ALICE COOPER『LOVE IT TO DEATH』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1971年に発表された3rd.アルバムである。邦題はヒット・シングルから「エイティーン」と付けられていた。元祖ビジュアル系のアーティストとして知られるCOOPERであるが、本アルバムによってその名前を知られることににったということで、記念すべきアルバムである。セールスの方も本アルバムは初めて全米TOP 40入りを果たし、シングル曲もTOP 30入りを果たしている。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位35位を記録して、1971年の年間アルバム・チャートでは45位にランクインしている。(最高位が30位台で年間チャートが45位ということは、ロング・ラーになったという証でもある。)
収録曲は以下の全9曲である。『Caught In A Dream』『I'm Eighteen』『Long Way To Go』『Black Juju』『Is It My Body』『Hallowed Be My Name』『Second Coming』『Ballad Of Dwight Fry』『Sun Arise』。
この中からシングル・カットされたのは2曲で、『I'm Eighteen』はBillboardで最高位21位(年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない)を、『Caught In A Dream』は最高位94位を記録している。
お薦め曲は、彼の初めてのヒット曲になり、日本語のアルバム・タイトルの元になった曲でもある『I'm Eighteen』、同じくシングル・カットされた『Caught In A Dream』、そして『Is It My Body』と9分を超える大作の『Black Juju』と6分を超える『Ballad Of Dwight Fry』をピックアップしておく。
彼の影響を受けたアーティストたちは数多く、その影響は'70'sだけでなく'80'sや'90'sにも及んでいる。サウンドとしてはグラム系のロックであるものの、後のロック音楽に与えた影響は大きく、ロックを聴くものであれば彼のサウンドを聴いておかなければモグリである。本アルバムはそんな彼の出世作であるだけに、ロック・ファンであれば聴いておかなければならないマスト・アルバムである。たっぷりと堪能しましょう。
↓名盤であるだけに、GOLD-CDもあります。
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