ケータイ刑事銭形命9話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
「銭形命」の第9話「恋愛泥棒マリン再び現る! ~謎の怪盗予告事件」の「裏ネタ編」も5回目となる今回で打ち止めです。今回はミス・リーがこれを塗りたてと言った「ペンキ」について、ミス・リーが働いていた「ラーメン屋」について、これを拭いていてそれがモスター・ラーとのなれそめに繋がった「ラッパ」について、そして怪盗マリンが換金してこれを行ったということから「寄付」について記します。尚、「ペンキ」については「泪・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 6」で「塗料」として記したものをベースにして加筆しました。
また、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ペンキ」:日本語では「塗料」とも言う。着色、つや出し、錆止め、電気絶縁などの目的のために、物体の表面に塗る流動体(液体)のことである。英語では「Paint」または「Daub」と言う。尚、「ペンキ」とはオランダ語の「Pek」が訛ったものであり、漢字では「番瀝青」と表記する。
「塗料」ということでは、日本に古くからあるものとして「漆」などもこれに含まれるが、「ペンキ」と言うと基本的には明治以後になって日本に入って来た西洋塗料のこと(揮発性の油性溶剤を使ったもの)を指す。→現在では、西洋塗料でも油性のものと水性のものがあり、容易に扱うことが出来る水性ペンキの使用量が増加している。
ペンキなどの塗料は液体であって、これを塗布することで溶剤が揮発して乾燥することによって、塗られた物体の表面に薄く固まった塗膜を形成される。この塗膜が塗られた物体の見栄えを良くし、同時に保護する役割を果たすことになる。→ペンキは着色することになるが、ニスは透明であるため、塗られた物体の表面の模様をそのまま残して、その表面に保護膜を形成することになる。
塗布してからそれが固まるまでにはある程度の時間が必要である。(要するに、溶剤が揮発するための時間が必要ということである。)乾燥して固まるまでは、液体の状態であるため、そこに触れると触れたものに付着する。当然のことながら、綺麗に塗った所が乱れるのは言うまでも無く、そのまま乾燥して固まってしまうと、見栄えが悪くなってしまう。そのため、ペンキを塗った物に対しては、それが固まるまでは「ペンキ塗り立て」と注意をして、触れさせないようにする。→コメディで、「ペンキ塗り立て」という注意書きが風で飛んだり、気づかなかったりして、そこに腰を下ろしてしまって、ペンキが服に付く、というものは定番中の定番のネタですね。
誰でも服が汚れることは嫌うので、座らせないようにするには「ペンキ塗り立て」ということにするというのは最も簡単な方法である。
「ラーメン屋」:茹でた中華麺を汁に入れた料理であるラーメンを提供する飲食店のことである。現在では国民食にもなっているラーメンであるだけに、その店舗数は非常に多く、何処にでもある飲食店としてお馴染みの者である。但し、地域に密着した店から、チェーン店化した店まで色々とあって、個性的な店舗が各地にある。
店舗はカウンター席のみという店から、テーブル席のみという店、その両者を併せ持つ店がある。また、移動式店舗てせある屋台のラーメン店も数多くある。店には様々な形があるが、ほぼ共通しているのは、営業中には入口に暖簾を出しているのが一般的である。(他の飲食店や江戸時代から続くような伝統のある店舗では、営業中に暖簾を出すというのはお馴染みとなっている。店舗が暖簾を使うのは、元々は直射日光が入るのを防いだり、風が入ってくるのを防いだり、冬季の寒さよけのために使われたのだが、現在では(屋台は別であるが)これらの役割は殆ど無くなっていて、「営業中」を記す合図になっている。)
「ラッパ」:漢字では「喇叭」と記す。(が、これは中国語である。また、難読漢字であって読めないですよね...)楽器の一つであるが、特定の楽器を指すのではなくて、金管楽器全般の総称である。(トランペット、ホルン、トロンボーンなど、多数の金管楽器がこれに含まれる。)また、楽器では無いが、軍隊が信号伝達に使用する「信号ラッパ」(「軍隊ラッパ」ともいう。)もこれに含まれる。
「ラッパ」の語源は詳しくは分かっていない。一応、オランダ語の「Roeper」、サンスクリット語で「叫ぶ」の意味の「Rava」、または「Rava」に由来する中国語の「喇叭」などの諸説ある。
楽器のラッパと軍隊ラッパの違いは、前者は異なった音を出せるように複数の弁が設けられているが、後者には弁が無い。(そのため自然倍音しか出すことが出来ない。しかし、音の長短でメッセージを伝えることではこれで十分である。)
それ以外の意味としては、朝顔型の拡声器のことを指すのと、瓶の飲み物をそのまま口に付けて飲む「ラッパ飲み」の省略した言葉として使われている。
「寄付」:「寄附」と表記するのが本来であるが、現在では「寄付」の方が一般的に使われている表記となっている。
公共事業や社寺、公益施設、福祉施設、慈善事業、宗教施設などへ金銭や物品を無償で提供する行為のことである。また、災害発生時に義援金というものを集めて被災者やその復興事業に提供することが行われるが、これも寄付の一つである。更に、私立の学校(小学校から大学までの全て)では、入学者に寄付を求めるのが当たり前になっているが、これも学校の運営資金として利用されている。
日本では、寄付に関する認識がまだまだ低いが、アメリカでは日四条的に頻繁に行われていて、その金額も日本の比にならないほど莫大な寄付が毎年行われている。そういうこともあってか、英語では「Donation」「Contribution」「Endowment」「Subscription」などの言葉がある。
尚、日本でも寄付を推進するために、寄付金の税額控除が行える仕組みがあるが、まだまだ浸透していない。(寄付する団体などにも制約があって、中途半端な法律でしかないですから...)
↓こういう本があります。
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↓いくつか
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開業法・味づくり・経営のラーメンQ&Aブック―有名店主が答える (旭屋出版MOOK)
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繁盛店・行列店のラーメン最新技術―人気を呼ぶスープ・タレ・チャーシューetc.の作り方
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