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ケータイ刑事銭形命13話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

1クールしかない「銭形命」であるが、その裏ネタ編も今回からは最終話(第13話)の「愛のメモリーよ、永遠に! ~売れっ子作曲家殺人事件」に突入です。(何だかんだで小分けして引っ張ってきたので、1話について1.5週ぐらい持ったものの、1クールしかなかっただけに、やはり早いですね...)初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から「『愛のメモリー』」について、「売れっ子」について、「作曲家」について記します。尚、「『愛のメモリー』」については「・39話(3rd.13話)[裏ネタ編]」で、「売れっ子」については「・15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして加筆しました。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

『愛のメモリー』」:1977年8月にシングル曲として発売され、オリコンで最高位2位を記録する大ヒットとなった曲で、松崎しげるの代表曲である。また、現在では多くのミュージシャンがカヴァーするスタンダード・ナンバーとなっている。(1970年にデビューしていて、シングルを多数リリースしているため、何枚目のシングルなのかまでは分かりませんでした。)

元々は、1976年のスペイン・マジョルカ音楽祭(欧州での「○○音楽祭」というのは色々とあるが、60年代から70年代が最も華やいでいた時期でもあった。)に出場した『愛の微笑』という曲として生まれた局である。音楽祭では、松崎しげるは最優秀歌唱賞を受賞し、この曲は第2位に輝いた。(しかし、日本では殆ど盛り上がらずだった。)しかし、翌年になってCMソングとして使われたことで注目されることになった。で、歌詞の一部を修正し、タイトルを『愛のメモリー』と変えて、満を持してのリリースとなった。リリースされると大ヒットを記録して、1978年の選抜高校野球(春)の入場行進曲に使用された。

作詞はたかたかし、作曲と編曲は馬飼野康二である。国際的な舞台に出す曲ということで、スケールの大きな曲にする、ということで力が注がれることになる。また、シンガーも歌唱力のあるシンガーを起用するということで、松崎しげるが選ばれた。

カヴァーの方も色々と行われているが、その殆どはアルバムの中の1曲ということが多い。そんな中、注目されたカヴァー曲は、2005年に及川光博がカヴァーしたものである。これはTVドラマ「富豪刑事」の主題曲として使われたためでもある。また、このドラマには松崎しげるもゲスト出演して、及川光博とデュエットするというサービスがあった。また、「ケータイ刑事」では「海・3rd.」と「命」でしばしば登場しているが、「命」ではサックスによるインスト・バージョンまで登場しているが、メロディも綺麗な曲ならではの美しさもある。「名曲はいつの時代でも名曲である」という言葉が正しいことを証明する一曲でもある。

尚、1976年のアメリカ映画「OBSESSION」(ブライアン・デ・パルマ監督、クリフ・ロバートソン主演)の邦題も「愛のメモリー」であるが、松崎しげるの『愛のメモリー』とは全く関係ない。(そもそも、この映画の方が先に生まれている。)この映画はカルト作品として知られている作品であり、ヒッチコック監督の「めまい」を意識した所がある心理サスペンス作品である。

売れっ子」:とても人気があって持てはやされている人のこと、すなわち「人気者」のことである。しかし、人気というのは常に変化しているので、ある意味では「流行している人」と言っても差し障りは無いでしょうね。また、「流行児(はやりっこ)」という場合もある。

元々は、花柳界に於いて、方々でお座敷のかかる人気のある芸妓のことを「売れっ妓(こ)」と言っていた。それが転じて、花柳界以外でも人気のある人に対して呼ばれるようになった。但し、芸妓ではないため、漢字の「妓」は「子」に置き換えられて「売れっ子」という表記になった。また類義語としては「寵児」「花形」「流行児」「人気者」という言葉がある。

尚、英語では「Popular Person」または「Sought-after Person」と言う。(前者は「人気者」、後者は「引っ張りだこの人」というのが本来の意味である。

作曲家」:音楽を作り出すことを生業としている人のことである。音楽のジャンル(クラシック音楽、ポピュラー音楽、民謡、歌詞のない曲、映画音楽(スコアなど)、その他)に関係なく、曲を作る人のことを言う。日本では、主にクラシック音楽を作る人のことを「作曲家」またはその英単語を直訳して「コンポーザー」と言う傾向が強く、ポピュラー音楽(歌謡曲やJ-POPなど)を作る人のことを「ライター」または「ソングライター」と言う傾向が強い。また、曲を作るだけでなく、自作自演で曲を作って歌う人のことを「シンガー・ソングライター」と言う。

ただ、古くから伝わる民謡などでは「作曲者不詳」ということも珍しいことではないが、これは曲自体が代々受け継がれてきて、最初に作られた時の譜面などが残っていないことにもある。また、人々の間で演奏することで受け継がれてきて、時と共に多少の変化(「編曲」と言うことが出来る。)も加わっている。また、ジャズなどでは、その場で即興的に演奏されることもよくあることであって、その場で新しい曲が作られる場合もある。しかし、即興演奏で曲を作る人のことは「作曲家」とは呼ばず、「音楽家」または「演奏者」と呼ぶのが一般的である。

音楽は古くからあるものであるが、「作曲家」ということで認識される用になったのは比較的新しく、楽譜が体型付いて完成してからということになる。(現在の五線譜による楽譜が完成したのは17世紀になってからであって、せいぜい400年程度である。)

英語では「Composer」と言うが、「Writer」もしくは「Songwriter」と言うこともある。英語でも、クラシック音楽の作曲家のことは「Composer」、ポピュラー音楽ま作曲家のことは「Writer」または「Songwriter」と言う傾向がある。

この物語に登場した作曲家は、歌詞のある曲を作る売れっ子ということだったので、所謂「歌謡曲」などのポピュラー音楽の作曲家である、と思われる。

 

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