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BRUCE HORNSBY & THE RANGE『THE WAY IT IS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。ピアノをフフィーチャーとたメロディ・ラインの綺麗な曲『The Way It Is』の大ヒットと合わせて、アルバムも大ヒットを記録して、彗星の如く現れた記念すべきアルバムである。本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位3位を記録していて、1987年のBillboard年間アルバム・チャートでも4位にランクインする大ヒットとなった。

収録曲は以下の全9曲である。『On The Western Skyline』『Every Little Kiss』『Mandolin Rain』『Long Race』『The Way It Is』『Down The Road Tonight』『Wild Frontier』『River Runs Low』『Red Plains』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。アルバム・タイトル・ナンバーでもある『The Way It Is』は1週だけだったとはいうものの全米No.1の座を獲得し、1987年の年間シングル・チャートでも8位にランクインする大ヒットとなり、彼らの名前をいきなりメジャーなものにした名曲である。『On The Western Skyline』を挟んで『Every Little Kiss』が最高位14位を記録し、『Mandolin Rain』は最高位4位、1987年の年間シングル・チャートで65位にランクインしている。

本アルバムからのお薦め曲は、現在でも時折耳にすることのある名曲『The Way It Is』とヒット・シングルの『Mandolin Rain』と『Every Little Kiss』、シングル・カットされている『On The Western Skyline』、そして『Red Plains』をピックアップしておく。

'80's中期には、所謂「産業ロック」と呼ばれる売れ線を狙ったロック・ナンバーと、技術的にも進歩してきたシンセサイザーを中心にしたエレクトリック・サウンド(所謂「エレポップ」)が氾濫するようになり、音楽シーンに新たなものが求められていた時期でもある。そんな時に現れたのが、メタル・バラードを中心としたバラード・ナンバーと、彼らの様なメロディ・ラインの美しさを追求したサウンドであった。(メタル・バラードも大ブームとなりましたね。)特にピアノを中心としたシンプルでありながらも洗練された彼らの奏でるメロディは心の清涼剤となって、後に来るゆっとりとしたワールド・ミュージックやヒーリング・ミュージックのブームに繋がることになったのはご存知の通りである。

現在でもよく耳にするのは、忙しい毎日の中で心を休めたいと思った時に心を癒してくれるだけの魅力が本アルバムにはあり、そういうものは永遠に変わらないと言うことでもある。時々聴くためにも本アルバムは手元に置いておきたい一枚である。

 

The Way It Is

The Way It Is

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA Records
  • 発売日: 1991/10/05
  • メディア: CD

ザ・ウェイ・イット・イズ(紙ジャケット仕様)

ザ・ウェイ・イット・イズ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.
  • 発売日: 2009/08/05
  • メディア: CD

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