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ケータイ刑事銭形命13話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形命」の最終話(第13話)の「愛のメモリーよ、永遠に! ~売れっ子作曲家殺人事件」の「裏ネタ編」の3回目となる今回は、松山さんが出会った桃子と関係する事柄から「弾き語り」について、「ブローチ」について、バイト先がここということで「喫茶店」について、殺された時にこれを持っていたということから「会葬礼状」について記します。尚、「ブローチ」については「・12話[裏ネタ編]PART 6」で、「喫茶店」については「・26話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして多少の加筆をしました。

また、この物語について、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

弾き語り」:1人の人がギターやピアノなどの楽器を演奏しながら同時に歌を歌うことである。特に(アコースティック)ギターが使われることが多く、フォーク、ニューミュージック系のシンガー・ソングライターがこれを行う傾向が多い。

元々の意味は、浄瑠璃などに於いて、1人の人物が三味線などを弾きながら語ることを指していた。(「語る」という点ではこちらの方が合致していて、ギターの弾き語りは語っているのではなくて歌っているので「弾き歌い」というべきところですが...)→日本古来の箏曲や長唄などを、楽器を演奏しながら歌うことを「弾き歌い」と言い、浄瑠璃での「弾き語り」とは区別されている。

日本では1960年代後半にフォーク系のミュージシャンたちがギターの弾き語りを始め、1970年代になってフォーク系のシンガー・ソングライターが定着させた。(その当時、「弾き歌い」と言っても良かったのですがね...ただ、歌うというよりも路上などで通行人などの少人数に対して語るように歌っていたということから「歌い」ではなく「語り」、すなわち「弾き語り」と呼ばれるようになったとされている。)

現在では、音楽シーンに於いて、特にライヴではソロ・シンガーであれば当たり前のように、バンドであってもメンバーの1人にスポットを当ててその人が行うということがある。また、21世紀になってからは、使用される楽器としてギターやピアノだけでなく、エレクトリック楽器(キーボード)が使われたり、本来の言葉の意味から離れて複数人が行うという「弾き語り」が生まれている。→言葉の本来の意味からはかけ離れているが、芸術の世界や言葉も変化していくということの証でもある。

ブローチ」:装身具の一つであり、主に洋服の襟元や胸の位置にピンで留める装飾品である。英語では「Brooch」、ドイツ語では「Brosche」、フランス語とスペイン語では「Broche」(但し、発音は異なる。)、イタリア語では「Spilla」、韓国語では「プロチ」と言う。

歴史は古く、古代の青銅器時代から存在していたことが確認されている。その中でも古代ギリシャやローマ時代には、衣服を留めるのに使用されていた「フィブラ」と呼ばれるピンとして発展する。フィブラは当時の人々にとっては実用的なものであり、現代で言うとズボンのベルトのような衣服の必需品である。そのフィブラが次第に装飾の部分がより大きくなり、派手になっていったものとされていて、これが現在のブローチの元になったと考えられている。(フィブラの機能面が発展したものとして、現在の「安全ピン」がある。)

装飾部分が派手になっていくということは、その物の機能面では既に完成したものになっていたということでもある。が、同時に時代が進んで行くに従って衣服も進化していくことになって、フィブラ自体は不要なものとなっていくが、装飾目的となったブローチだけは受け継がれていくことになる。

やがて、金、銀などを加工した豪華なものが登場し、王侯貴族の間では更に宝石を使ったものなども登場し、豪華さが競われていくことになる。やがて、一般人の間でも装飾品として広がっていき、19世紀にはもはや完全な装飾品として定着することになった。現代でも装飾品として定着していて、金銀宝石などを使った豪華なものだけでなく、プラスチック、木などを素材としたものまで、様々な素材が使用されている。

喫茶店」:コーヒーや紅茶などの飲み物と、菓子、果物などの軽食を提供する飲食店である。(尚、飲み物の中に酒類は含まれない。→日本の法律(食品衛生法)では、喫茶店営業に「酒類以外の飲み物又は茶菓を客に飲食させる」という規定がある。)

略して「茶店(さてん)」と呼ばれているのが一般的であるが、最近では「カフェ」と言う言い方も広まっている。また、英語では「Coffee Shop」という。

「喫茶店」と言うと「コーヒー」というイメージが定着しているが、コーヒーではなくて「紅茶」を中心にする店や、日本茶を中心として提供する喫茶店もある。これらも全て「喫茶店」であるが、コーヒー中心の店舗を「コーヒーショップ」、紅茶が中心の店を「ティーハウス」、日本茶が中心の店は「茶店(ちゃみせ)」または「茶屋(ちゃや)」と言うように区別して呼ばれることもある。

よく誤解されていることとして、喫茶店は「喫煙できる場所」であり「茶を提供する店」ということがあるが、「喫茶」という言葉は「茶を飲む」という意味であり、「喫茶」の「喫」は「喫煙」を意味しているのではない。そのため、最近の分煙の広がりによって、完全に禁煙という喫茶店も存在する。しかし「近縁喫茶店」は言葉の上では語弊はない。

また、「喫茶店」というと「モーニングサービス」も独特のものである。「モーニングサービス」は何と言っても中京地区のものが激しい競争の下で行われていて、コーヒー1杯の値段でトースト、ゆで卵が付いてくるというのが特徴である。(開店から朝10時、または11時までというのが一般的である。)当然、中京圏以外でも「モーニングサービス」は行われているが、朝の時間限定メニューがあるというものが一般的である。そのため、コーヒー1杯の値段で提供されるというものではなく、中京圏の「モーニングサービス」とは内容は異なっている。(一応、割安のセットメニューということになっていますが...)

喫茶店は人との待ち合わせ場所としたり、外回りの営業マンが一休みするのに利用したり、と言うように様々な形で利用されている。そのため、何処にでもある店の一つである。そのため、他店との差別化のために「音楽喫茶」として店内で音楽をかけることに特徴としている喫茶店などもある。(最近では有名な音楽喫茶の閉店というニュースもよく耳にしますが...)

会葬礼状」:「会葬」とは葬儀に参列することを言う。また「礼状」とは謝礼の気持ちを表した書状のことである。ということで「会葬礼状」とは、葬儀に参列した際、遺族から参列者に対してそのお礼の気持ちを伝える書状、手紙のことである。

本来は遺族が参列者の一人一人に挨拶をして回るべきところであるが、それを「礼状」だけで済ませたものである。

尚、都合によって葬儀に参列出来なかった人が参列者に香典を預けるということは一般的に行われているが、その場合、香典を預かって参列した人は、記帳の際には預かった人の名前も記し、「代理」と書いておく。また、会葬礼状も自分の分と預かった人の分を貰って、後から預かった人に会葬礼状を渡すのが正式な決まりとなっている。→そのため、会葬礼状を持っていると言っても、実際に葬儀に参列したというアリバイ証明にはならない。

ところで、よくある間違いとして「会葬令状」と記される場合がある。「令状」とは命令を記した書状であり、強制処分の執行を行うことを許可するものである。そのため、感謝の気持ちを伝えるものではない。「令状」としては「逮捕令状」「捜査令状」「差押さえ状」などが知られている。尚、「令状」という意味を考慮して「会葬令状」の意味を解釈すると、「葬儀に参列しなさい」という参列命令書ということではあり得ますね...

 

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