三代目明智小五郎~今日も明智が殺される#4 [ドラマ]
今後の方向性が見えた物語で、あのもじゃもじゃマントの正体が明らかになった物語。それでいて、小林少女のコスプレ(今回は巫女姿)もしっかりと用意されていて、楽しめた物語でした。(ただ、今回の明智殺害計画は偶然に頼るというところもありましたけど...)
明智は、探偵志望の少女・岡本桃子を雇っていたことから、小林少女はライバル心向きだしで対抗する。が、桃子は明智家のファンであって、明智のことは何でも知っていた。(古本屋で中五郎の日記を手に入れていたが、そんなものがどうして古本屋にあるの?)
そんな中、事件調査の依頼が舞い込んだ。喜ぶ明智たちが向かったのは、中五郎の母校の小学校だった。が、現在は廃校になっていて、体育館の中は荒れていた。また、この学校ではピアノが突然鳴ったり、物が動くという不思議なことが起きていると言うことだった。中五郎はそれは「ツクモガミ」の仕業だと説明した。
何だかんだで、中五郎めがけてバレーボールが飛んできたりして、身を躱す中五郎。跳び箱の上に乗り、落ちてきたバーベルを避けたまでは良かったが、跳び箱から転落して死亡してしまった。
小林少女が体育館にやってくると、そこには明智の死体と幽霊の明智が現れた。このままだと桃子に死体を発見されて、警察を呼ばれてしまう。ということで、小林少女は明智の死体を運動場の砂場の中に隠した。で、いつものように幽霊の明智は蘇るために事件の謎を解き始めた。
やがて、運動場では野良犬が現れて明智の死体の死臭に気づきはじめ、更に高田刑事までもが姿を現した。で、急がなければ、ということになる。
いつものように、明智は「こんな僕でも解ける事件があるようだ」と口にして、小林少女と共に明智殺害のトリックを語る。実は体育館には大がかりな仕掛けが用意されていて、桃子が投げたバレーボールによって起動して、ドミノ倒しの要領で様々な仕掛けが動き、最終的に明智の頭にバーベルが落ちてきて「THE END」となるはずだった。→それを躱したのだから、計画は失敗したと言えるが、跳び箱から転落死してしまったということだった。(こういうことで死亡したと言うのなら、保険会社は「事故」と判断しそうだが、そこに至った仕掛けがあると言うことで、やっぱり殺人事件ということになる。ただ、こういう展開ならば、「殺人罪」ではなくて「殺人致死罪」ですね。)
桃子は実は明智の小学校時代の同級生であり、しかも怪人二十面相の孫の三代目怪人二十面相だった。で、色々と明智に因縁話をして、「三代目同士の宿命」ということで、明智の前に立ちはだかることになった。
(小林少女曰く)「もじゃもじゃマント」の正体は怪人二十面相の孫ということで、簡単に予想できてしまい、意表を全く突かないものであったが、こういうユルユルな所がいいですね。今後は明智との間の因縁話として対決していくことになるのでしょう。ただ、「三代目怪人二十面相」というのは余りにもストレートで、もうちょっと捻りが欲しかった...
明智の過去を明かし、ライバルの登場ということで、今後の展開がより楽しみになってきた物語であったが、本作のポイントはしっかり抑えてあったので、漫画のようなトリック(ドミノ倒しで大がかりな仕掛けを作ると、何かとトラブルが生じて上手く行かないことがある。今回のように体育館で、しかも扉を完全に閉め切っていないという環境だったら、風の影響で計算が狂ってしまうということも多々あるので、そういう仕掛けをした三代目怪人二十面相というのも計算が足りないように思ってしまうのですが...)もあまり気にはなりませんでした
ところで、怪人二十面相の本名は遠藤平吉であるが、三代目の本名は、姓は遠藤と分かるが、下の名前は何でしょうかねぇ?
それにしても、こういうノリならば、土曜日23時のBS-TBSの枠でも放送したらいいのに...(そうすると、全国放送にもなるのに...)
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