コシミハル『CHANSON SOLAIRER』 [音楽(特撮/邦楽)]
表題のアルバムは1995年に発表されたものであり、しかもシャンソンの名曲のカヴァー集である。彼女は、様々な音楽に触れてきたこともあって、デビュー当初からの音楽的な変化が激しいが、フランスの曲を取り上げるようになった彼女としては、シャンソンを日本語にして歌ったということで、一つの終着点にまで到達したアルバムと言ってよいものとなった。
収録曲は以下の全12曲である。『詩人の魂』『パリのお嬢さん』『小さな靴屋さん』『パダン・パダン』『ロマンス・サン・パロール』『愛の小道』『ショパンの思い出』『パリの空の下』『セ・シ・ボン』『メケ・メケ』『ブン』『聞かせてよ、愛の言葉』。
お薦め曲は、『パリのお嬢さん』『小さな靴屋さん』『愛の小道』『パリの空の下』『セ・シ・ボン』『聞かせてよ、愛の言葉』という所をピックアップしておくが、曲名だけではピンと来ないかも知れないが、メロディを聴くとお馴染みの曲だと言うことが分かるものばかりである。
シャンソンというと、日本では一部のファンの間では指示されているものの、全体的には今一つ知られていない。(と言っても、フレンチ・ポップスも日本ではマイナーと呼ばれる範疇になってしまいますが...)が、お馴染みの曲がいくつかあって、ひれらは誰でも耳にしたことがあるでしょう。本アルバムにはそういう曲がいくつかあるだけに、「シャンソン」と言っても特に肩を張る必要もなく、気軽に聴くことが出来るようになっている。また、ポップ・テイストな曲もあるだけに、親しみも持てる構成になっている。
尚、クラシック音楽と言っても良い曲も含まれているが、あくまでもフランスの作曲家の音楽であり、「フランス」ということで統一していることにもなり、ちょっとしたスパイスになっていることを思えば、これはこれで宜しいかと...
シャンソンがお好きな方であればじっくり聴き、そうでない方もシャンソンに触れてみるということで耳を傾けてみたら宜しいかと...
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