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ケータイ刑事銭形泪24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 11 [ケータイ刑事]

銭形泪」の2nd.第11話(通算では第24話)「雨音は殺しの調べ ~男子三楽坊殺人事件」の裏ネタ編・増補は4回目(通算では11回目)となる今回で打ち止めです。今回は真犯人が男子三楽坊のこれだったということから「リーダー」について、事件はこれだったと言うことで「自作自演」について、竹本の犯行動機がこれを知られたということで「秘密」について、そしてこれを強要されたということから「引退」について記します。尚、「自作自演」については「・13話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/5/9、11、12、15、19、20、23日付けで記しています。)

リーダー」:英語では「Leader」と「Reader」があって、日本語ではいずれもが「リーダー」である。が、一般的に「リーダー」というのは「Leader」の方であって、指導者、先駆者、統率者、代表者のことである。

基本的に、団体(組織)には必ずいることになる。小さな組織であっても、その中心となる人がいる。(会社で例えると、社長が会社のリーダーということになるが、部長、課長、係長、班長も、それぞれ部、課、係、班でのリーダーということになる。また、店舗でも、店長がリーダーであるが、やはりそれぞれの段階でのリーダーが存在する。(完全な個人商店の場合はいないということになりますが...))

但し、会社組織や官庁では、役割としては「リーダー」であっても、その地位の名称は「社長」をはじめとして別の名称で呼ばれるのが一般的である。また、スポーツのチームでは「キャプテン(主将)」と呼ばれる。

この物語で語られた「リーダー」は、男子三楽坊という3人組の中心的な存在という意味でのリーダーということになる。

それ以外の「リーダー」ということでは、英語の「Learder」では、欧州でコンサートマスターのことを指したり、アメリカでは楽団(バンド)をとりまとめる人のことを指す。(役割としては、団体をまとめる役を務めるので、上述の「リーダー」と同じであるが、「リーダー」というのが一つの役職と言ってもよいものになっている。)また、印刷物に使われる点線のことも「リーダー(Leader)」と言う。(これには「二点リーダー」と呼ばれる「‥」と「3点リーダー」と呼ばれる「…」とがある。)

一方、英語の「Reader」としては、読書教本のこと、雑誌の読者のこと、読書家のこと、原稿を読み上げる人のこと、本の朗読者のこと、情報を記録したメディアを読み取る装置(初期コンピューターにあった「カードリーダー」はこれに含まれる。)のこと、などがある。

英語では「Leader」と「Reader」は全く別のものであるが、日本語でカタカナ表記をするとどちらも「リーダー」となってしまって区別出来なくなってしまう。(前後の文脈から判断することは可能なので、それによって判断することになる。)→こういう所は言葉の面白いところでもありますね。

自作自演」:本来の意味は、演劇、映画、音楽などにおいて、ある人物が創作した作品を、その人物本人が自ら演じたり演奏することを言う。そこから転じて、犯罪の世界で、狂言誘拐、狂言強盗などのように、(事件の)筋書きを考えて、他人を欺すことを目的としてその本人が仕組んだ犯罪のことを言う。

犯罪での「自作自演」は、筋書きを考えた人物が主犯(筋書きを書くので、全てはその人物の思惑で進められていくことになる。)であるものの、その筋書きに於いては被害者を装っているというものが一般的である。この物語でも、正にその通りでした。

一方、本来の意味である芸術の世界に於ける「自作自演」は、これを行うクリエイター(アーティスト)は想像力が豊かであって才能のある芸術家だと評される。これは、演劇や映画であれば、少なくとも脚本、演出、主演はその本人が担うのが一般的であるためでもある。また、音楽の世界でも、作詞作曲までを担当しているのは当たり前であるためでもある。(シンガー・ソングライターと呼ばれる人は自作自演をしているということになる。)

ところで、見方を変えて考えると、犯罪の世界での自作自演というと、筋書きを作るのは演劇の世界では脚本を作ることと同じであり、(犯行を)実行する際には演技をするということになる(しかも、その犯罪行為では中心的な存在であるため、「主演」と言っても良い。よって、犯罪の世界での「自作自演」と演劇の世界の「自作自演」というのは、共に近いものがあると言うことが出来る。但し、「演劇」では、人(観客)を欺すというのではなくて、メッセージを伝えるとか、娯楽を提供すると言うことで楽しませるものであるが、「犯罪」では人を欺すことが必ず含まれるというのが根本的に違う所である。

秘密」:外部に知られたくない情報のこと、隠して表に出さないこと、公開しないこと、またその内容のことである。英語とフランス語では「Secret」(但し発音は異なる)、ドイツ語では「Geheimnis」、イタリア語では「Segreto」、スペイン語では「Secreto」と言う。

個人であっても、組織であっても、何らかの秘密はあるものである。個人では「プライバシー」と言う言葉で語られることが多く、組織では「機密」と言われることがある。(会社では「営業秘密」「企業秘密」ということもある。)また、近年では仕事上、情報が他に漏れることを防ぐために、秘密を守るという契約(秘密保持契約、守秘契約、などと呼ばれる。)を結ぶことが当たり前になっているが、この契約によって生まれるものも「秘密」ということになる。

この物語では、竹本の耳が聞こえない、というものであり、これは個人の病気に関することである。個人の病気の内容については、医師は守秘義務を負うため、その内容は歴とした秘密ということになる。それだけに、それをネタにして脅していた被害者も被害者であるということになる。(だからと言って、殺害して良い、ということにならないのは当然である。)尚、こういうことは、マスコミがかぎつけると、それを報道して騒ぎ立てるというのがよくある。特に芸能人であれば、芸能レポーターたちが押し寄せて騒ぎになるのだが、この物語ではそういうものが出てこなかったということで、「秘密」の保治は成功していたということになりますね。尚、騒ぎにしてかき立てる報道機関は「マスコミ」ではなくて「マスゴミ」というのであるが、事件後は男子三楽坊はそのマスゴミの餌食になったのは間違いないでしょうね。

引退」:官職や就いている地位から退くこと、現役から退くことを言う。尚、役職から退く場合は「退任」または「退役」ということもある。英語では「Retirement」と言う。

プロスポーツ選手の場合は、現役を退くことを言い、これをすることで選手ではなくなる。しかし、自らの意思で引退する選手というのは一握りであって、衰えなどを理由として、翌シーズンの契約をしないということで、引退を余儀なくされる選手の方が多いのが実情である。

また、高校や大学のスポーツでも、最終学年で大会などが終了してしまうと、卒業までの在学中には試合が無い時期を迎えることになるが、この場合も「引退」と呼ばれる。(この場合は、高校、または大学の大会からは離れることになるが、卒業後の進路先で、選手として続けることは可能であり、競技から「引退」するとは限らない。)

また、人間以外でも、鉄道車両などが運行から外れて利用されなくなることを「引退」と言う。引退した鉄道車両は、廃車となって解体処分されるものが多いが、一部は展示用車両として鉄道博物館をはじめとした場所に展示されることもある。(基本的には人の輸送用途には使用されない。)

誰でも、現在の仕事から離れる日、則ち、引退する日がいずれやってくることになる。(中には生涯現役でいて、死亡するまで現役でいるという人もいるが、これは希である。)サラリーマンであると、定年退職の時ということになるが、それを考えると、この物語の竹本や、スポーツ選手などは余りにも若い内に引退を余儀なくされるものである。

 

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