦を開始して「うぇーん」。(五代さんに背を向けていることもあって、顔は笑っていた。)

すると「警視庁から入電中」という着ボイスで事件を知らせる入電が入り、嘘泣きを止めたちゃんは小さな声で「あっ、事件だ」と言って入電に耳を傾けた。

007」:「オクトパシー」。1983年のシリーズ第13作で、3代目ボンドの第6作である。ノンストップ・アクションという構成となった物語は、かつての連続活劇を思わせるような展開で、次々と手に汗を握るようなシーンの連続となり、見る者を楽しませてくれた作品となった。

物語のクライマックスで、カマル・カーンに裏切られたことを知ったオクトパシーたちがカマル・カーンの屋敷を襲撃する。ボンドはQと共に気球で現れ、屋上でオクトパシーがピンチというのを目にする。で、ボンドは気球から飛び降りてオクトパシーを助けようとして館に飛び込む。

が、カマル・カーンと用心棒のゴビンダはオクトパシーを連れて逃走し、手下たちがボンドに襲いかかる。で、ボンドは手下を相手にして発砲し、次々と倒していく。しかし。オクトパシーは連れ去られていく。後を追ったボンドは、手下たちに行く手を止められて、それを倒してから進んで行く。その頃、カマル・カーンたちは階段を降りていた。

ボンドは倒して手下が持っていたマシンガンを手にして、あることを思いついた。で、カーブして降りていく階段の手すりを利用して、これを滑り台にして、(と言うよりも、手すりをレールに見立てると、ボンドが跨座式のモノレールのようにして)これを滑り降りていく。滑り降りながらマシンガンを乱射するボンドは、手下たちを次々と倒していく。

が、まもなく終点というところに、手すりには丸で車止め(だからこそ「跨座式モノレール」という表現がピッタリです。)のように手すりに突起があった。このままでは股間を打ち付けることになってしまう。で、ボンドは手にしているマシンガンでその突起を射って破壊して、股間は無事だった。

滑り降りたボンドの前にはカマル・カーンの手下の一人が立っていたが、ボンドはその男に対してそのまま体当たり(キック)を喰らわせて突き飛ばし、手下を全滅させ、直ぐにカマル・カーンの逃げた方向に追っていった。

カマル・カーンは屋敷の外に逃げ、馬で近くに用意してあった飛行機に向かい、それに乗って逃走を図る。が、ボンドも馬で追いかけ、離陸しようとしている飛行機に飛び乗り、飛行機の外に捕まってカマル・カーンを追った。(結局、ゴビンダとの空中での戦いを制すると、機内に入り、オクトパシーを救出し、機内から脱出した。カマル・カーンは飛行機を操縦して逃走を試みるが、ボンドの細工で操縦不能になった飛行機と共の欠けに激突した飛行機と共にカマル・カーンは散った。)

共通点は主人公(銭形/ボンド)が滑り降りてきてその場にいた人(「ケータイ刑事」では五代さん、「007」では敵)を突き飛ばしたという所、また、滑り降りる時相前後して攻撃(「ケータイ刑事」では「攻撃」と言うよりも「口撃」ですが...)を行っているというところである。何かを滑り降りるというのは珍しいことではないが、滑り降りてきて無事に到着、ということではなくて、滑り降りたところにいた他人を突き飛ばしている、という同じことが行われているのが凄いところである。また、「攻撃」も「007」ではマシンガンの乱射ということで単発ではなくて連続攻撃であるが、「ケータイ刑事」でも単発の口撃ではなくて連発して口撃をしていて、更には(ちゃん)得意の嘘泣きまで繰り出す連続口撃(攻撃)となっているというのも共通している。

相違点は、「ケータイ刑事」では殺傷能力のある攻撃は行っていないため、突き飛ばされた五代さんも無事であったが、「007」ではマシンガンという殺傷能力のある武器を使った攻撃が行われていて、敵(の手下)を殺傷しているという所である。→「ケータイ刑事」はあくまでも刑事であって、犯人を逮捕するのが仕事であるが、「007」は殺しの許可証を持っていて、悪事を企む敵を倒すことが任務であるという違いがそのまま出ているということでもある。

次回はこの連載の150回目となり、節目の数字を迎えることになるが、特に特別なことは行わず、「ある物」ということで語る予定です。(157回目で丸3年になり、13クール目に突入するのも間近ですし...)何が登場するのかはお楽しみに。

 

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