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ALEXANDER O'NEAL『HEARSAY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼の2nd.アルバムである。'80'sの都会的なセンスに満ちたブラコンを聴かせるシンガーとして知られる彼の出世作となったアルバムである。アメリカ南部出身であるかれであるが、1st.アルバムもそうであったが、本アルバムでも、また現在に至るまでも、アメリカよりもイギリスに於いての方が人気の高いシンガーである。特に本アルバムは、イギリスで最高位4位を記録するヒットとなって、イギリスに於ける彼の人気を決定づけることになったアルバムでもある。尚、アメリカではBillboardにおいて最高位29位を記録している。

収録曲は以下の全11曲である。『Intro』『(What Can I Say) To Make You Love Me』『Hearsay』『The Lovers』『Fake』『Criticize』『Intro』『Never Knew Love Like This』『Sunshine』『Crying Overtime』『When The Party's Over』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『Fake』はアメリカで最高位25位、イギリスでは最高位33位を記録しているが、この曲は1988年にリミックスされて『Fake '88』としてイギリスでリリースされて、この時には最高位16位を記録している。(一応、シングルのリミックス集というアルバムをリリースしていて、そちらに収録されている、ということになりますが...)2nd.シングル以降はアメリカよりもイギリスの方がより大きなヒットになっていて、『Criticize』はアメリカでは最高位70位であったが、イギリスでは最高位4位を記録して、現時点で、イギリスに於いて彼の最大のヒット曲となっている。続く『Never Knew Love Like This』はアメリカで最高位28位、イギリスで最高位26位、『The Lovers』はイギリスで最高位28位を記録している。

お薦め曲は、ヒット・シングルの『Fake』『Criticize』『The Lovers』と『Sunshine』『When The Party's Over』をピックアップしておく。尚、『Intro』という曲が2曲あるが、これは本アルバムがLP時代にリリースされたアルバムであって、A面とB面のそれぞれ最初にリードトラックとして収録されている30秒前後の短い曲である。

サウンドの方はダンサブルでファンキーなサウンドであり、シンセサイザーを派手に使ったものである。(この辺りは'80'sらしいところである。)また、本アルバムはパーティ会場で、パーティの始まりから終わりまでというコンセプトで作られていることもあって、正にノリノリのパーティ・サウンドを聴かせてくれる。ダンサブルなナンバーは正にピッタリである。また、彼のソウルフルで、パワフルで、セクシーなボーカルも雰囲気を盛り上げるのにピッタリであって、楽しいひとときを過ごすことが出来る。

アルバムとしてのコンセプトがしっかりしていることもあって、完成度も高く、彼の代表作であり、聴いておきたいアルバムの一つである。

 

Hearsay

Hearsay

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: The Right Stuff/Tabu
  • 発売日: 2003/01/28
  • メディア: CD


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